今日五本目の茶杓を削りました。
自分の好みの形があるということに気が付きました。
そしてその形に削ることが簡単ではないということも。
削り始めてから、この本を読みました。
茶杓に込める想いとか、その人の個性とか、
美意識や感性、そして素材の魅力。
こんなにも色々と語っていることがわかりました。
茶人の洗練された茶杓も魅力的ですが、
文人や、芸術家の茶杓が、強烈な個性で迫ってくること驚きました。
時には本来の目的である、
点前に適うとか、使いやすいとかいうことを忘れて、
そこにあるだけて面白いものも。
銘は確かに大切。
でも無銘でもいい。
愛する一本がほしいと思いました。
晴れの席には使えなくとも、それが自作なら最高だと。