ガリバー通信

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イチローの奇跡。

2010年09月22日 | プロスポーツ
 メジャーリーグで活躍する「鈴木一朗」選手、言わずもがなの世界の「イチロー」が、遂にメジャー10年連続200安打という偉業に、あと3安打と迫ったというニュースが伝わり、あと残り12試合で達成することは間違いない見通しとなった。

 日本のプロ野球界でも最初のシーズン200安打をクリアしたのが、当時オリックスに在籍していた「イチロー」なのだが、日本ではその後ヤクルトの青木選手などが200安打を達成していて、今シーズンでは阪神タイガースのマートン外野手が現在、200安打まで2本と迫っているのだが、試合数が断然大リーグの方が多いとは言え、日本選手がメジャー史上初の「10年連続200安打」を記録するとは、「奇跡」としか言えない偉業ではないか。

 日本のゲームソフトやゲーム機で名を世界にとどろかしている「任天堂」が大株主のアメリカ西海岸に本拠地を持つ「シアトル・マリナーズ」に一番ライトで定位置を獲得するや、初年度に新人王を獲得し200本安打を達成したかと思うと、年間最多安打265本というとてつもない大リーグ記録も打ち立てて、メジャーリーグのイチローとしてだけでなく、世界のイチローとしての名をとどろかせているのだが、今年のシーズンはスランプに悩むこともあったが、ようやく連続10年、200安打に手が届くところまで来たのである。

 それにしても、メジャーのプレイヤーとしては小柄なイチロー選手なのだが、左バッターとしての特典を生かした「内野安打」も量産していて、一昨日の二本も今日の4本のヒットの内2本も内野安打という、足の速さと独特の内野守備の届かない場所へと特徴ある打球を転がす天才でもある。

 197安打して連続10年200安打達成まで手の届くところまで来た「天才・努力の人」のイチローなのだが、チームはなかなか勝つことができず、昨日もイチローが今シーズン初めての4安打しても3-5で負けていて、勝てないチームである。

 イチローも数年前の契約更改時に、他チームへの移籍を選択するチャンスがあったのだが、いろんな思いの中、メジャーでのワールドシリーズへの出場を夢ながら、弱小球団であるマリナーズに在籍続けているのだが、個人の記録も大切だが、プロ野球選手としては、憧れの舞台「メジャー・リーグ」での優勝も経験したいだろうと思うのだが。

 一方、日本のプロ野球もシーズンの最終幕が近付いて来ていて、パリーグは西武ライオンズがまさかのマジック4点灯後に、ソフトバンクに3連敗し、どちらが優勝しても可笑しくないデッドヒートとなってきたし、セリーグでは我が阪神タイガースが首位中日との三連戦、昨日は先発チェンを打てず完封負けし、絶対勝たねばと熱い思いで戦った今夜も先発山井に一点も取れず、先発久保を見殺しにする有様で、最期はブラゼルのエラーで中日のサヨナラ勝利で、中日にマジックが点灯という終幕を迎えそうとなった。

 いずれにせよ、イチローがまさに世界のイチローとしての金字塔、10年連続200安打の偉業達成までのカウントダウンは、まさに奇跡のゴールインの様な素晴らしい成績となるのである。おめでとう。
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