「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

七夕に寄せて

2016年07月06日 | お茶三昧

           

七夕に寄せて、「亀蔵棗」を使ってみました。
円能斎好みの一閑張りの棗で、九星が意匠として取り入れられています。
暦に使われているあの「八白」とか「九紫」というあの九星です。
星ということで、七夕の頃に好んで使われます。

デザインのかわいらしさと、一閑張りの軽いはかなさが、
私にはとても魅力的に感じる棗です。

そして床には寸松庵色紙をかけました。

           

「天の川浅瀬〔あさせ〕白浪〔しらなみ〕たどりつつ渡りはてねば明けぞしにける」

寸松庵色紙のうちの三井記念美術館所蔵のものです。
この美術館が開館したころに、展覧会の折に手に入れた複製で、
七夕の頃には毎年眺めていますが、散らし書きが見事な一枚です。

そしてお菓子は「夏空の煌き」( 俵屋吉富製)

           

これで七夕気分は十分に味わえたでしょうか。

近頃は笹に短冊などということも家ではしなくなりました。
子供達と一緒に、色々と笹飾りを作ったころを懐かしく思い出しています。
身勝手なお願いをたくさん書いて、吊るしましたよ。
来年は社中の笹飾をみなで作ろうかしらと。
その時になると忘れてしまうでしょうが。
どなたか覚えていたら、声をかけてください。

 

 

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「茶杓展」と「谷庄」さんで目の保養

2016年07月04日 | お茶三昧

 

稽古のない一日、茶杓展に出かけました。

「先生がわかりやすく説明してくださいますから」
と、社中の方たちにも声をかけたので、
私が出向く前に毎日、
「行ってきました。とても勉強になりました。」
といかれた方からの報告が入りました。
先生にご迷惑をおかけしなかったかが心配でしたが。
行かれた方は皆さん満足されたようでよかったです
熱心に、そして気さくに説明してくださる先生に、
すっかり茶杓に魅せられた方もいらしたようです。
なんだか次は、茶杓削り体験講座を持たなくてはいけない雰囲気が。
刺激を受けて、新しいことに挑戦しようという気持ちを大切にと思います。
私にとっても、少し茶杓を削り初めたので、
前回よりもお話がよくわかり、見所も理解できたような気がします。

 

茶杓展会場と同じ階に、「谷庄」さんがあります。
金沢に本店を持つ、古美術やさんです。
折しも夏の催しの時期に当たっていたので、そちらも覗いてみました。

こちらも贅沢な時間でした。
良いものを見て、お菓子とお茶まで素晴らしいお茶碗で頂いて。
展示の茶碗かどれも魅力的でしたが、一つくらいと思っても到底無理でした。
でも、小さなものに目が留まり、連れ帰ることができました。

          

本当に小さな、手の平に乗る大きさの織部の煙管です。
人間国宝加藤卓男作です。
乗せたい莨盆と、並べたい火入れのイメージもできたので、
"私の誕生日祝い"にしてしまいました。
写真が下手ですので、本物はずっと素敵ですよ。

さて今週から朝茶事のある来週まで、
ちょっと予定がいっぱいで、忙しく過ごします。
その前のご褒美に、やる気も満々と満ちてきました。

 

 

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竹垣を新しくしました

2016年07月03日 | お茶三昧

 

「お早うございます。」
「いらっしゃい。待っていたのよ。」

早速待ち構えていて一緒に運んでもらった荷物。

          
宅配で配達してもらった14キロもあるものなので、
一人でベランダまで運ぶのは大変と、
朝から助っ人の登場を待ち構えていました。

中身は竹垣フェンスです。

          

朝茶事も近づいたので、少しきれいにとネットで注文。
サイズさえ合えば、すぐこうやって完成です。
今は本当に便利ですね。

狭いベランダ露地ですが、
こうすると雰囲気だけは出ますよね。

でも少し新しくすると、
手前にある、十年物の枝折戸が何ともみすぼらしいのですが。

「ウ~ン・・次はこれかしら」と眺めています。

 


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栴檀は双葉より芳し

2016年07月01日 | お茶三昧

             

 

「今日はこのお香でお稽古させてください」と
聞香のために沈香をお持ちになった方が。
やはり、白檀の淡白な香りと違って、香りに主張がありますね。
そしていつまでも部屋に漂っていました。
お稽古ではちょっと贅沢ですが。

先日の稽古の時、小学校六年生が、
床に掛けてある画賛の軸の文字を、一~二文字首を傾げましたが、
後は最後まですらすらと読んでいました。
もしかして、「栴檀は双葉より芳し」かしらと。

栴檀とは白檀のことで、白檀の木は双葉の頃から良い香りがするということから、
逸材は子供のころからその片鱗がうかがえるということのようです。

お茶に興味のあるだけあって、さすがでした。

 

ところで、壊れたと思ったスマホ、
セルフチェツクをしたりして、いろいろ探っていたら、
何とか復活しました。
自分で触った覚えがないのに、時々設定が変わっているのですよね。
困りますが、どうしてかわかりません・・・。

 

 

 

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