ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

「水沢腹堅」っていうらしい。

2012年01月27日 | 季節の話題
 一月に入って、全国的に寒い季節が到来し、関東、甲信越地方でも一昨日頃から雪がたくさん降って、いたるところで自動車交通だけでなく、多くの通学、通勤の日々の道が困難になったり、滑ったり、転んだりと大騒ぎと言うべきか、大変混乱していて、迷惑千万なことだというお天気状況である。 

 昨日は京都と言っても比較的温かい地域に位置する、私の住む京田辺地域でも、小雪が舞い、大阪に車を走らせていたのだが、大阪でも昼過ぎに、めったに降らない雪が舞っていて、子どもたちは大喜びの様子であった。

 いつもの歳時記カレンダーによれば、1月6日が「小寒」で、先週の21日が「大寒」だったのだが、1年の72候によれば、大寒の次の候が昨日の「水沢腹堅」、すなわち「すいたくふくけん」、厳しい寒さで沢が凍って滑る頃という時期とされているらしいのだが、皆さんはご存知でしたでしょうか。

 北国にお住まいの方々にとっては、この雪の季節も例年の如く寒いことは寒いけれど、ちょっと今年は雪が多いなぁと言った感じなのかも知れませんが、毎年の冬にはあまり雪が降らないという地域の皆さんにとっては、青天の霹靂といった感じで、日々の暮らしの中にむ、とんでもない凍結や雪かきといった慣れない仕事や、注意を要する事象が発生していて、「雪景色」を楽しむなんていう余裕や風情もないかもしれません。

 この「水沢腹堅」を自分流に解釈すると、いつもはサラサラと流れている近くの沢が凍ってしまい、一面の氷に覆われた堅いお腹の様になってしまっている様を、昔の人が「水沢腹堅」と称したのだろうと推察するのですが、我が奥さんは気温が氷点下になるとの天気予報があったら、小さなアルミのボールに水道水を入れて、玄関先や居間の外に出して置いて、ちょっとした氷が張るのを楽しみにしている様子なのですが、一昨日は置き場所が適切ではなかったためか、凍らず残念がっていました。

 ともかく、八百屋のお客さんとの会話でも、特にご年配のご婦人たちは、「寒いですね」と強調されることが多いのですが、天気予報で知らされる「北海道」地方の旭川、根室、釧路、網走、稚内などの氷点下10数度、時にはマイナス30度という様な「しばれる」空気のことを想像しただけで、我が住まいのある京都府南部のせいぜい0℃前後の冷えの現状は、まだまだ温かな方だと言わねばなりません。

 私の息子夫婦は、奥さんが沖縄出身ということもあって、結婚して後はずっと沖縄に住んでいるのですが、20度を割ると「寒い」と感じる様子で、特に女性たちは沖縄での「冬」を楽しみ、ファッションとしての服装やブーツを履く機会が非常に少ないので、みんな競い合う様にコートやマフラー、そしてブーツや手袋を着用する様ですが、先日の恒例の「探偵ナイトスクープ」で、沖縄の人は、「タイヤチェーン」や「毛皮のコート」、また「炬燵」は使うのだろうかというテーマがありましたが、チェーンは殆ど知らず、毛皮のコートは笑いを誘い、炬燵は意外にも電気を入れなくてもテーブル代わりにあるという現実でした。

 「おーい、沖縄の息子よ」、昨日が「水沢腹堅」という候だったことを知っているかい?、東南アジアや台湾、中国からやってきている観光客たちが、東京、横浜、鎌倉、そして京都で、雪を観て大変喜んでいる様子が報道されていましたが、処変れば「雪また良し」ということでしょうね。


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