ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

笑う過度には福来る。

2009年01月01日 | 季節の話題
 元旦そうそう、「笑う門には福来る」の間違いだろうっと思われた方も多いことだと思うが、意識的に「笑う過度」と変換の間違いをそのままタイトルにしてみたのである。

 つまり不況、不景気風が突風のごとく吹き荒れている日本社会には、過度と思われるくらいの「笑い」が、心身ともに我々の健康と働きに大きく作用しそうなのである。

 2008年の秋風は、あのリーマンブラザーズの倒産というアメリカの金融、経済危機に端を発して、急速に日本国内に「不況風」をもたらして、麻生内閣のなすすべなしの怠慢と政権防衛だけの無私策で、ここでも「無施策」「無思索」が横行して、とんでもなく不安な年末、年始を迎えた人たちが多くいたはずである。

 新年早々のテレビニュースでも、日比谷公園に設置された「年越し救援テント」が、なんと派遣や臨時職から解雇された労働者の駆け込み寺的存在としてクローズアップされている。

 確かに、この寒風吹きすさぶ年末、年始に非正規雇用の労働者が解雇されたり、失職し、懐も寒く、住む場所もなく路頭に迷っているという現状は、何とかせねばと行政も責任ある企業もすばやい対応や対策でサポートしてほしいものである。

 そんな中、正月元旦を迎えた日本のテレビは、一部を除いて「お笑いタレント」の総出演によるバラエティ番組が主流を占めての茶の間の視聴率合戦を繰り返している。

 私も「お笑い」は好きなので、ついつい観てしまうのだが、本当に「笑えない現実」の中で苦悶している人たちが心底笑える社会を実現するために、笑ってる場合ではない官僚、政治家たちの奮起と知恵が必要である。

 正月元旦の最大の楽しみでもある、全国各地からの友人、知人が差し出して下さった年賀状の数々の中にも、この時代を生き抜く庶民の知恵や力が満載である。

 広島県庄原市総領町の「人間幸学研究所」の和田芳治さんからの「私の恋文」は、「笑エネパワーで日本を燃やせ!」とあり、「笑い倍増」で2009年を乗り切ろうとある。

 また2009年の最大の課題は、やはりどの業界、組織も「後継者問題」だと指摘されています。

 多くの年賀状から読み取れる次のキーワードは、「子育て一段落」と「定年後」であり、第二、第三の人生を如何にどう生きるかではないでしょうか。

 どんな生き方をするかは各々の価値観や性格にもよりますが、どんな社会で役割を担うにしろ、大切な人間関係とのコミュニケーション力に必要な最大のキーワードは、「気楽に関われる笑いと遊びの精神」ではないでしょうか。

 すなわち、どんな真面目な問題、課題でも、しかめっ面のしんどさだけでは長続きするわけありません。

 どうせ役割を担うのなら、楽しく、笑いながらやっちまうという感じの、「過度の笑い」がエネルギーになるのではないでしょうか。

 「笑う過度には福来るる」、今年の新しい自分自身と社会のためのキャッチフレーズとしたいものです。
コメント (1)
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