「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

一人炉開き?

2012年10月05日 | お茶三昧


「深山の錦繍」
銘も色も、これから訪れる紅葉の季節を、
一足先に感じさせてくれますね。

10月になり少し涼しくなって、
名残の茶事を計画している皆さんの動きも、
あわただしくなってきました。

ご招待状を出したり、御返事を書いたり、
道具の取り合わせを決めたり、
懐石の献立に頭を悩ましたり…

でも皆さんとても楽しそう。
亭主七分で客三部( 六分、四分かしら)
どちらにしても、亭主が一番喜びを味わうのがお茶事ですから、
ご亭主役さん頑張ってくださいね。

初めて参加する方は、いろいろと話を聞いただけで、
もう、期待感でいっぱいのようです。
水を差すようですが、初めてのお茶事は楽しいけれど、
足の痛さに耐えきれなかった思い出の方が残るかも。

名残の茶事の次には、
少しお若い方達が、「口きりの茶事」を準備しています。
炉になってすぐですから、こちらの亭主役さんは大変です。

10月に入ると、早速、
「炉のお稽古をさせていただけますか」
「炉縁だけ置いて形だけでも流れをお稽古しないと、
11月になってからでは間に合わないです」
という悲痛な願いに、
昨日こっそりとその方は一人炉開き?をしてしまいました。
そして茶壺を前に、飾りひもの結び方の復習に汗を流しました。

こんな様子を見ていると、
いよいよお茶を楽しむ季節がやってきたと思いますね。