
「水まんじゅう」(花園饅頭製)
台風の通過した一日、冷たいお菓子をいただきながらの稽古でした。
「『おとづれ』とは何がおとづれることですか?」
そんな質問が。
「立秋を過ぎた今なら、そろそろ秋のおとづれでしょうね。」
「ああ・・そうですか。私はまたお盆で故郷に帰ってきたというおとづれかなと」
なるほど、そんなおとづれも良いかもしれません。
使う時期によって、おとづれもいろいろでしょう。
春のおとづれあり、夏のおとづれあり。
何を感じて、何を見て、季節のおとづれを感じるのでしょうか。
「ツバメ」「雁」「ウグイス」
「白雲」「虫の声」「風」
そういえば、男性の方が「風一陣」と。
いかにも男性らしい秋のおとづれですね。
お盆におとづれた人にも、季節が、時が感じられます。
「おとづれ」は、
人さまざまに響く言葉かもしれません。
しかし、台風のおとづれだけはあまり歓迎しませんが。
九月にかけて「野分」などという銘を使ったりしますが、
あまりビックなのは困りますね。
嬉しいおとづれは懐かしい人の久々の消息。
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