「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

招き犬がいました

2018年01月08日 | 日記

戌年の玄関に、何か犬を飾りましょうと思いましたが、
いましたいました、すでにこんなかわいい犬が。

招き猫ならぬ、ウエルカム犬が。
ここに越してきてから、ずっとお客様を歓迎してくれていたのですから、
今更別の犬など飾っては、おへそを曲げそうです。

そして玄関にはもう一匹、陶器の犬がいます。
この犬は10年ほど前に亡くなった友人が、
引っ越し祝いにプレゼントしてくれたものです。
犬が大好きな明るい二つ年上の友でした。
亡くなったころは、見ると思い出すので、
胸が痛む思いもしましたが、今では、空気のように玄関で座っています。
悲しみが、やっと懐かしさに代わったのだと思います。
思えばこの年になると、身の回りにあるものは、
一つ一つが皆思い出深い物ばかりになってきます。
全てが断捨離の対象外ですね。

最近は断捨離断捨離と、あまり物を捨てたり、片付けたりしなくなりました。
これ以上増やさないことは心がけていますが。

そんなに頑張って荷物整理に時間を掛けなくても、
私が消えたときに、それに思い出のない人が全部捨ててくれると思うからです。
だから、今少しの間、懐かしいものに囲まれて過ごしてもいいのかなと。

今日は外出ついでに、初釜の最終準備として、
お弁当の注文やら、お菓子の代金の支払いなどをしてきました。
これであとは今週は熱心に押し寄せる皆さんに、
お点前の復習などしてさしあげれば大丈夫。
去年お茶名拝受された方のお披露目の濃茶点前、新人さんのデビューのお点前、
皆さんそれぞれに緊張なさるようです。
お茶はお点前だけがすべてではありませんが、
見られるという緊張感は、また一歩お点前の姿を美しくしてくれるものですね。

 

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東洋文庫ミュージアムの「東方見聞録展」

2018年01月07日 | 日記

     

先日「東洋文庫ミュージアム」を初めて訪れてみました。

このミュージアムの中核を占めるのは、創設者の岩崎久彌が1917年に購入した、
貴重な洋書・絵画資料のコレクション「モリソン文庫」ということを知りました。

このコレクションが渡来して100年ということです。
折しも100周年記念の「東方見聞録展」が開かれていました。

写真撮影OKのコレクションの並ぶ棚。

別室では東方見聞録にまつわる資料が多く展示されていました。

あまりにも有名な記録ですが、教科書で勉強しただけで、
知っているようで詳しくは知らない本かもしれないですね。
興味深い貴重な資料が展示されていました。


「招待券があるから行きませんか」という、これも友達の誘いをうけてけてですが、
又新しい面白い場所を一つ開発しました。
誘ってくれた都内在住の友人は、今は都営交通フリーパスの持ち主。
日々美術館巡りに勤しんでいます。
隣の県から都会に出て行く私には、
時間的にも、フリーパス( 都民で70才になると頂けるそうな)、があることも、
とてもうらやましく感じています。
わが街からは何の恩恵もうけていませんしね・・。

場所は近くに「六義園」のある駒込です。

館内を見た後は併設のカフェでランチを。
カフェから望むミュージアムの建物も素敵ですね。

会期は明日の祭日まで。
興味のある方はまだ間に合いますよ。

 

今日は七草。
昨日から本格的に稽古を始めているので、
私はもうお正月気分も取れましたけれど。

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干支茶碗

2018年01月06日 | お茶三昧

 

戌年の稽古始に、干支茶碗を出しました。
可愛らしい犬が付いています。

暮れに「確か12年前の茶碗があったはず」と用意しておきました。

おかげさまで、十二支のお茶碗はそろっているようです。
それぞれに趣も、手にしたいきさつも違いますが、
みなその年を一年間、彩ってくれそうです。

兎や辰などは、道具組に都合よく時々使われるので、
中には立派な茶碗も目にすることがありますが、
総じて干支の物は、主役にはならないことが多いので、
楽しめるものが一つあればと、気軽に手に入れているうちに、
いつのまにか一回り揃いました。

干支の色紙も一回り揃っていると良いのですが、
これはどうも偏っているようです。
来年は自分の干支ですから、ちょっと頑張ってみようかしらなんて。
そんなことを考えているうちに、
一年はきっと瞬く間に過ぎてしまうのでしょう。

やりたい事をできるだけやって、悔いなく過ごさなくてはと思いますね。
まずは楽しく稽古の日々を送りたいです。

 

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永遠の穴場の美術館へ

2018年01月05日 | 日記


永遠の穴場「」とのぼりの掲げられている美術館へ行ってきました。
「板橋区立美術館」です。

しかし中に入ると・・・

たくさんの人出でにぎわっていました。
美術館で穴場といわれたら、
内容の良い展示の割には静かで、ゆっくりと観賞できるところ・・
という感じかしらと思ってしまいます。
テレビの番組で紹介されたようですから、その効果でしょうか。

今開催されているの展示は、
「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」

タラブックス社の魅力的な絵本と、その原画が所狭しと展示されていました。



インド各地の多様な民俗画家たちによる、
エキゾチックで、個性的で魅力的な"原画"の美しさや迫力は、
見るものを感嘆させ、本当に素晴らしいと思いました。
印刷されたものはやはり、原画とは比べ物になりませんね。
本物の質感や、描いた線の存在感が、
画から迫ってきて、何とも言えず美しいのです。

生活の中で営まれてきた表現活動を、
タラブックスは出版に結びつけたということです。


この「夜の木」という本はタラブックスを代表する本ということ。
たくさんの国の言葉で出版されていて、日本語版も展示されていました。

期日が迫っていますが、お時間があったら是非。
西高島平駅から少し距離があるのですが、辿り着いた先の展示は裏切りませんよ。
私も誘われるままに向かったのですが、行って良かったと思いました。

 

 

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三が日は熱海で

2018年01月04日 | 日記

三が日は昨年熱海に転居した高校時代からの友人のところで、
のんびりと過ごさせてもらいました。
二日には、近くの「来宮神社」に初詣をしました。

 

やはりお正月ですね。
たくさんの参拝客でにぎわっていました。
めったにおみくじなど引かないのですが、
もうこの年ですから、何が出ても怖いもの無し。
何しろ厄年ももうなし、すべてを落ち着いて、
プラス思考で受け止められそうですの、運試しと引いてみました。
なんとまあ嬉しいことに「大吉」でしたが、
こういう時こそ気を引き締めなくてはと、手放しで喜べないかしら。
友人たちも「大吉」と「末吉」で幸先良い滑り出しというところです。

私はそのまま境内に結んできました。
そしてそのあとは、一周すると一年寿命が延びるという、
天然記念物 大楠」の周りを一巡りして、
欲をかかずにまずは、これで今年一年は大丈夫だと思います。

 

寿命が延びてうれしやのふたり。

友人の住まいは温泉付きマンション。
元はホテルだったそうで、フロントもあり、
いろいろな施設が充実しています。
毎日のお風呂は温泉という贅沢さ。


窓からは遠く大島も眺められ、
夜は、海を照らす月を愛でながらの月見酒。

海の幸もたくさんいただき、
こんな楽しい「熱海プリン」も、駅前の商店街にあり、
初めて味わいました。


とても美味しいプリンですよ。
買うのに行列ができていましたから、
頂くときは満足感がさらに増しましたよ。

いろいろと楽しんだ最後に、私の持参した、お干菓子と抹茶で、
リビングのテーブルで、お茶を点てて
穏やかなゆったりとした時間の中にも、ひと時の程よい緊張感も。

お目出度い富士山の楽茶碗で頂いた濃茶と薄茶の味は、
又きっと格別だったのだと思います。

熱海を訪れるのは10年ぶりくらいでしょうか。
そのころに比べて、駅前のにぎやかさにはちょっと驚きました。
すっかり活気を取り戻した感があります。
地方も都会も一っところにとどまっていないのですね。
時間を経ての繁栄と衰退の繰り返しは、人々の郷愁がもたらすのでしようか。

さてのんびりとした三が日も終わり、そろそろ始動ですね。

 

 

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明けましておめでとうございます

2018年01月01日 | 日記

 

開けましておめでとうございます。

拙いブログですが、
今年もマイペースで続けていきます。

難しい事はわかりませんし、書けません。
もし間違っていたら申し訳ないので。

私の日常を日記かわりに書くことが、
一番罪なく安心だと思っています。
特にお茶のことは、不立文字。
師匠の人格も含めて
伝え
受け取るものと諭されました。

教室を開くものとしては、身も細る思いです。

 ですから今年も、
人とのかかわりや、出会いを大切にして、
学ぶ心を忘れずに、そしてのんびりと、
お茶三昧をたのしみます。


本年もよろしくお願いいたします。



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