A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

半永久のパッケージCDの危機

2008年10月01日 00時21分45秒 | Weblog
1982年10月1日、世界で最初のCDプレイヤーとソフトが日本においてソニーから発売された。アナログからデジタルへの転換が始まった記念すべき日である。
当初CDの収録時間は75分であった。これは指揮者のカラヤンがベートーヴェンの第九が収録できる時間にして欲しい、と提言したから、というのが定説である。勿論最近では80分を超える長時間収録CDも流通している。
最初にCDの登場を知った時に私は30cmのレコードに愛着があり、特にジャケットの大きさの違いから、CDがこれほど普及するとは思わなかった。発売当時は1枚4000円近くしたCDはまさにオーディオマニアのための嗜好品だった。音がいいとは言っても、アナログのマスターをそのまま使用したので、低音の貧しいカシャカシャした金属的な音に聴こえたものだ。私はアナログに拘り続けた。
それが90年代になるとあっという間に世の中はCD一色になりアナログは一部を除いて無価値なものに成り果てている。
しかしCDの寿命は20~30年と言われているのをご存知だろうか。CD登場から26年。当時製造されたCDは既に寿命を迎えているということだ。私は盤面が白濁した酷い状態のCDを見せてもらったことがある。CDの封を切らないで保存しておくと15年くらいでそういう状態になるそうだ。
最近は配信に押されてCDの売上が下がり、特に中小規模のCDショップが次々廃業に追い込まれている。
配信じゃ満足できない。CDの改良に各メーカーがしのぎを削っているようだ。
CDの寿命

CDは
永久のもの
という幻想

CDがなくなっても音楽はなくならない。しかし山ほど集めたCDコレクションをどうしてくれるというのだ。アナログもそうだが。

コメント (2)
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