「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花」
この歌でいう花とは"梅"のことですね。
稽古で、茶杓の銘に「この花」を使われた方が。
一月、二月は梅を表現した言葉が、銘としてよく使われますね。
「探梅」「鶯宿」「宿の梅」「とび梅」
新年になって一番先に咲く梅の花は、
「魁(さきがけ)」とも、「花の兄」とも。
花の主役が桜に代わるまで、
梅は茶室に春を運んでくれるようです。
ところで、
ちょっとびっくりするような春がやってきました。
「晩白柚」
思わず測った直径17~18もありました。
私には初めての果物です。
日持ちのするものだそうですので、しばらく眺めて、
吉日を選んで、皆さんと味わいたいと思います。
涼しい玄関に飾ってみましたが、良い香りが"この鼻"をくすぐります。
何日我慢できるかしらね。