ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

許すな!違法行為。

2004年12月16日 | ちょっと可笑しいよ

 京田辺市議会が開催中である。私も含めて北部地域に在住する3人の議員が、各々の自分の一般質問で、北部の市街化調整区域にある営業店舗の違法問題について問題提起と質疑を行った。

 都市部では、都市計画上の線引きとして、市街化地域と市街化調整区域が法的に明確に区別されている。この市街化調整区域というのは、農業や林業などのための住宅、倉庫以外は原則的に建築物が建てられない地域であり、市街化を抑制する地域として法的な縛りがを持っているのである。

 しかし特に都市化傾向が進む発展途上のまちでは、悪質な地権者や業者が申請時には、農家住宅とか地域に欠かせない施設用として申請し、そのうち徐々に変貌して営業を堂々とする、目的外使用の都市計画法と建築基準法などの違法建造物を私用して、開き直りの様に既成事実の上で堂々と商売などをしている例が全国的に後を絶たないのである。

 我が市でも、こうした違法目的外使用建造物がたくさんあり、私は12年前に建てたてられ今も府道沿いで堂々と営業している、回転すし屋と美容院、それにこの建物を斡旋し建造した住宅開発会社の事務所について、議会で告発し続けている。しかし、まさに開き直りというか違法行為なぞ何処吹く風の如く、市内でこの業者は次々と住宅開発関連の仕事を続けているのである。

 私はたびたび、「嘘は泥棒の始まり」と人は言い、子供たちにも必ず「嘘をついてはいけません」と、家庭でも学校でも機会ある毎に指導しているはずなのに、子供たちにこうした違法行為をどう説明すればいいのかと、何度も市長や行政関係者に質問している。
 行政マンは、許可監督権限は市にはなく府が持っているので、府に指導を要請し何度も文書や口頭で改善を指導しているが,従ってもらえていないと言う。

 自分たちの市にある違法建造物なのに、市自らが強力な指導権限や執行力がないから、どうしようもないでは、世間はどんな違法行為でも「やり得」、やり続ければ既成事実として認められたものの様になってしまう。
 とんでもないことである。嘘をついて行政を騙して法を無視する行為がまかり通るなら、はじめから線引きや、法、条例など意味がない。

 結局、嘘つきやズルイ奴が、正直者や法に従って生活したり事業をまじめにする者たちを、あざ笑う様な行為を断じて許してはならない。これからの次代を担う子供たちにも説明できない様な、大人の勝手や非合法的行為を野放しに許しては断じていけない。営業を続ける悪徳業者には、強い姿勢で期日を限って、改善命令を出し、従わない場合は市の事業である水道供給を止め、それでも従わぬ場合は強権発動を、権限者である府の指導と共に,強制代執行として建物の解体撤去までしなければ成らない。

 どうも北朝鮮拉致問題と全く次元は異なるが、同様のようにも思える。いくら違法行為をしても開き直り、屁理屈や既成事実で逃げ続けるようなことを許してはいけない。話し合いから期日を切っての命令、そして止む得ない場合の強権発動は、法を守り、正しく生きる多くの市民、業者の方々の公正、公平を保つためにも必要である。

 行政は法に基づいて臆せず堂々と違法行為を告発し、断固たる姿勢で指導、改善、撤去へ行動をとるべきだ。悪者は必ず滅ぼされ、善なる者の正義に必ず光を与える世の中、社会でなくてはならない。
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北朝鮮と拉致国家

2004年12月16日 | 世界の問題


 一昨年の小泉訪朝以来、拉致国家としての北朝鮮が新聞、テレビなどのマスメディアで報じられない日はないと言っても過言ではない。
 ここ数年は、この拉致国家北朝鮮を朝鮮民主主義人民共和国と呼んだり、書いたものにほとんどお目にかからなくなった。

 数年前までは、ちょっと北朝鮮と表記したり呼称するだけで、とがめられたり訂正させられたりした記憶がある。正式名称は朝鮮民主主義人民共和国だと。しかし、この国の二代目のドン金正日が日本人数名の拉致を認め、その内の5人の帰国を許し、続いて7人の子供たちと曽我さんの夫、米軍脱走兵だったジェンキンスさんが日本に来国?永住できる様になった今、誰もこの国を民主主義人民共和国とは呼ばなくなったのである。

 今も世界地図や教科書には大韓民国、韓国の北の地域は、北朝鮮ではなく朝鮮民主主義人民共和国と記されている。テレビ報道では、多くの脱北者と呼ばれる北朝鮮に住んでいた朝鮮人の人たちの証言や、支援者
訪問者、ジャーナリストたちが撮影したのであろう、北朝鮮の人民の暮らしの一端や脱北者の実態等が、生々しい証言と共に毎日のように紹介されている。

 私たちは、この国から日本海を隔てて千キロもない日本という平和で豊かな国に住んでいて、毎日の食事と健康に恵まれて家族や知人、友人の和の中で元気に生きている。しかし北朝鮮という国では想像をはるかに越える多くの人たちが生死を賭けての闘いの中での生活を日夜続けざるをえないでいるのである。

 確かに拉致国家、北朝鮮は非人間的、人道的許されない行為で多くの日本人を北朝鮮に無理やり連れて行き、現在も生死すら判明しない拉致被害者だろうと思われる人たちが未だ多くいて、まったく未解決の状態のままである。特に横田めぐみさんやマスコミによく登場する数人の拉致被害者とそのご家族の悲痛な訴えは胸に迫り、許しがたい国北朝鮮である。

 しかし、しかしである。この国北朝鮮では、金日成、金正日と続く独裁政治の中で、多くの人民、朝鮮人も非民主的、非人道的被害者であるのである。私たちは決して時の権力、政府、軍隊などを憎んだり、誹謗、中傷しても、この国の大半の人民、朝鮮の人たちを憎んだり、差別したり、批判してはならない。

 国際的世論と政治的、経済的圧力などで、本当の意味での北朝鮮に住む人民を金正日独裁、非人道的、非民主的政権、権力の拉致国家、金正日体制から解放し、朝鮮半島の北に生まれ育った多くの人民を本来の朝鮮民主主義人民共和国の国民に戻す努力をしなければ成らない。

 それには、現在の北朝鮮金正日独裁政権を倒し新たな民主的体制を確立することしか、多くの朝鮮人民と共に拉致された多くの日本人だけでなく、他国の拉致被害者の祖国帰国や多くの人民たちへの人権侵害や貧困、闘い、憎悪、差別などから解放できないのである。 
 
 立ち上がれ朝鮮人民!支援をしよう国際世論と地球人民!
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