Dirty Love Night!
出演: アンラ・コーティス (from アルゼンチン / Reynols)、秋山徹次、中村としまる、ヘア・スタイリスティクス / 南米アルゼンチンの伝説的な実験音楽グループ「Reynols (レイノルズ)」の事実上の“バンマス”にして、世界中でソロ活動を展開する音楽家のアンラ・コーティスが、地球の裏側より日本へ6年ぶりにやって来る。この日繰り広げられるのは日本が世界に誇るミュージシャンたちとのダーティでとびきりの愛情に満ちたエクストリームな邂逅!(SDLX HPより)
レイノルズといえば「電子雑音」で生前の田野幸治さんがかなりプッシュしていたバンドである。ダウン症のトマシンというドラマー/ヴォーカリストがいて、その独特な風貌も手伝って一部のファンの間ではカリスマ的に評価されていた。残念ながら私は聴いたことはない。6年前の来日というのも知らなかったが、その際にボアダムズの山本精一氏&Yoshimi嬢、田端満氏&川口雅巳氏と共演、それぞれCDを制作している。
平日でもあり動員はちょっと寂しかった。カリスマとはいえやはりごく一部の間のことで、レイノルズの作品も現在入手不可能だししょうがない。その分ゆったり観れて良かった。
最初はアンラとヘア・スタイリスティックス=中原昌也氏のセッション。アンラは荷物用の台車やキャリヤー、鉄パイプなどにコンタクト・マイクを付けて叩いたり擦りつけたりして音を出し、電気的に変調させる手法で物音ノイズを奏でる。包み込むような中原氏の電子音響の心地よさとアンラのアクション・パフォーマンスのハプニング的な面白さで気分が高揚していく。30分ほどの演奏。
続いて秋山氏(g)、中村氏(electro)とアンラの共演。まっとうな即興演奏をアンラがギターでかき乱す非調和パフォーマンス。南米的とでも言えばいいのだろうか、アンラの大らかな演奏が光る30分だった。
最後に全員でセッション。アンラは弓で弦を擦ったりE-Bowでドローン音を奏でたり、長い髪を振り乱して激しく弾きまくったり、いろんなスタイルを展開。迎え撃つ日本勢もかなり気合の入った演奏を聴かせ、それぞれの音が拡散していく中に大きな流れのある秀逸な45分間のインプロヴィゼーションとなる。
アンラは演奏テクニック云々ではなく、パフォーマー(表現者)として素晴らしい。
翌日に予定されているAstro=長谷川洋氏と中原氏とのレコーディングではどういう演奏を聴かせるのだろうか。楽しみである。
レイノルズ
聴いておけば
良かったな
中原氏から41枚目になる特殊仕様のCD-Rを購入。このシリーズ、いつまで続くのだろう。
出演: アンラ・コーティス (from アルゼンチン / Reynols)、秋山徹次、中村としまる、ヘア・スタイリスティクス / 南米アルゼンチンの伝説的な実験音楽グループ「Reynols (レイノルズ)」の事実上の“バンマス”にして、世界中でソロ活動を展開する音楽家のアンラ・コーティスが、地球の裏側より日本へ6年ぶりにやって来る。この日繰り広げられるのは日本が世界に誇るミュージシャンたちとのダーティでとびきりの愛情に満ちたエクストリームな邂逅!(SDLX HPより)
レイノルズといえば「電子雑音」で生前の田野幸治さんがかなりプッシュしていたバンドである。ダウン症のトマシンというドラマー/ヴォーカリストがいて、その独特な風貌も手伝って一部のファンの間ではカリスマ的に評価されていた。残念ながら私は聴いたことはない。6年前の来日というのも知らなかったが、その際にボアダムズの山本精一氏&Yoshimi嬢、田端満氏&川口雅巳氏と共演、それぞれCDを制作している。
平日でもあり動員はちょっと寂しかった。カリスマとはいえやはりごく一部の間のことで、レイノルズの作品も現在入手不可能だししょうがない。その分ゆったり観れて良かった。
最初はアンラとヘア・スタイリスティックス=中原昌也氏のセッション。アンラは荷物用の台車やキャリヤー、鉄パイプなどにコンタクト・マイクを付けて叩いたり擦りつけたりして音を出し、電気的に変調させる手法で物音ノイズを奏でる。包み込むような中原氏の電子音響の心地よさとアンラのアクション・パフォーマンスのハプニング的な面白さで気分が高揚していく。30分ほどの演奏。
続いて秋山氏(g)、中村氏(electro)とアンラの共演。まっとうな即興演奏をアンラがギターでかき乱す非調和パフォーマンス。南米的とでも言えばいいのだろうか、アンラの大らかな演奏が光る30分だった。
最後に全員でセッション。アンラは弓で弦を擦ったりE-Bowでドローン音を奏でたり、長い髪を振り乱して激しく弾きまくったり、いろんなスタイルを展開。迎え撃つ日本勢もかなり気合の入った演奏を聴かせ、それぞれの音が拡散していく中に大きな流れのある秀逸な45分間のインプロヴィゼーションとなる。
アンラは演奏テクニック云々ではなく、パフォーマー(表現者)として素晴らしい。
翌日に予定されているAstro=長谷川洋氏と中原氏とのレコーディングではどういう演奏を聴かせるのだろうか。楽しみである。
レイノルズ
聴いておけば
良かったな
中原氏から41枚目になる特殊仕様のCD-Rを購入。このシリーズ、いつまで続くのだろう。
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