今日から新しい勉強会に参加です。
「公事根源」を読んでいきます。
「公事根源」は、室町時代に一条兼良により記された有職故実書で、
宮中における一年間の公事や儀式の起源・沿革を述べたものです。
写真の本「五節句に遊ぶ」の中でも触れられていますが、
亭主になって趣向による取り合わせを考えるとき、
古くから続いてきた宮中の行事を知っていることは、
趣向の幅と奥行きを広げるという大事な教養となるのはうなづけます。
我々特に関東の人間にとって、その教養を深めることは、
関西、特に京都住む人に比べれば、生活の中に根付いていないだけに、
意識して学ぶことも大切かと思われますね。
客となって茶会に臨んだ時に、亭主の想いをより敏感に察知して差し上げるためにも、
少しでも知識を深めておきたいと、
縁あって入会することになった会の勉強会に臨みました。
さて、学ぶといっても、
一見ミミズの行列にしか見えない原書コピーが資料ですから、
まずそれを読むことから始まります。
くずし字を読み解かなくてはなりません。
はて講師の先生はどこかでおめにかかったような。
しばらくして思い出しました。
以前一度、ご講演をうかがったことのある先生でした。
とても楽しい語り口のお話で、それに感動して、
思わずそのあと、ご著書の「一週間で読めるくずし字」を手に入れて、
ほんとかしらと試してみたことを思い出しました。
思わぬ縁で再会して、本格的に教えていただくことになろうとは。
来期からの入会で、今日はご挨拶なのですが、
それでもたっぷりと勉強させていただきました。
さて明日から琵琶湖に旅してきます。
ちょっとリフレッシュして、九月からの忙しさに備えます。
今日勉強したこともきっと、
リフレッシュしたと同時に消えてしまうかもしれませんが。
それはそれで。
ちょっと留守にしますね。
スマホからのブログ更新も挑戦してみようかしら。
行ってまいります。
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