ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

草亀は臭亀だった。

2007年05月26日 | 季節の話題
 土曜日は「やおやガリバー」の営業日。

 金曜日の朝に仕入れに行って、10個前後の荷物が宅配便で自宅に届けられ、午前中は、我が家の玄関は、まるで「やおや」みたいである。

 ともかく、金曜日の夕刻に種分けして、我が愛車「スバルサンバーディアス・クラシック」の荷台に積み込んで、夕方からが移動販売の営業である。

 週末の金曜日夕方から夜と、土曜日の朝から夕刻までが、「やおやガリバー」の営業活動時間なのである。

 明日は、私が主催し24年目になる「大住バザール」の開催日のため、毎回の様に出店されている、作業所の通所生のお母さんの荷物の配送を頼まれたので、八百屋の営業後、荷物を下して、先方に出向いて包みを数個荷台に積んでの帰路であった。

 昨日が久しぶりの本格的な雨の一日だったせいもあって、畑や田んぼの田植え前の田では蛙の大合唱が聞こえるのだが、小道を軽四輪で走っていると、何やら横断中であった。

 よーく見ると「かめ」である。亀もビックリしたのか、急ぎ足?でヘッドライトに照らされた小路を横断しているのであった。

 勢いよく走っていたら、轢いてしまいそうな感じだったが、幸い小路であり、踏み切り手前だったため、ほとんど徐行状態でブレーキをかけ車は停車した。

 何とも足の遅い「かめ」なのに、急いで横断している風情がかわいらしく思えて、とっさの判断で下車して、その「かめ」を荷台に取り込んだのである。

 というのは、我が孫のK君の家には水槽に、小さな亀を飼っていて、毎日餌をやったり、水をキレイにしたり、世話をしているので、ちょっと大きな亀を孫に見せてやろうと、突然思ったからであった。

 すぐに荷台に乗せられて、ビックリしたのか、その「亀」から異臭・?が放たれたのである。

 まるで、亀が「おなら」をしたと形容してもいいくらいの、臭い臭いだったのである。

 つい先ほどまで、やおやの荷台に積まれた食品や野菜たちは、倉庫や冷蔵庫、冷凍庫へしまったところなので、荷台には明日出店予定の方のバザールでの販売品だけしか乗っていなかったのは幸いだった。

 この「亀」は、たぶん「草亀」と呼ばれるポピュラーな「亀」で、日本の本州、四国、九州に多く生息していて、平地の河川や池沼、水田などに住んでいる「クサガメ」だった。

 雑食性のクサガメなのだが、ブリッジと呼ばれる甲羅と体の隙間かの腺から「におい」を出すことがあり、この臭いが臭いため「臭亀」とも呼ばれるらしいのである。

 孫に見せた後、あまりにも庭に放していても悪臭というか、ドブの臭いのような「臭い」が鼻につくので、諦めてすぐ傍に流れる小さな用水路に、この「草亀」君を放すこととした。

 1メートル程上の歩道から、体長20cm程の、臭い亀を三面張りの用水路に放したのである。

 孫のK君は、亀の行く先を追いながら、「くさー」と一言。サヨナラの言葉をかけていた。

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