「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

侘びとは少し足りないことといいますが

2016年07月12日 | お茶三昧

 

          

               

竹垣のフェンスと、枝折戸を新しくして、
狭いベランダ露地も何とか雰囲気だけは整いました。

腰掛に座って見える景色ですよ。

もっともっといろいろやりたいのですが、
あまりやっても、10年に一度の大規模修繕のことを考えると、
これくらいでとどめておかなくてはなりません。
とにかく何もかも取り払って、ゼロにしなくてはならないのですから。

ベランダにはエアコンの室外機が二台置いてあります。
これが露わになっているのが一番興ざめなので、
直接見えないように工夫します。
手前の左に見える木でおおわれている部分が茶室用の一台。
奥の竹垣の向こうにリビング用の一台があります。

とにかく、環境が整わないとできないお茶ではなくて、
一人でも多くの方に、お茶を楽しんでいただきたいというのが、
私の何よりの願いで、微力ながら稽古場を開いたのです。
茶室が持てるとか、茶庭があるとか、
そういうことが整うのははきっと一握りの人でしょうが、
お茶をやってみたいという人はたくさんいらっしゃるのでは。
でも時間と経済力と、環境その他、それとさまざまな先入観が、
お茶に飛び込めない理由になっているようです。

何も持たないゼロからの出発でも、何とかなる。
お茶の楽しみ方はいくらでもあるというところを、
少しはお見せできたらと、日々奮闘?しているのですが。
足りないから工夫をするのですよね。

「侘びとは少し足りないこと」とか、
「藁屋に名馬をつなぎたるがよし」とか言います。
完全でないところに侘びはあると。

完全な人はちょっと削り、
何もない人は一つだけ光るものを持つ
ということになるでしょうか。

少し足りないどころか。たくさん足りないです。
名馬もいません。
でもお茶は楽しめますよ。

上をみたり、人をうらやんだりしなければね・・・
まだそこまで悟れていませんが・・・
私は、分相応以上に楽しませてもらっていると思っています。

 

 

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