ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

年賀状を愉しむ!

2005年01月02日 | 感じたこと

 お正月2日目を迎えた。大晦日の除夜の鐘撞きを終えて深夜2時過ぎに床に入った。元旦は8時前に目覚めたが、若い頃のような新年を迎えての溌剌とした新しい何かが始まるという、ドキドキとするような気分は希薄になっている。

 しかし、家族での新年の挨拶とお雑煮と御節をいただき寛ぐ頃に、元旦の最大の楽しみである年賀状の束が郵便配達のお兄さんのバイクで届けられた。郵便受けから年賀状を持って入り簡単に差出人と賀状の裏を確認する。ひとり、ひとりの顔と近況が少しづつ伝わってくる。

 私は、この年賀状の束を持って年始の挨拶に車を走らせて、自分の実家と家人の実家を訪問することが、元旦の恒例行事となっている。

 そして正月2日目は、自宅でゆっくりと年賀状を一枚一枚拝見して、差出人の様子をイメージしながら、暮れに出し忘れた相手からいただいている分については、返信としての賀状を早速手書きで書くのである。

 公職選挙法での禁止事項であるので、市内の友人、知人に年賀状を出すことが出来ないので、いただいた方には宛名書きと一筆を手書きで添えて返礼として出すことは許されているので、数十枚を投函した。

 年々誰もが歳をとるので、いただく賀状の傾向をつぶさにみると、よく時代の趨勢と年齢層によるデザインや写真選択の様子が顕著に変化していることに気づく。

 今年の年賀状も当然パソコンで印刷されたと思われるものが一番多いが、家族や旅行先の写真や気に入ったデザイン選択には、その人のこだわりや大切な気持ちが読み取れるものがある。変ったところでは封書にご自分の通信や作品を同封されたものや、宛名は間違いないが裏面が真っ白のがじようもあり、慌てて出されたものもある。

 私は若い人たちの家族写真や、手づくりの版画や筆で描かれた文字と絵の賀状が一番味わい深いと思っているが、自分の賀状はなかなか理想の賀状にはほど遠いので、少しでも個性ある自分の文字で、ひとこと、ふたこと、思いつくままではあるが文章を必ず添えている。

 今年の一番の名文句は、<お年玉にかえて「ありがとう倍菌」を贈ります。2005年心春>であった。
日本や世界の雲行きがおかしい、あやしいと察知されて、いろいろ綴られた文章も目立っている。

 決してワクワする様な正月ではないが、多くの励ましと勇気をいただいた年賀状に感謝して「ありがとう倍菌」をぜひ活用して「世直し」にはせ参じましょう。元気なあなたに逢えるのを楽しみに。


コメント (1)
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