A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【えいたそ人形劇場】第五話「えいたそちゃん、でんぱ組の忘年会に行く」の巻

2015年12月14日 01時27分38秒 | アート!アート!アート!


でんぱとう大忘年会2015~バリ3湯共和国(ユパブリック)~

開催日:12月12日(土)
・第一部 受付9:00~ OPEN12:00
会場:東京天然温泉古代の湯 4階「華の間」※新小岩駅から徒歩15分


送迎バスで古代の湯に着きました。


忘年会の宴会場は4階だよ。


温泉に入る時は貴重品はフロントに預けてね。


宴会場は広いよー。


立派なステージもあるよ。


でんぱ組のサイン色紙を発見!


お弁当を食べましょう。


小岩に来いわぁ~いヽ(*´∀`*)ノ☆


ワールドツアーの映像を観たり、


今年の振り返りと来年の抱負を発表したり。

えいたそちゃんの2015年の漢字は「」。2016年の抱負は「もっとお茶の間に進出」。


わあ楽しかった。来年もまた来たいなー。

年忘れ
来年いい年
迎えましょ


でんぱ組.inc「WORLD TOUR 2015 in FUJIYAMA」 LIVE Blu-ray&DVD Trailer

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ESP DISKのジャケをひたすら貼るスレ第2回:ゴッズ/パールズ/クロマニヨン/ラウンダーズetc.

2015年08月26日 00時15分15秒 | アート!アート!アート!


ESP DISK ESP 1060~1111 / 2000~2021, 2044



イーエスピー
良い恵比寿
いいえBiS

The Godz in 1966 by Jud Yulkut
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ESP DISKのジャケをひたすら貼るスレ第1回:アイラー/ファラオ/オーネット/ブレイ/ファッグスetc.

2015年08月23日 03時19分23秒 | アート!アート!アート!


ESP DISKS ESP 1001 - 1050


公式サイト

ESP
NWOBHM
WWDD

Sonny Simmons, Bobby Few, Masa Kamaguchi - Live at ZDB
Sonny Simmons: saxophone
Bobby Few: piano
Masa Kamaguchi: double bass
Video recorded live by Nuno Moita at the ZDB Gallery in Lisbon on October 11, 2008.

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【残暑見舞い】キャラヴァン/でんぱ組/ヴァニラ・ファッジ/灰野敬二/グレン・ヒューズ/きゃりー

2015年08月16日 03時11分29秒 | アート!アート!アート!


残暑お見舞い申し上げます




立秋とは名ばかりの暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。




おかげさまで、私どももつつがなく過ごしております。




秋風を感じる頃はまだ少し先になりそうです。




夏の疲れがでるのもこれからと申します。




くれぐれも風邪など召しませぬよう御自愛ください。




平成二十七年 立秋



ポストカード
フライヤーを
並べたよ



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【今週末おススメ展覧会情報】でんぱ組@でんでんパーク/日本のフリージャズポスター展

2015年04月11日 02時00分06秒 | アート!アート!アート!


4月も10日が過ぎ、新入生・新入社員諸君は新たな環境に少しずつ慣れてきた頃だろう。桜もすっかり散ってしまったし、土曜日は天気が良くなさそうなので、この週末は展覧会で文化的に過ごしてみては如何だろうか。丁度今偶然にも、東京で日本の先端カルチャーに触れるのに最適のユニークな展覧会がふたつ同時開催されている。欲張ってハシゴして効率的に体験するも良し、二日間かけてじっくり味わうのも良し、楽しみ方は自由自在。どちらも物販グッズや商品CDも充実しており、でんぱ展はバッジ、ジャズ展はポスターの特典付きのお得企画。

ばびゅっと過ごそう、素敵な週末!

●でんぱ展.inc~Welcome toでんでんパーク~


でんぱ組.inc初となる展覧会イベント、
その名も『でんぱ展.inc~Welcome toでんでんパーク~』開催決定!
でんでんパークエントランスで案内人となるメンバーを一人選び、そのメンバーとともにでんぱ組.incのヒストリーがギュッと詰まったパーク内を散策。メンバーそれぞれのコンセプトに基づく展示エリアでは、でんぱ組の歴史を彩る実際に使用された衣装や小道具、懐かしのスティル写真、MVコレクション、ここでしか聞けない秘蔵エピソードなどなどでんぱ尽くしの内容でお届け。
<イベント概要>
タイトル:でんぱ展.inc ~Welcome to でんでんパーク~
期  間:2015年3月31日(火)~4月22日(水)(23日間)
時  間:平日13時~21時 土日祝11時~21時閉場(最終入場は閉場30分前)
会  場:東京 六本木ヒルズumu(ウム)
入場料金:【当日券】入場料500円(税込)音声ガイド各種500円(税込)
※音声ガイド各メンバー計6種類
でんぱ展.inc~Welcome toでんでんパーク~公式サイト

               
でんぱ組.inc、グループ初の展覧会を堪能「毎日来たいし住みたい」


●「今、日本のフリー・ジャズを聴く」 ポスター展


4/8発売「今、日本のフリー・ジャズを聴く」シリーズ15タイトルが発売にあたりまして、貴重な当時のポスターも発掘されました。
日本のフリー・ジャズ史において、今日に至るまで歴史的なイベントとして語り継がれる、1973年にアート・シアター新宿文化劇場で14夜に渡って行われた黒田征太郎デザインの「フリー・ジャズ大祭1」のポスターです。そちらを復刻いたしまして、展示を行うことになりました。

■期間:4/7(火)~5/11(月)
■場所:ディスクユニオンJazzTOKYO
■住所:〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-1-45 ニュー駿河台ビル2F
■営業時間:11:00~21:00(日祝11:00~20:00)
■電話番号:03-3294-2648
ディスクユニオン JazzTOKYO

     

▼Disk Union新宿JAZZ館でも展開中


フリー・ジャズ
CD復刻
おめでたい

▼コチラもCD化きぼんぬ
Derek Bailey & Japanese company in Kyoto 1978




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【このブログ、ネタ切れにつき】その辺に落ちてるフライヤーを並べてみた

2014年10月28日 00時21分27秒 | アート!アート!アート!






フライヤー
歴史を刻む
ドキュメント


椅子物語~フライヤーとカセットテープで辿る音の記憶
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カンパニー・フィリップ・ジャンティ『忘れな草』@渋谷PARCO劇場 2014.10.18(sat)

2014年10月21日 01時25分48秒 | アート!アート!アート!


カンパニー・フィリップ・ジャンティ
忘れな草
Compagnie Philippe Genty
Ne m’oublie pas

公演日程2014年10月16日 (木) ~2014年10月26日 (日)
作/演出フィリップ・ジャンティ
振付メアリー・アンダーウッド
音楽ルネ・オーブリー
出演カンパニー・フィリップ・ジャンティ

パリ発。愛と幻想の夢旅行

昨年、傑作「動かぬ旅人」リニューアル版を携えて6年振りの来日を果たした夢の配達人フィリップ・ジャンティが、この秋、名作「忘れな草」リニューアル版とともに帰ってきます!今回も不思議で幻想的な世界で、私たちを新しいイマジネーションの旅へと誘い出します。ちょっと早い雪とともに雪ゾリに乗って現れる配達人たちが紡ぎ出す現実と幻想が交差する舞台空間から、いざ出発です。たぶん、一生 忘れない夢旅行、どうぞお楽しみください!!



80年代にレジデンツやラモーンズを観た西武劇場(現パルコ劇場)は、90年代前半にローリー寺西主演の『ロッキーホラーショー』を観たのを最後に、近年は音楽系イベントはめっきり減り、演劇やミュージカルのプログラム中心になった。クラブクアトロやリキッドルーム、AXやブリッツなどのライヴハウスが増え、混雑した公園通りの中腹のビルの9階まにわざわざ訪れる音楽ファンが減った為かもしれない。この通り沿いにあったCSVやハンター、ディスクポート西武(後のWAVE)、クララレコードなどのマニアックなレコード店が姿を消したことも原因のひとつかも。山手教会地下のアングラの牙城渋谷ジァンジァンの跡地で孤軍奮闘する公園通りクラシックスだけでは、渋谷公会堂&NHKホールへと足早に通り過ぎる音楽人を引き止めることは無理な注文である。



10年程前に神野美鈴の演劇を観たパルコ劇場を久々に訪れた。演目はフランスの劇団カンパニー・フィリップ・ジャンティの出し物。若い知人の誘いである。演劇は音楽と似て非なる独特の趣があり、客層(人種)もかなり異なるので、慣れないとなかなか敷居の高い現場である。以前やはり知り合いの誘いで下北沢の小劇場の舞台を観に行ったことがあるが、繰り広げられる劇団員と演劇ファンの間の奇妙な連帯感に、背中がモゾモゾするような気恥ずかしさを感じた覚えがある。逆にもっとコアな人種が集まる舞踏だと、余りに濃厚な趣味性に共感を持ち居心地が良かったりする。そんなことを思いながらパルコ・パート1の9階までエレベーターで上る。



結果的に、カンパニー・フィリップ・ジャンティは演劇ではなかった。ダンスでもないしパントマイムでもなく、人形劇でもない。テーマパークのステージ・アトラクションを、数十倍に芸術的・文学的にした、高度なエンターテインメントだった。ノルウェーの役者・ダンサー・マイマーが演じる、風変わりで狂人めいたキャラクターは、自分にそっくりなマネキンに命を吹き込み、怪奇と幻想のステーリーを描き出す。子供でもオトナでも楽しめる無言劇は、まさに魔法にかかる体験。目の前で生で繰り広げられる迫真性は、喩えようもなくファンタジック。最初の不安は見事に霧散し、夢の世界に想像の翼を広げた90分だった。



忘れない
忘れちゃいけない
忘れられない





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でんぱ組/山海塾/コンドルズ/LDP他@KAAT神奈川芸術劇場ホール 2014.9.4(thu)

2014年09月06日 00時58分45秒 | アート!アート!アート!


日中韓芸術祭2014 ~ダンスで交信~

日中韓3か国のダンサー,芸術家によるパフォーマンス
日本 / コンドルズ,山海塾,でんぱ組.inc(『東アジア文化都市2014横浜』広報親善大使)
中国 / 福建省梨園戯実験劇団,泉州南少林武術団
韓国 / 伝統国楽室内楽団「律」(ユル),LDP(Laboratory Dance Project)

日中韓芸術祭2014 ~ダンスで交信~は、日本、中国、韓国3カ国の芸術団体それぞれの演目をガラ形式で上演していただくものです。
ダンスはみんなが集まって賑やかに踊るものから高度な技術を披露するものまでと千差万別、多種多様です。嬉しい時、哀しい時にこころの言葉や気持ちを繊細に表現できるのもダンスです。中国と韓国と日本は文化的に共通しているものがいっぱいあって身体的にも似ています。なので身体言語=ダンスで交信してみたいと考えました。日本から参加していただく近藤良平さん+コンドルズにはいつまでも青春なダイナミックなダンスと歌と笑顔でこの祭りをナヴィゲートしていただきます。参加してくださる3カ国のアーティストのみなさんや、見に来て下さる観客のみなさんには笑顔を持ち帰ってもらえたらいいなあという思いを込めて、3カ国のよりよい友好関係を願ってこの芸術祭をお届けします。
日中韓芸術祭2014総合プロデューサー 佐藤まいみ



2月に開催された東アジア文化都市2014横浜オープニング式典&コンサート「三都爛漫~時空を越えた音絵巻」に続く文化庁主催の無銭イベント。今回はダンス・イベントとのことで、広報親善大使でんぱ組にとってはよりアウェーな環境だが、半年経って知名度人気存在感が大きく変貌した6人が、三ヵ国の踊りの達人と如何に張り合い交わるかが興味深い。
でんぱ組.inc/ウェイウェイ・ウー/ベー・チェチョル@パシフィコ横浜 2014.2.25(tue)+女子雛祭りの乱

個人的にはでんぱ以上に山海塾を観れるのが嬉しい。70年代から暗黒舞踏を世界にお届け!してきた白塗り集団はテレビやビデオで観るばかりで生で観ることを夢眠てきたので、こんな機会に遭遇できるとは、でんぱ組を推してきたことに間違いはなかった、と感極まって落涙するのみ(USO)。でんぱファンも目立つ会場は、前回の反省からか光り物や席を立っての応援が禁止され、戒厳令下のような緊張感に包まれるハズもなく、おダンス祭りへの期待感が漂う和やかな雰囲気だった。

●でんぱ組.inc+コンドルズ


オープニングからでんぱヲタ刮目の出し物。でんぱ組とコンドルズのコラボでオリジナル曲「リスターター」。コンドルズをバックダンサーにでんぱ組が歌い踊るスペシャル版。ロックでカッコいい曲なので、今後正式に披露されることを望みたい。

●福建省梨園戯実験劇団


中国泉州代表の伝統舞踊団。民俗楽器アンサンブルのチャイニーズな演奏の静謐な独舞と賑やかでユーモラスな蹴鞠舞踊。稚児のジタバタ具合がえいたそ☆成瀬瑛美を思わせた。

●泉州南少林武術団


東洋武術の頂点少林寺拳法。集団演技と個人演技は短いながらも本場の気の流れを感じた。師範格らしき年配者の温厚そうな笑顔の裏の殺気に痺れる。

●伝統国楽室内楽団「律」(ユル)


韓国光州代表の伝統音楽隊。灰野敬二がハマった韓国伝統音楽とは若干異なるかもしれないが、独舞の伴奏で聴かせたピリ(笛)独奏は、阿部薫のサックスソロを思わせる情念を感じた。

●LDP(Laboratory Dance Project)


イケメン若手ダンサーによる実験的モダンダンス。不条理なストーリーを持った展開にはユーモアとパワーが漲る。切れ味の鋭さはK-POPに通じる。上半身裸で客席に飛び込んできた時には、同性ながらドキドキときめいた。

●でんぱ組.inc


ヘッドセットで「さくらあっぱれーしょん」を披露。両手が空くのでダンスの振りも激しい。マイクがないと誰が歌っているのか即座に判断出来ない。最前列やそこかしこで腕を上げての応援が見られるが、総じて無言ででんぱ組を観察するストレンジな体験だった。

●山海塾


でんぱれ気分は一気に吹っ飛び、異形の舞が会場を霊気で包む。圧倒的存在感を発揮するステージだったが、でんぱ組と同じ6人で、輪になって回ったり、人差し指を指して腕を挙げる振付けは、超スローモなでんぱダンスと言えなくもない。そう思うと、白塗り舞踏家が無性に可愛らしく見えてきた。

●コンドルズ


ユーモアではLDPと並ぶ学ラン集団。ダンスの基本は楽しむことと楽しませること。その真理を体現するコンドルズは山海塾とは違うベクトルで踊りの神髄を発揮する。大音量で流れるオルタナロックも素晴らしかった。

●グランドフィナーレ


コンドルズの横浜盆ダンスの振付けはかなり複雑で覚えられないと思ったが、みんなで一緒に踊れば何も怖くない。最初はおつきあいのつもりだったが、最後はガチで盆踊ってしまった。

現在ダンスと言えばヒップホップダンスが主流(メジャー)の印象だが、まだまだ奥の深いエンターテインメントだと実感。アイドルのダンスにももっとバラエティがあっていいかもしれない。でんぱ組がもっと浮くかと思ったら、お祭りの看板娘にしっかり収まった。アイドル程自由な表現方法はないというもふくちゃんの言葉の正しさを、身を以て証明した。



アイドルは
踊って交信
踊ろよベイビー


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【再録・四コマ漫画】アシッドロック好きな0歳児「サイケデリック・ベイビー」

2014年09月03日 00時15分15秒 | アート!アート!アート!










20数年前にやっていたバンドの会報紙「FLOWER TRIP通信」で連載していた四コマ漫画。親バカの極みで、産まれたばかりの息子をネタにした。二十歳を過ぎた今は当時の面影はゼロだが、馬鹿親の方は相変わらずサイケやプログレを聴いているのだから進化の止まった人間の証明に違いない。

親バカの
サイケ狂いは
直らない



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宮下省死舞踏ソロ公演「捨て身」@明大前キッド・アイラック・アート・ホール 2014.5.30(fri)

2014年06月01日 02時07分15秒 | アート!アート!アート!


宮下省死舞踏ソロ公演「捨て身」―S骨とM肉との奇妙なる恋愛関係―

「悟りということはいかなる場合にも平気で死ねることかと思って居たのは間違いで、悟りということはいかなる場合にも平気で生きて居ることであった。」(1902・5・31・正岡子規)

構成・演出・振付・出演/宮下省死
音響・照明操作/夜羽エマ

日時:2014年5月30日(金)31日(土)/共に19時30分~。
場所:明大前・キッドアイラックアートホール
料金:前売/当日 3,000円
企画:宮田徹也
共催&予約:キッドアイラックアートホール
フライヤ写真&受付:夜羽エマ
受付:キッドアイラックアートホール
フライヤデザイン:沼田皓二

舞踏、どうした?もう御仕舞いか。革命消尽。アングラ死滅。しかし不死な者が居る。それは宮下省死の舞踏だ!弱り果て、行き所がなくなり、さ迷える革命!暗黒!地下芸術!が、今、正にここにある!ここにあるから捨て身になる!勝ち負けの問題ではない!自己など棄ててしまえ!捨身飼虎…。腹を空かせた虎から、仏の骨と肉を毟り取れ!そこから恋愛が始まる…。

宮下省死略歴
1950年、高知市生まれ。1969年、早稲田大学入学。土方巽氏振付による金粉ショーで、キャバレーデビュー。1970年、早稲田大学中退。牛の生首等を担ぎ、街路にて独自の舞踏を始める。1975年、土方巽氏が命名した鼠派演踏鑑を旗揚げ主宰し、舞踏と演劇が融合した、怪奇と幻想感の漂う数々の舞台作品を上演し、1995年、団体名を鼠派演踏鑑Ωと改名。近年は、「祝・我が心の大久保清賛江―神聖魔眠りの森のアノヒト」「サド・死の宴」等の代表作のほか、百八ノ煩悩という舞踏シリーズで、「瓦礫の森のリア」「人間・魔苦辺主」等の、一人舞台の作品群を発表し続けている。



これまで何度かブログで取り上げた暗黒舞踏家、宮下省死の2年ぶりのソロ公演。前回2012年5月の公演の時に「次回は2012年11月公演」と告知されたが、1年半も延期された。病気が大きな理由だが、宮下自身は「誰かから依頼がない限り公演はしない」と考えていたらしい。舞踏評論家の宮田徹也が一念発起して企画し、今回の公演が実現した。檄文調のコメントは恐らく宮田の手になるものか。


(写真の撮影・掲載については主催者と出演者の許可を得ています。以下同)

アーバンギャルドが「さよならサブカルチャー」と歌ったように、かつての「サブカル」がメインカルチャーに転じて「クール・ジャパン」として輸出される時代である。大森靖子は「hayatochiri」で「ねえ知ってた?アンダーグラウンドは東京にしかないんだよ」と歌ったが、最後の砦の東京ですら舞踏をはじめ、演劇や音楽に於ける「アングラ」が瀕死状態にあると指摘されて久しい。そんな時代に敢て「革命」「暗黒」「地下芸術」を謳う姿勢は、決して単なる時代錯誤なアナクロ趣味ではない。テレビやビデオや週刊誌や写真誌だけではなく、TwitterやYouTubeなどを通じてメジャー/マイナー関係無く世界中のあらゆる出来事/事件/発言/娯楽/芸術/音楽/秘密が同時に共有されてしまう現在、すべての謎が解明可能だと信じ込んでいる人ビトの意識の奥底に封印された禁忌なるものを、その眼前に解き放つことが必要ではないか?----それは誰にでも可能な仕業ではない。



70年代から一貫して存在と非存在の闇の深淵を表象してきた鼠派舞踏家・宮下省死(ずっと”ミヤシタショウジ”と読んでいたが、今回はじめて”セイシ”が正しいことを知った。本名が山下省二”ショウジ”であることも)の64歳の舞踏ソロ公演は、「神聖魔羅」「浣腸脳髄」といった代表作と共通する、現と夢、正気と狂気、本当と嘘、存在と非存在、宇宙と人間、生と死の狭間で翻弄される人間を演じながら、笑気瓦斯を吸った躁状態の気狂いが、突然我に帰り異形のメタモルフォーゼ(変身)を繰り返した挙げ句、真っ白な赤子に戻り生まれた場所に回帰する、という輪廻転生ストーリーを展開した。前2回の百八の煩悩シリーズとは違い、宮下が自分自身を演じた舞台は、筆者が80年代に通った池袋の築90年の木造住宅(当時は鼠派演踏艦という名の劇場だった)から持込んだ家具やオブジェや枯葉に覆われ、過ぎ去った年月をワープするデジャヴに酔い痴れた。



本当の美とは、見かけの美醜とは関係なく、魂の輝き具合によって導き出される。キース・ジャレットの霊的なピアノにのせて警鐘のように吹き鳴らす水のない水笛の甲高い音が、美しさ故に涙するという初めて体験するカタルシスをもたらした。



怪奇暗黒演劇~鼠派演踏館(2008年3月25日記)
宮下省死「瓦礫の森のリア」@目白庭園内・赤鳥庵 2011.12.9 (fri)
鼠派演踏艦Ω公演・宮下省死「人間・魔苦辺主」@目白庭園内・赤鳥庵 2012.5.6 (sun)

奥さんの
夜羽エマ
女王様

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