
京田辺市という小さな6万都市には、いろんな名所がある。
一番有名なのは一休禅師が晩年を過ごされた「酬恩庵・一休寺」である。
次は、今年20年目となる同志社大学京田辺キャンパスだろう。
さて三番目に、私は写真の学校法人雑創の森学園・そよかぜ幼稚園を推す。
この私学の幼稚園の建物は1977年の創立時に建設された一際ユニークな建造物であり、新進気鋭の建築家、六角鬼丈氏の設計と風と水の彫刻家である新宮晋氏のデザインと教育家、小笠原浩方氏の構想など、三人による作品でもある。
京田辺市大住虚空蔵谷の小さな森の中に佇むこの建物たちは、初めて観る人たちにとっては、まるで宇宙ステーションか新興宗教の本山の様なユニークかつ威風堂々としたものである。
特に幼稚園園舎の七つのコンクリートの打ちっぱなしの塔の様な建物には、各々横文字で七つの言葉が刻まれていて、学園の目指す教育の大切なイメージとなっている。
三つの対になっている言葉の他に、ひとつ余る七つ目の言葉として、「Biocycle」、すなわちビオサイクルと言う造語が刻まれている。
このビオサイクルこそ地球の成り立ちの基本である、命の循環であり、あらゆる生命体は、この地球上でお互いに関係しあい命の循環の中で生きているということの証を求めて、教育に携わるということなのだろうか。
実は私は、この雑創の森学園の一角で、財団法人プレイスクール協会という子ども達の「遊び場活動」のリーダーとして12年間、この学園を拠点としたスタッフとして、子ども達と共に遊び多くのことを学ばせていただいたのである。
四月十三日は、この学園の下の少し谷あいに室町時代から、虚空蔵菩薩を本尊とする大住虚空蔵堂という小さな祠があって、毎年四月十三日には「知恵の十三参り」として有名な行事がささやかに行われているのである。
創立以来30年目の今朝も、この「そよかぜ幼稚園」では入園式が行われ、35名の小さな三歳児が式に参列した後、恐る恐る谷筋を少し下った、お堂に親御さんとお参りをされたことだと思う。
まだ数えで十三歳にはほど遠い幼子達だが、知恵授かりの菩薩さんがいるとなると、親としては参らずに帰るわけには行かないだろうし、幼稚園の前の駐車場の横ではプレイスクールのスタッフたちがテントを張って、何やら昔懐かしい「あてもん」や「おもちゃ」のお店を開いていて、子ども達には大人気なのである。
大人には、桜餅と抹茶の簡単な野点のお茶席もあり、桜がまだ咲き乱れる大住虚空蔵谷の森の春を愉しむ風情があって、ほっと一息できる場所となっていた。
虚空蔵谷への参道の小路には大小のお地蔵様が数十体も安置されていて、各々のお顔や姿が、またユニークで愉しましてくれるのである。
決して室町時代からあるお地蔵様ではなく、ここに雑創の森学園が出来てから、虚空蔵さんを守る会なる有志達が、心を込めて各々のイメージでお地蔵さんを創作し彫ったものなのである。
皆さんも機会があれば、京都嵐山の法輪寺さんよりも歴史的には古い虚空蔵菩薩が安置されている、大住虚空蔵さんへ足を向けていただけたら、建築界でも著名な雑創の森の建造物も一緒に愉しんで観ていただくことが出来るでしょう。
一番有名なのは一休禅師が晩年を過ごされた「酬恩庵・一休寺」である。
次は、今年20年目となる同志社大学京田辺キャンパスだろう。
さて三番目に、私は写真の学校法人雑創の森学園・そよかぜ幼稚園を推す。
この私学の幼稚園の建物は1977年の創立時に建設された一際ユニークな建造物であり、新進気鋭の建築家、六角鬼丈氏の設計と風と水の彫刻家である新宮晋氏のデザインと教育家、小笠原浩方氏の構想など、三人による作品でもある。
京田辺市大住虚空蔵谷の小さな森の中に佇むこの建物たちは、初めて観る人たちにとっては、まるで宇宙ステーションか新興宗教の本山の様なユニークかつ威風堂々としたものである。
特に幼稚園園舎の七つのコンクリートの打ちっぱなしの塔の様な建物には、各々横文字で七つの言葉が刻まれていて、学園の目指す教育の大切なイメージとなっている。
三つの対になっている言葉の他に、ひとつ余る七つ目の言葉として、「Biocycle」、すなわちビオサイクルと言う造語が刻まれている。
このビオサイクルこそ地球の成り立ちの基本である、命の循環であり、あらゆる生命体は、この地球上でお互いに関係しあい命の循環の中で生きているということの証を求めて、教育に携わるということなのだろうか。
実は私は、この雑創の森学園の一角で、財団法人プレイスクール協会という子ども達の「遊び場活動」のリーダーとして12年間、この学園を拠点としたスタッフとして、子ども達と共に遊び多くのことを学ばせていただいたのである。
四月十三日は、この学園の下の少し谷あいに室町時代から、虚空蔵菩薩を本尊とする大住虚空蔵堂という小さな祠があって、毎年四月十三日には「知恵の十三参り」として有名な行事がささやかに行われているのである。
創立以来30年目の今朝も、この「そよかぜ幼稚園」では入園式が行われ、35名の小さな三歳児が式に参列した後、恐る恐る谷筋を少し下った、お堂に親御さんとお参りをされたことだと思う。
まだ数えで十三歳にはほど遠い幼子達だが、知恵授かりの菩薩さんがいるとなると、親としては参らずに帰るわけには行かないだろうし、幼稚園の前の駐車場の横ではプレイスクールのスタッフたちがテントを張って、何やら昔懐かしい「あてもん」や「おもちゃ」のお店を開いていて、子ども達には大人気なのである。
大人には、桜餅と抹茶の簡単な野点のお茶席もあり、桜がまだ咲き乱れる大住虚空蔵谷の森の春を愉しむ風情があって、ほっと一息できる場所となっていた。
虚空蔵谷への参道の小路には大小のお地蔵様が数十体も安置されていて、各々のお顔や姿が、またユニークで愉しましてくれるのである。
決して室町時代からあるお地蔵様ではなく、ここに雑創の森学園が出来てから、虚空蔵さんを守る会なる有志達が、心を込めて各々のイメージでお地蔵さんを創作し彫ったものなのである。
皆さんも機会があれば、京都嵐山の法輪寺さんよりも歴史的には古い虚空蔵菩薩が安置されている、大住虚空蔵さんへ足を向けていただけたら、建築界でも著名な雑創の森の建造物も一緒に愉しんで観ていただくことが出来るでしょう。
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