「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

稽古とは

2019年06月09日 | お茶三昧

 

お茶の稽古は、もちろんお点前を覚え、
より上達させることを目的にしていますが、
でもそれは真の目的ではないと思いますね。
お点前をする時間を過ごすことが一番大切なことと。
ちょっとカッコよく言うと、
「点前に集中して無になる時間を持つ」
点前の上達はその延長線上にですね。

お茶を点てて飲むというささやかな時間は、
人それぞれに違った意味を持っていると思います。
今の私などにはただただ幸せを感じる時間になっていますが。

風炉に入って二か月目。
六か月間の風炉の時期に、
月に二回~三回ののお稽古でできるお点前は限られています。
中級や上級のお点前にもどんどん取り組んでいただかなくてはと、
少し光の見えてきた足の状態を感じながら、
稽古の時間を楽しんでいます。

そうそう、椅子で稽古を見るようになってから、
とても見晴らしがよくなりました。
皆さんには、
「死角なしですね。なんでも見えてしまいますね。」
と恐れられています。

手負(膝を手術した)の猪(亥年生まれです)の秘かな楽しみです。