「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

米寿のお祝いに

2018年02月25日 | 日記

朝食の後のリビングでのコーヒー。
マグカップは、もう30年物です。
友人のお誕生日のプレゼントに選んだ時に、自分にも同じものを買いました。
もう一つあるカップと交互に、気分に合わせて使っています。

40年間お世話になった私のお茶の先生の、米寿のお祝いに駆けつけました。
23才から63歳までの40年間ご指導を頂きました。

3月3日のお雛祭りが、先生の御誕生日なのですよ。
絶対に覚えてもらえる素敵な日ですね。

母の介護で通うことが難しくなった時、お休みを頂いたまま、
もう稽古に通うことはなくなりましたが、
88才になられた今も、お元気で皆さんのご指導をなさっています。
何年か前のお誕生日に、お食事にお誘いした時は杖をお持ちでした。
でもお店を出るときはその杖をお忘れで、
「忘れるくらいだから大丈夫ですね」と笑ったのを思い出します。
最近は膝が痛くて正座はできないとおっしゃっていました。
そそんなことから、私も膝が痛くなったときは、
「私の膝もそろそろ危ないです」とお報せしたこともありましたっけ。

稽古を離れて8年。
若い時からご一緒した社中の方は、もうお顔を見ることができませんでした。
一緒に頑張っていたお若かった方達も、
「もう五十才ですよ」と。
私が先輩として、先生のに代わって割り稽古をして差し上げた方も、
ちゃんとお稽古を続けていらっしゃ覚えていてくださいましたよ。
つくづくお茶の修行の時間の長さを感じました。

久しぶりに先生のお顔を拝見した時は、思わず抱きしめてしまいました。
お年を召されても、お話しをすれば、
又昔のままの、わたしがお稽古を始めたころの先生でした。
先生は自分の中では歳をとらないのだと思いました。