A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

GLIM SPANKY@東京キネマ倶楽部 2015.5.17(sun)

2015年05月19日 00時15分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


GLIM SPANKY
「褒めろよ」リリースツアーファイナルワンマン
“Velvet Theater in 東京キネマ倶楽部”




Drop'sと並ぶブルース女子バンドGLIM SPANKYのワンマンライヴに初参戦。会場は3月にDrop'sワンマンを観た東京キネマ倶楽部。思えばこの会場で観たのはキノコホテル、アーバンギャルド、大森靖子&THEピンクトカレフ、赤い公園、八十八ヶ所巡礼、マヘル・シャラル・ハシュ・バズなどどこか時代の斜め上に位置するバンドばかり。ラブホテルと文人の街(Wikipedia参照)鶯谷の名物ホールとして、都心のヴィニューに飽き足らない個性的楽団・楽士に好まれている。
Drop's@東京キネマ倶楽部/灰野敬二+狩俣道夫+森重靖宗@Bar Isshee 2015.3.27(fri)



ロックオヤジの姿目立つ客層はDrop'sと良く似ている。中野ミホ(Drop's)より3学年上の松尾レミ(GLIM SPANKY)は、この劇場でライヴするのを夢見ていたという。ステージ後ろに光る電光文字の「VELVET THEATER」とは、持ち歌のタイトルだが、元グランドキャバレーの絨毯張り床の上でのイベントタイトルに相応しい。 天井からは万国旗風の三角の旗と裸電球の列が吊り下がる。このホールでやると、何故かミュージシャン自ら工夫して装飾したくなるらしい。



Drop'sと異なり、GLIM SPANKYは松尾レミ(vo.g)と亀本寛貴(g)の二人組ユニットだから、サポートメンバーを迎えたステージが果たしてバンドサウンドになるのか興味深かった。最初のうちは、自己アピールに長けたドラマーと、正反対に殆ど動かない大人しいベースが二重の意味で浮いている気がしたが、ファンキーなビートの3曲目辺りから次第に一体感が生まれ、びりびり腰にくるグルーヴがフロアに伝わる。亀本のリバースのファイアーバードから放出されるウーマントーンの粘り気が、ビートと戯れてグルグル廻る。



何よりも魅力的なのはレミの立ち姿。ブラック・ワンピに白ソックス。頭のリボンは魔女の宅急便のキキのモチーフ。ちょっと見清楚なお嬢様の物腰なのに、テレキャスを持った途端に酒焼けしたスモーキーな声でがなる。嗚呼ギャップ萌え。写真のシシドカフカ風前髪パッツンくっきりシャドーではなく、自然に流した前髪と薄化粧が普通っぽくてコレまた萌え要素UP。最も痺れたのは、友人のバンドの歌詞として紹介した「ロックンロール、皆でやればJ-POP」という掟破りの標語だった。客席からのブーイングをものともせず、言い放った度胸は爽快至極。メジャーデビューしても臆すこと無く我が道を貫く、そんな屈強女子が歌うロケンローは、J-POPと呼ばれたとしても決して魂を売り渡すことはないだろう。



<Set List>
1.サンライズジャーニー
2.焦燥
3.ダミーロックとブルース
4.Flower Song
5.MIDNIGHT CIRCUS
6.題名未定曲
7.ヴェルヴェットシアター
8.夜が明けたら
9.踊りに行こうぜ
10.MOVE OVER
11.褒めろよ
12.リアル鬼ごっこ
13.WONDER ALONE
14.夜風の街
15.大人になったら
アンコール1
16.ロルカ
17.Gypsy
アンコール2
18.NIGHT LAN DOT


[2015/5/19 17:53追加]
GLIM SPANKY、「褒めろよ」リリースツアー“Velvet Theater”で閉幕

ブルース女子
フォーキー女子で
ギター女子

フォーキー女子ぶりにも惚れ惚れ。

GLIM SPANKY、アルバムリリース&BLITZワンマン開催を発表
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