ガリバー通信

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第二京阪道から紀三井寺へ。

2010年03月22日 | ガリバー旅行記
 京都府南部の京田辺市に居住する私にとって、一昨日に全面開通した「第二京阪道路」は、いろんな意味で関心のある有料道路である。

 数年前に枚方東から久御山までの一部は開通していたのだが、大阪府下の交野市、寝屋川市、、四条畷市、門真市を通って、中央環状線の近畿自動車道に接続する肝心要の約16キロ強は多くの反対もあって完成に時間がかかったので、総工費も20数キロの三車線を中心とした大動脈となったとはいえ、1兆円を超す巨費が投じられた道路なのである。

 私自身は、既に京田辺松井から八幡東の上津屋までの第二京阪道路の側道部分を既に毎日の通勤で使っているのだが、先週末からは木津川にかかる第二京阪道路の側道部分の「新木津川大橋」が開通して、従来の有料部分の150円の通行料がかからなくなって便利に活用しているのである。

 この「第二京阪道路」の大阪門真東ジャンクションまでの開通で、国道一号線の渋滞緩和が図れるとのもっぱらの予測なのだが、一昨日の開通以来、物見遊山の自家用車などが連休ということもあって側道には集中し、相当な渋滞が起きていた。

 今朝は、枚方東から第二京阪道路に入り、門真東を経由し近畿自動車道、阪和自動車道を南下して、なんと約一時間で和歌山市へと車を走らせたのである。

 特に目的地はなかったのだが、「桜前線」は、日本列島の場合は南からという常識的イメージもあったので、とりあえずは「第二京阪道路」を使って和歌山県へという感じて100キロ近くを走って、紀ノ川サービスエリアで休憩して、観光情報などを精査した結果、「早咲きの桜」があるとのことで、和歌山市の「紀三井寺」を目指すこととなった。

 さすが、新聞の「桜便り」などでいつも和歌山県の「桜の開花」の基準木が境内に植わっている「紀三井寺」だけあって、いたるところに「ソメイヨシノ」を主とした桜の木が植わっていて、三分から二分咲きといった感じのサクラが多かったが、十分「早咲きのサクラ」を満喫することができた。

 せっかくの和歌山県だったので、お昼ご飯も海の幸を戴こうということになって、「海鮮問屋」と称する大きな生簀で鯛や近海魚を見せながら料理している大型店に入って、「初カツオ」のたたきや「海鮮釜飯」、「ホタテの釜飯」、「海鮮寿司の海苔巻き」などを食した。

 天気も良く順調に高速道路をひた走って着いた「和歌山県」であったが、帰路は同じ道を帰るのは面白くないと思って、和歌山県橋本を経由して奈良に抜けて京都へと国道を中心に走ったのだが、さすが連休、祝日の午後は車が混んでいて、帰りは約三時間もかかってしまった。

 生活道路としての機能はそれほどではないだろうが、仕事や運搬に今後、この「第二京阪道路」がどれほど機能して、1兆円強の設備投資が意味あるものとなるのかどうか、立派過ぎる片側三車線で高い防音壁のある高規格道路の行く末を見守りたいと思う心境である。
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