ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

X’masは終わった!

2004年12月25日 | 感じたこと


 クリスマスがようやく終わった。早いところでは何と11月中旬からクリスマスだった商店、商店街もあった。不況風からか年々クリスマスの飾り付けやセールが始まるのが早くなっている気がする。

 何故にここまで日本人にクリスマスは受け入れられたのであろうか。キリスト教徒や教会関係者は、せいぜい200万人にも満たない国のはずである。どちらかと言えば仏教国といわれている日本であるのに、この時期には、俄かクリスチャンかインスタントキリスト教信徒が激増する様である。

 お寺さんが経営する幼稚園でもキリストの誕生日を祝うクリスマスが催されたりしているに至っては、全く驚くというか呆れてしまうほどである。ただ子供たちの施設だから子供たちのために止むを得ずにされているのかと言えば、そうではなくて幼児、子供のためのクリスマスだけではなく中学生から大人まで、お年寄りが集う老人ホームやデイサービスでも、大抵の施設で乗り遅れまいとクリスマス行事が行われている。

 多くの仏教徒をはじめ世界三大宗教と言われるイスラム教もあるが、日本ではお釈迦さんの誕生日である4月8日の花の日やモハメッドの誕生日を祝ったり、愉しんだりする習慣は少ないと言ってもいいだろう。

 特に意識的にクリスマスが嫌いだったり信仰上の理由で拒否されたり、参加しない人もおられるとは思うが、12月25日までは、何処へ行っても猫も杓子もクリスマスであったのではなかろうか。

 ほんと日本は幸せな国なのだろう。島国日本は世界の中でどんな闘いや問題が起きていようが、サンクロースが町にもテレビにもあふれて、商魂たくましくケーキやプレゼントも含むあらゆる商品を売りまくり、お祭り好きな国民を巻き込んで、いろんなパーティーやら、集いが企画され大騒ぎである。

 どこかに少しは厳かにキリストイエスの誕生を祝い、喜ぶキリスト教徒たちの礼拝やミサの行われた教会や学校、病院などもあったとは思うが、大半の国民にはほとんど関係のない別世界だっただろう。テレビのニュースなどで紹介されて、あぁそうかクリスマスって、キリストの誕生日なのかと改めて教えられたり、知った子どもたちもいることだろう。

 いずれにせよ多くの人たちがクリスマスの時期に、家や職場や学校でクリスマスにちなんだ飾り付けをしたり、イルミネーションの小さな電球を一杯点灯させて愉しんだり、プレゼントの交換やクリスマスの食事を共にすることは、とってもいいことである。少しでも気持ちが和み、少しでも明るい会話や笑顔が生まれ、幸せな気分と平和への希求に繋がるきっかけになれば、たぶんイエスキリストも喜ばれることだろう。

 先ほど12月1日に点灯した、我が家のささやかなクリスマスイルミネーションも25日間の輝きを終え静かに消灯した。また来年のクリスマスの時期に、みんなの幸せと世界の平和祈って点灯したいと思っている。

 メリークリスマス!明日からは年賀状の準備と年の暮れ、年始の準備が始まる。家人は早くも部屋の飾り付けをクリスマスグッズからお正月バージョンに替えた。おやすみなさい。お幸せに。
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