A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ジャズ・ピアノ6連弾@赤坂サントリーホール 2008.10.13(mon)

2008年10月13日 23時14分37秒 | こんな音楽も聴くんです
ピアノを6台並べての6重奏。今年で3年目になるスペシャル・コンサートだ。
参加アーティストは佐山雅弘、小原孝、国府弘子、塩谷哲、島健、そして山下洋輔。会場も東京はサントリーホールという由緒正しいホールだ。
ステージには6台のフルコンのピアノが花びらのように並んでいる。まず全員で佐山氏オリジナルの「Tokyo Reborn Blues」をやりメンバー紹介。続いて佐山~塩谷~国府~島~小原~山下の順でスタンダード・ナンバーのソロを披露。洋輔さんは「Round Midnight」をフリーに崩して演奏。続いて全員で「Take Five」そして「Bolero」。ラヴェルの超有名曲だが同じフレーズの繰り返しで次第に盛り上がる高揚感をピアノで上手く再現していた。
ここで休憩。
第2部はまず小原氏+国府嬢のDuo Pianoコーナーからスタート。初心者にも判り易いユーモラスな演奏。次に島、山下、佐山、塩谷の4人による洋輔さんの「カンゾー先生」。佐山氏がかなり混沌としたアレンジを施し原曲の面影を残しつつシリアスな演奏になった。最後はガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」。洋輔さんが先日オーケストラをバックに演奏したが、ピアノのみの演奏だとまた雰囲気が違って良い。やはり洋輔さんのソロが面白かった。

6人もいるので誰が何を弾いているのか判らなかったが、ピアノ好きには溜まらないコンサートだ。実際ピアノをやっている風な女性客の姿が目立った。

最高だ
もしもピアノが
弾けたなら

サントリーホールの最高の音質で灰野さんのパーカッション・ソロを聴くのが夢だ。

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LAFMSと並ぶアメリカ変態ミュージックDestroy All Monsters

2008年10月13日 01時42分16秒 | 素晴らしき変態音楽
LAFMS(Los Angeles Free Music Society)がカリフォルニアで自由な音楽表現を追求していた70年代半ばに、ミシガン州アン・アーバーのミシガン大学ではマイク・ケリー、ジム・ショー等の学生たちによるDestroy All Monstersが活動を開始した。Sun Ra、Velvet Underground、ESPのアーティスト、怪獣映画、ビート文化、未来派などに影響を受け"Anti Music"(反音楽)を旗印に傍迷惑なライヴ活動を行っていた。初めてのライヴでは掃除機、ヴァイオリン、サックス、コーヒー缶を使った演奏を繰り広げ、主催者により10分で演奏を止められてしまったそうだ。その後もドラム・ボックス、テープ・ループ、安物のキーボード、玩具、壊れた電気機器などを持ち込んでゲリラ・ライヴをあちこちで行ない顰蹙を買っていた。この頃の録音を3枚組CD「1974-1976」としてソニック・ユースのサーストン・ムーアが1994年インディ・リリースし、今では貴重盤になっている。

その後マイク・ケリーとジム・ショーが脱退し、バンドのスタイルは大きく変わる。ストゥージズやMC5のメンバーも参加しパンキッシュなハードロック・バンドになったのだ。この時代の彼らが後のグランジやオルタナティヴ・ロックに与えた影響は大きい。

私としては結成当時のフリー・ミュージックを演奏していた時代の彼らに興味がある。現在芸術家としても有名なマイク・ケリー(横浜トリエンナーレ2008にも参加している)のサイトで「1974-1976」が再発される予定であることを知った。ボアダムスのEYEのユニット、ノイズ・ラモーンズのジャケットの元ネタにもなったアートワークが期待を高めてくれる。探している人も多かっただろう。早く出ないかな。
マイク・ケリー HP English

アメリカの
フリー・ロックは
底無しだ

バンド名はゴジラ映画「怪獣総進撃」の英訳から来たのかと思っていたが、アメリカに同名のコミックがあったそうである。




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