A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【えいたそ改革論】Chapter8『トロピカル#2』Theピーズ/J.ホワイト/ベック/カエターノ/クレイドル

2015年08月17日 00時50分37秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


決してひとつのところに留まることを好しとせず、常に前へと転がり続けるIDOL界のStx Rolling Stonesことでんぱ組.incはRock In Japan Fes.(Aug.9)/神宮外苑花火大会(Aug.11)/第50回さぬき高松まつり(Aug.12)と、タイプの異なる三大夏の奇祭を総嘗めにすると共に、昨日は大阪にてでんコネチェキ会にてファンとの交流を楽しんだ。

  

そんな多忙な日々に於いても「やっぱり夏って最高だね」とサマーを楽しむえいたそ☆成瀬瑛美さんは、大阪でひらかたパーク~日本橋~ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを満喫した翌日の8月16日、遂に念願の夏コミに参戦。究極のヲタ活をひたすらボッチで完遂した。

  

本論で検証してきたえいたそ改革の終着点も近いに違いない。その証拠に自らに課した「アイコンはひまわり」の掟や、「とろぴかるんバケイショーン」の定理を再度強調する呟きも発令された。本論としても残暑見舞いしたからには、検証も急がねばならぬ。さもなければ夏が終わってしまう。そんな訳で、トロピカル第2弾は、前回検証した正統派ではなく、トロピカルの異端派・個性派に焦点を充てて侃々諤々の論考を展開して行こうじゃありませんか!

●Theピーズ 『トロピカル』


Theピーズ (ザ・ピーズ,The Pees)は、1987年に結成した日本のロックバンド。1997年8月の東北ツアーを最後に一旦活動休止し、2002年7月に活動再開した。「真空管トロピカル」は再結成後、続けてリリースしたライヴ会場・通信販売限定シングルの一枚。2011年8月リリース。

意外にもえいたそ論に再度登場するのは、80年代バンドブームの生き残り、永遠のバカロック「Theピーズ」の皆様。同期のバンド「カステラ」に居て双子の弟と一緒にブリーチしまくっていたはること大木温之は、ロケンローバカの夏休みをやけっぱちのブルースで締めくくる。




●クレイドル 『トロピカルストロベリィ』


次世代V系シーンを担うクレイドル待望の、バンド史上初となる全国流通シングル。リード曲「トロピカルストロベリィ」ではクレイドルの持つ【ソリッドポップ】や【サイケデリック】をあます事なく取り入れたアレンジと、毒のある歌詞が融合された快心のアッパーチューン。クレイドルに汚染されて下さい。

V系キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!元バンギャルちゃんの瑛美さんにはやっぱりV系がいなきゃ!ハイテンションA-POPガールのばびゅボイスよりも2オクターブ低い声でディル・アン・グレイを歌う瑛美さんを「V(ヴイ)たそ」と呼ぶのは筆者だけだが、このV系トロピカルには汚染されたいに違いない。




●James White & The Blacks 『(Tropical) Heatwave』


ノー・ウェイヴのアイコン、ジェイムズ・ホワイトが、1979 年にリリースした傑作!チャンス以外のメンバーがヴォーカルを取る楽曲もあり、コントーションズ名義作品よりもヴァラエティに富んだ、よりフリーキーなサウンドが楽しめる。代表曲「Contort Yourself」のダンス・ヴァージョンはクールとしかいいようがない。

70年代末のNY地下ロックの首領、ジェイムズ・ホワイト(白)&ブラックス(黒)は、過激なエロに溢れたキッチュの極み乙女的プロパガンダ。「トロピカル・ヒートウェーヴ(熱帯的熱波)」と題したこの曲の後半に出てくる気怠い女子シンガーは、アルバム中の「Stained Sheets(汚れたシーツ)」でエロ過ぎる猫なで声で男子の劣情を刺激する。でんぱ組イチ猫なで声が得意な瑛美さんにカヴァーして欲しい。




●Caetano Veloso 『Tropicalia』


カエターノ・ヴェローゾ (Caetano Veloso, 1942年8月7日 - ) は、ブラジルの作曲家および歌手。後期のビートルズなどからの影響を多分に受け、「トロピカリア」(トロピカリズモ)と呼ばれる音楽的ムーブメントを形成していった。これは、ブラジルのポピュラー音楽と欧米のロックンロール、そして前衛芸術的な音楽の要素をミックスし、より国際的に、よりサイケデリックに、そして社会意識的なサウンドだった。

ブラジルと言えばトロピカルのイメージが濃い。実際サンバやカーニバルでの露出の多い派手な踊りは情熱の嵐の象徴だろう。そんな熱帯天国に、危険ドラッグのように蔓延した危険音楽家の代表がカエターノ。彼の力でブラジル音楽が世界中に広がったことを考えれば、萌えトロピカルを世界にお届けした、でんぱ組のブラジル版だったと言っていい。




●Beck 『Tropicalia』


ベック・ハンセン(Beck Hansen、1970年7月8日 - )は、1990年代から活躍を続けるアメリカを代表するソロ・アーティスト。98年の3rdアルバム『ミューテーションズ』は前2作の路線とは趣きを異にするフォーキーなアルバム、「トロピカリア」はサービス精神に満ちあふれたBECK流ボサ・ノヴァ・ポップ。

前衛集団フルクサスの祖父に育てられた変態おるたなボッチ歌手が「俺は負け犬。さっさと殺せば?」(ルーザー)と歌って全米大ヒットしてしまった94年にロックの世界は変貌したのかもしれない。4年後の「トロピカリア」もこれだけのハッピーさ満開の曲でありながら、歌っているのは爬虫類の炎だの愛のジョーズだの……。ベックのたくましい妄想力は、青春こじらせ系アイドル「でんぱ組」の頭の中と同じかも。




熱帯の
熱に浮かれて
おつかれサマー

●IS TROPICAL


覆面を常に被り、ダークで怪しげな雰囲気いっぱいのロンドン出身,スリー・ピース・バンド「イズ・トロピカル」。エレポップ、パンキッシュなダンス・サウンドを織り交ぜた、まさにロックとクラブを横断した、究極のクロスオーヴァー・サウンド!

21世紀UKロックの新人バンド。2枚のアルバムをリリースし、来日経験もあるようだ。何故「トロピカル」を名乗るのか、バンド名の由来は分からない。そんなことよりこのMV!子供の戦争ごっこだが、爆弾炸裂、銃の乱射、血飛沫飛び散る超過激映像!残酷過ぎて英米で放送禁止にならなかったのが不思議。実際エロ過ぎて即削除されたMVもあるらしい。マキシマムに弾けたトロピカ過激派。



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