「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

茶事を終えて

2018年05月28日 | お茶三昧

昨日はベテラン男性を亭主に、正午の茶事でした。

終わって、「皆さんご苦労様「」と、
亭主側の方達に濃茶を一服点てて差し上げました。

しばらくの間、膝が痛くて正座を避けていましたので、
お茶を点てるのも、久しぶりです。
少し回復したので、「略式でね」と。
思いついて、心構えもなく点てましたので、
満足のいくお茶を点てて差し上げられませんでした。
やはり濃茶は、気持ちの準備から始めないとだめと反省させられました。
後姿を撮られているとは思いませんでした。
後姿にも、年齢は現れるものなのでしょう。
これが私なのねと、しみじみ見ています。

今回のメンバーは、客側に、亭主さんのお友達をお招きして、
その他社中の方2人と私の4名。
亭主側に男性2人と、女性2人の4名です。

ご亭主はベテランですので、
「この年ですから、テーマは道楽とでもしましょう」と。

でも、あまりいい気にならないようにと、
ご自分で用意された床のお軸は「吾唯足知」でした。

濃茶のお茶碗には、清水六兵衛さんの三島写しをお出ししました。
私の好きなお茶碗なのですが、
お招きしたお友達の方にも、喜んでいただけてうれしく思いました。

そして薄茶は、亭主がそのお客様から頂いたという飴釉のお茶碗で。
これもサプライズで楽しんでいただけたと思います。

社中の稽古茶事ですが、このように亭主のご知り合いにご参加いただくのも、
とても新鮮で、また別の緊張感も持てて良いと思いますね。

盃事に選んだお酒は、

今評判で、なかなか手に入りにくいといわれたそうですが、
ネットで見つけられたとか。ワインのような口当たりで、色もこの通り。
終わってから、ちょっとバカラのグラスで頂いてみました。

お懐石も、さすがは料理人さんと、そのもとで修業中の社中の方の心尽くし。

上品で、心のこもったお料理でした。毎回この料理だけは、写真にとるのを忘れます。
頂くことに集中してしまいますので。でもそれでよいのだと思いますね。

お菓子は朝早くから頑張って、作り上げてくれた「きんとん」です。
こだわりのグラデーションだそうです。

イメージしたのは「やましゃくやく」ということです。
ここの所材料の餡をがそろっているので、きんとん三昧でした。、

このきんとんは何とかできるようになったようですので、
別のお菓子も教えて差し上げられるように、
私も修行をしておかなくてはと、挑戦を始めました。

客として、座っている時間が長く、膝を心配しましたが、
お尻の下に枕を入れて、何とかしのぎました。

二日間は、正座無しで、膝を休めます。
皆さんそして私の膝さん、お疲れ様でした。