サントリー美術館に行った時は、
必ずミッドタウンB1の「とらや」に寄ってみます。
お菓子を買うのではなく、店内の展示を覗くためです。
今月のテーマは今の季節にぴったりの「雨を感じる」でした。
カラフルな蛇の目傘のディスプレー。
その下に、雨にちなんだ本が並んでいました。
「雨の名前」
ちょっと読んでみたくなる本ですね。
表紙にかかれているなまえを見ただけでも、
ほとんどが初めて見る言葉ですから、興味をそそられました。
壁面にはずらりと「雨」を表現する言葉が、説明付で並んでいましたので
「白雨」は夕立のことだと、一つだけは頭に入れてきました。
茶杓や茶碗の銘に使いたいような雨もあり。
季節ごとに、一つ二つ覚えておくのも楽しいですね。
ちょっと鬱陶しかったり、気持ちのふさぐような雨も、
名前を付けてみると、心に沁みる雨に変るから不思議です。
今日はどしゃ降りの集中豪雨の中、
やっとの思いでお稽古の方たちが辿り着きました。
車でいらしたのでぬれることはなかったのですが、
途中の道路が冠水していたり、道が混んでいて、
あれやこれや回り道をしたりで大変だったようです。
「近くまでは来ているのですが、先に進めません」と
途中経過の連絡が何度も入りました。
「無理をしないでくださいね」と伝えましたが、
執念でたどりつきましたと・・
最近は、情緒なんて言っていられない雨の降り方ですね。