ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

夏休みの宿題

2012年08月23日 | 感じたこと
 いよいよ夏休みも残り約後一週間となっているのが普通の小中学校の児童、生徒だと思うのだが、私の孫の小学5年生の男児の場合を聞いていてると、結構宿題の量が多くて、なかなか済ますのが大変な様子である。

 5年生の男の子には幼稚園の年長さんの弟がいて、夏休みの間は仲が良い兄弟なので、お兄ちゃんにとっては宿題をしたいのだが、なかなか弟がいると落ち着かなかったりして、弟の方は時間をもてあましていて、一緒にいると宿題をする雰囲気にはならない様で、時折は私の家に来ては、一人で黙々と宿題の一学期の復習をやっていたのである。

 後約一週間で全部宿題を済ますことができるのかどうかは、よくわからないが、ともかく宿題の量は多くて、他の友達児童はどうしているのだろうかという疑問も感じつつ、日夜頑張っている様は、本当に暑い夏が続いているので、少し可愛そうにも感じている。

 本人もマジメニ一生懸命に取り組んでいる様だが、少し時間が出来て共に楽しい時間を過ごしていると、笑顔に戻って「夏休み」なのに、ちっとも休まれへんと愚痴ではないが感想を述べていたりしていたのである。

 今日の午後は、仕事が早めに終ったので彼の自宅を訪ねてて、良かったら一緒に買い物に行ったり、おやつを共にしようかと誘ってたのだが、今日は宿題に集中するために弟君は、通っている幼稚園の一日保育に参加して、夕方までいないので、ともかくその間に少しでも宿題を済ませなくてはならないのでと断られてしまった。

 彼の宿題の全てを知るすべはないのだが、ともかく一学期の復習として、一学期に習った漢字の一字一字を書き順を丁寧に繰り返し書いたりしていて、何ページものノートにぎっしりと書いていたのを少し拝見したのだが、こんな宿題を私の小学生時代にはシタ覚えもなく、感心するやらよくやるなといった感想であった。

 今日は、そうした復習の宿題以外の課題である、「読書感想文」に取り組んでいたようで、私が昔息子の誕生日にプレゼントした本を持ち帰って読んだらしく、たぶん同じ位の年齢の時に、わが息子は読んだのかどうかは定かではないのだが、間違いなく彼はしっかりと読んで、読書感想文として仕上げたらしい。

 また、最大の課題?なのかも知れないが、最近の宿題の傾向の中には、「自由研究」というのが必須にあって、誰もが何を「自由研究のテーマ」にするのかを迷ったりするケースがあるらしいが、彼の場合はしっかりとテーマは決めている様なのだが、さてその内容については未だ定かではない。

 いずれにせよ、時代が違うと言ってしまえばお終いなのだが、ある世代の「ゆとり教育」と称された、小中学校の学習イメージから、現代の学校教育では相当な宿題を夏休みにも課している様で、子供たちが暑さの中で「夏休み」を楽しむというよりも、一生懸命に宿題をこなすための「夏やすみ」となっているきらいを感じるのである。

 私の場合、思い起こせば、小学生の時代に宿題に窮した記憶はほとんどないのだが、八月の終わりが近づいて慌てて、日記帳や自由課題の提出のテーマ探しをした記憶が少しだけあって、いまどきの子どもたちの夏休み宿題事情とは、かけ離れたのんびりとした状況だったと感じている。

 ともかく、後一週間ほどに迫った「夏休み」の終わりに向かって、子供たちが一生懸命に宿題をこなしている光景を見ながら、親たちは何を感じているのだろうか。

 自分たちが経験したり、宿題はあっても適当にしかしなかった記憶のある親たちも、子どもたちには「早くしなさい!」とか、「何でやってないの?」とか厳しく叱ったり、激励したりしている様は、何ともほほえましいと映る場合と、立場変われば勝手なものだと言う感じもあるものである。

 
コメント
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