クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-01 No.18

2009年01月22日 15時27分38秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
477 8113 \1850
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956
ムスティスラフ・ ロストロポーヴィチ(チェロ)
タネーエフ四重奏団
録音:1963年 ロシア、レニングラード
ロストロポーヴィチが参加したシューベルトの《弦楽五重奏曲》というと、
1977年録音のメロス弦楽四重奏団と、1990年録音のエマーソン弦楽四重奏団
の2枚がおなじみですが、当盤は1963年に旧ソ連の名門タネーエフ弦楽四重奏
団と共演した録音です。他の2作同様、アンサンブルの意向を正確に汲みなが
ら、ほどよい立場を守りつつ、堂々とした風格も滲ませる至芸は、さすがの
一言に尽きます。

4778093 \1850
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
マルティヌー:3つのマドリガルH.313
エマーソン弦楽四重奏団
録音:2008年5月27日-6月12日 ニューヨーク
クイーンズ・カレッジ、レフラック・コンサートホール
古典から現代まで、幅広いジャンルに録音を残し、グラミー賞にも6度輝いた
名門エマーソン弦楽四重奏団。近年はJ.S.バッハ、メンデルスゾーン、ブラー
ムス、北欧音楽などを意欲的録音してきた彼らですが、当盤では近代チェコの
巨匠ヤナーチェクとマルティヌーに挑みます。結成当初から近現代作品を得意
とた彼らの陰影に富んだ表現と軽やかなリズム感が、両作で如何なく発揮され
ており、新しい決定盤の誕生と言えるでしょう。




<Australian Eloquence>
4800952 2枚組 \1350
1950年代後半-60年代のロイヤル・オペラ黄金期の記録
ロイヤル・オペラ・ガラ
CD1
(1)ビゼー:《カルメン》前奏曲&第1幕前奏曲
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(2)ドニゼッティ:《連隊の娘》-
高い身分と豪勢な暮しに・・・フランス万歳!
ジョーン・サザーランド 指揮:リチャード・ボニング
(3)ベルリオーズ:《トロイ人》-モノローグ
ジョセフィーヌ・ヴィージー(メゾ・ソプラノ)
指揮:ラファエル・クーベリック
(4)ムソルグスキー:《ボリス・ゴドノフ》
-ボリス・フェオドロヴィチ皇帝ばんざい…わが魂は悲しむ!
ジョセフ・ルーロー(バス)ジョン・ラニガン(テノール)
指揮:サー・エドワード・ダウンズ
(5)R.シュトラウス:《ばらの騎士》Op.59-騎士様
イヴィンヌ・ミントン(メゾ・ソプラノ)
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(6)同:《エレクトラ》Op.58-そんなことはききたくない
エイミー・シュアード(ソプラノ) 指揮サー・エドワード・ダウンズ
(7)ブリテン:《真夏の夜の夢》
-ヘレナ!ハーミア!デメトリアス!ライサンダー!
デルメ・ブリン=ジョーンズ(バリトン)
ケネス・マクドナルド(テノール)
エリザベス・ロブソン、アンネ・ハウエルズ(ソプラノ)
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(8)同:《ビリー・バッド》Op.50
-オー・ビューティ・ハンサムネス・グッドネス
フォーブス・ロビンソン(バス) 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(9)ティペット:《プリアム王》-オー・リッチ・ソイルド・ランド
リチャード・ルイス(テノール)ジョン・ウィリアムズ(ギター)
(10)ウォルトン:《トロイラスとクレシダ》
-ハウ・キャン・アイ・スリープ?
マリ・クレール(ソプラノ)サー・ピーター・ピアーズ(テノール)
指揮:サー・ウィリアム・ウォルトン
(11)モーツァルト:《フィガロの結婚》K.492-Dove sono
ジョーン・カーライル(ソプラノ) 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(12)プッチーニ《ボエーム》-Addio, dolce svegliare
エリザベス・ヴォーン、マリア・ペレグリーニ(ソプラノ)
ジャン・ボノーム (テノール) デルメ・ブリン=ジョーンズ(バリトン)
指揮:サー・エドワード・ダウンズ
CD 2
(1)ヴェルディ《オテロ》-喜びの炎…喉を潤そう
ティト・ゴビ(バリトン)ジョン・ラニガン、ジョン・ロブソン(テノール)
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(2)同:《ファルスタッフ》-Eh! Taverniere ..Mondo ladro
サー・ゲラント・エヴァンス(バリトン)
指揮:サー・エドワード・ダウンズ
(3)ベートーヴェン:《フィデリオ》-何という不思議な気持ちでしょう
エリザベス・ロブソン(ソプラノ) ギネス・ジョーンズ(ソプラノ)
ジョン・ドブソン (テノール)
デイヴィッド・ケリー(バス) 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
(4)ワーグナー:《ラインの黄金》-夕べの空は陽に映えて
デイヴィッド・ワード(バス)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:レジナルド・グッドオール
(5)ヴェルディ:《椿姫》第1幕前奏曲
(6)ロッシーニ:《アルジェのイタリア女》序曲
(7)オッフェンバンク:《ホフマン物語》-ホフマンの舟歌
(8)ヴェルディ:《椿姫》第3幕前奏曲
(9)ロッシーニ:《セミラーミデ》序曲
(10)グノー:《ファウスト》-バレエ音楽
(11)ポンキエルリ:《ジョコンダ》-時の踊り
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1958年6月 1960年5月 1967年7月 1968年2-3,5-7月
ロンドン、キングスウェイホール
1950年代後半から60年にかけて、コヴェントガーデン王立歌劇場(英国ロイヤ
ル・オペラ)の黄金期を彩った名歌手・名指揮者たちの饗宴を集めた豪華2枚
組。サザーランド、ジョーンズらの美しい歌唱を、ショルティ、ボニング、
ダウンズといった往年の名指揮者たちが美しく巧みな伴奏で支えた名演の数々
を、たっぷりお楽しみください。

4800714 3枚組 \1980
ベルリオーズ:管弦楽作品集
CD1
(1)幻想交響曲Op.14
パリ管弦楽団 指揮:ダニエル・バレンボイム
(2)劇的交響曲《ロメオとジュリエット》Op.17(第1-4楽章)
CD2
(3)劇的交響曲《ロメオとジュリエット》Op.17(第5-14楽章)
イヴォンヌ・ミントン(メゾ・ソプラノ)
フランシスコ・アライサ(テノール)
ジュール・バスタン(バス) パリ管弦楽団&合唱団
指揮:ダニエル・バレンボイム
CD3
(4)交響曲《イタリアのハロルド》Op.16
ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ロリン・マゼール
(5)夢とカプリッチョOp.8
ジェルモ・フィエロア(ヴァイオリン)オルフェウス室内管弦楽団
録音:1978年6月 1979年7月 1984年4月 1990年3月
ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート2009′に出演して話題を呼んだ
バレンボイムが、約30年前にパリ管と録音した《幻想》。両者のコンビネー
ションは素晴らしく、ダイナミックなアンサンブルとテンポを駆使して、この
名曲の魅力を完璧に描出しています。他にも劇的交響曲《ロメオとジュリエッ
ト》、交響曲《イタリアのハロルド》などが併録されており、ベルリオーズの
才能の真価を、最高の演奏で味わえる内容になっています。

4801279 \780
(1)メンデルスゾーン:劇音楽《真夏の夜の夢》より(11曲)
リン・ドーソン(S)、ダリア・シェヒター(MS)
ベルリン放送合唱団 ベルリン・ドイツ交響楽団
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
(2)カンタータ《最初のワルプルギスの夜》Op.60
マルガリータ・リロワ(MS)、ホルスト・ラウベンタール(T)
トム・クラウゼ(Br)、アルフレッド・スラメク(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クリストフ・フォン・ドホナーニ
録音:1992年9月 1976年6月
瑞々しくスケールの大きなサウンドで描かれたアシュケナージ指揮の《真夏の
夜の夢》(抜粋11曲)。名匠ドホナーニがウィーン・フィルと達成した《最初の
ワルプルギスの夜》の透明で優美な名演。メンデルスゾーンの声楽作品の魅力
が詰まった珠玉の1枚をどうぞ。

4800428 \780
ベートーヴェン
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
交響曲第2番ニ長調Op.36
アルトゥール・グリュミオー(ヴァイオリン)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 
指揮:エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム
録音:1957年
ベートーヴェンのニ長調作品のカップリング。ヴァイオリン協奏曲のソロは、
この曲を得意とし、録音も多数ある名手グリュミオー。彼の演奏は眩しいほど
の美音が特色ですが、ここでは甘さを抑えて、しみじみと深い音楽を聴かせて
くれます。また、ベイヌムとベートーヴェンというと珍しい組み合わせですが、
交響曲のスタジオ録音ではこの第2番が唯一の録音。軽快なテンポの颯爽とし
た雰囲気の中で、古典的な美しさを保った秀演です。

4429989 2枚組 \1350
CD 1
管弦楽のための協奏曲Sz.116/舞踏組曲Sz.77/
2つの肖像Op.5,Sz.37/ルーマニア民族舞曲Sz.68
CD 2
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106/
ピアノ協奏曲第3番Sz.119
ジュリアス・カッチェン(ピアノ) スイス・ロマンド管弦楽団 
指揮:エルンスト・アンセルメ
録音:1953年、1959年、1964年
同時代の作曲家たちのよき理解者として、多くの初演や録音を手掛けてきた巨
匠アンセルメ。バルトークとも交友があった彼は、演奏上の問題点を、何度も
綿密に話し合ったそうです。理論派の両者だけに、ここに聴く収録曲の数々は、
シャープで緻密に構築された演奏が魅力。また、ピアノ協奏曲第3番では、ソ
ロを弾くカッチェンの驚異的な技巧と深い教養に裏打ちされた妙技に、ただ圧
倒されるばかりです。

4800023 \780
アンセルメ/フランス序曲集
ラロ:《イスの王様》序曲/オーベール:《黒いドミノ》序曲/エロール:
《ザンパ》序曲/トマ:《レモン》序曲/ボイエルデュー:《白衣の婦人》
序曲/トマ:《ミニョン》序曲/オッフェンバック:《美しきエレーヌ》序曲
/オーベール:《フラ・ディアボロ》序曲/
オッフェンバック:《天国と地獄》序曲
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルンスト・アンセルメ
録音:1960-64年
アンセルメが手兵スイス・ロマンド管と録音したフランス序曲集。いかにもフ
ランスらしいエレガントで洒落たメロディや、洗練されたウィットを明快にあ
らわした秀演です。録音は古いですが、演奏としては現在も充分に通用する音
質。フランス音楽、そしてアンセルメの魅力を最もよく伝える名盤の一つと言
えるでしょう。

4000038 2枚組 \1350
CD1
グラズノフ:
バレエ《四季》Op.67/同:演奏会用ワルツ第1番Op.47/同 第2番Op.51/
シューマン:謝肉祭Op.9(グラズノフ、リムスキー=コルサコフ、
リャードフ、チェレプニン編)
CD2
グラズノフ:交響詩《ステンカ・ラージン》 Op.13
グリンカ:《ルスランとリュドミラ》序曲/同:幻想曲《カマリンスカヤ》
/同:《イワン・スサーニン》序曲/同:幻想的ワルツ/同:ホタ・アラゴ
ネーサ/リャードフ:交響詩《ババ・ヤガー》Op.56/同:《キキモラ》
Op.63/同:8つのロシア民謡Op.58
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1954年,1959年,1961年,1964年,1966年 
ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
グラズノフのバレエ音楽は、抒情性と色彩的な管弦楽効果に富み、チャイコフ
スキーの一番良質な部分を受継いでいます。彼のバレエ《四季》や、グリン
カ、リャードフなど、当盤の収録曲たちは、巨匠アンセルメの最も得意とする
ところであり、それぞれ愛すべき佳品(全13曲)を華麗に仕上げています。

4800901 \780
ビルギット・ニルソン:ラ・ニルソン
ワーグナー:《タンホイザー》-おごそかなこの広間よ/同:《オベロン》
-海よ、巨大な怪物よ/同:《ワルキューレ》-一族の男たちが/同:《ワル
キューレ》-君こそは春/同:《ローエングリン》-ひとり寂しく悲しみの日々
を/ウェーバー:《魔弾の射手》-まどろみが近寄るように…静かに、清らか
な/ベートーヴェン:《フィデリオ》-来れ、希望よ/同:ベートーヴェン:
アリア《おお、不実な者よ》/アダン:「オ・ホーリー・ナイト/J.S.バッ
ハ=グノー:アヴェ・マリア/フランク:天使のパン/グルーバー:清しこ
の夜
ビルギット・ニルソン(ソプラノ) アーケ・レヴェン(オルガン)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団 指揮:エドワード・ダウンズ
録音:1963年5-6月 ロンドン、キングスウェイ・ホール
1963年8月 スウェーデン、ストックホルム
日本でも自伝が出版されるなどして関心が高まっているビルギット・ニルソ
ン。当盤は、ニルソンが遺したオペラ・アリアの名唱に、クリスマス・ソン
グを加えて再発売された1枚です。収録曲のワーグナーやウェーバーは、真の
ドラマティック・ソプラノによってのみ可能な説得力に圧倒されます。また、
オルガン伴奏によるクリスマス・ソングは一転して心温まるような歌いぶり。
不世出のソプラノが2つの顔を覗かせる興味深い1枚です。

4800489 \780
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667《ます》
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲ホ短調Op.90《ドゥムキー》
イェルク・デームス(ピアノ) シューベルト四重奏団 
ヨセフ・スーク(ヴァイオリン)ミロシュ・サードロ(チェロ) 
ヤン・パネンカ(ピアノ)
録音:1959年9月 ミュンヘン、ヘルクレスザール
1958年6月 ハノーファー、ベートーヴェンザール ステレオ録音
昨年12月に80歳を迎えた「ウィーン三羽烏」の一人、イェルク・デームス。
当盤は、今から約50年前の彼が、華々しいスターダムを駆け上がっていく真っ
最中を記録した貴重な1枚です。シューベルトの《ます》ではシューベルト四
重奏団、ドヴォルザークの《ドゥムキー》ではスーク・トリオを共演相手に
迎え、古きよき日の親密で瑞々しいアンサンブルを聴かせてくれます。

4766884 \780
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.82
ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
アイアランド:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調
ブルクハルト・ホフマン(ヴァイオリン)アラン・ニューカム(ピアノ)
録音:2003-2004年 フリードリヒ・エーベルトハレ,ハンブルク
エルガーのヴァイオリン・ソナタ、ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ第3
番、アイアランドのヴァイオリン・ソナタ第2番という当盤の収録曲は、全て
第1次世界大戦中の1917-18年にかけて書かれた作品で、イギリス音楽史のマイ
ルストーン的な傑作です。ブルクハルト・ホフマンとアラン・ニューカムの誠
実かつアグレッシヴなアンサンブルをお楽しみください。

4800048 \780
ボロディン:
交響曲第2番ロ短調
交響曲第3番イ短調
《イーゴリ公》-序曲&だったん人の娘とだったん人の踊り
スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1954年
タタール貴族の末裔いわれるボロディンの音楽は、オリエンタルでノスタルジ
ックなメロディーが大きな特長。彼の交響曲のCDは何種類も出ていますが、こ
のアンセルメ盤は現在もなお不滅の地位を獲得している名盤です。アンセルメ
がロシア音楽を振ると、各声部の鳴らし方が常に明るく軽く、そしてしなやか
な運動性を有しているためか、どんな曲でもバレエ音楽のように聴こえます。
特に、第2番の第2楽章が白眉です。




<TELARC>
CD80706 \2080
SACD60706(SACD-Hybrid) \3350
ブルックナー:交響曲第5番
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:ベンジャミン・ザンダー
指揮者、音楽学者、そして昨今流行の「コーチング」の講師としても名を馳せ
るベンジャミン・ザンダー。テラークへ録音を続けていた作品レクチャーCD付
きのユニークなマーラー・チクルスを終え、ブルックナーの世界へ踏み出しま
した。マーラー録音では作品への深い洞察に立脚した解説ボーナスCDが話題を
呼びましたが、当盤もザンダー氏のブルックナーについての興味深いレクチャ
ーCD付きで1枚分の価格です。



<DELOS>
DE3382 \2080
ショーソン:コンセール ニ長調Op.21
(ドミートリー・シトコヴェツキー編)
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト長調Op.25
ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ)
モスクワ室内管弦楽団 
ドミートリー・シトコヴェツキー (ヴァイオリン&指揮)
指揮:コンスタンティン・オルベリアン
アゼルバイジャン出身のベラ・ダヴィドヴィチは、1949年にチェルニー=ステ
ファンスカと並び、第4回ショパン国際コンクールで優勝した名手。当盤は、
2008年に80歳を迎えた彼女の記念盤で、深く愛してやまないショーソンの《コ
ンセール》とメンデルスゾーンの《協奏曲第1番》を収録。安定した技術、ス
ケールの大きさ、そして彼女特有の美しい音色を兼ね備えた往年の妙技が、今
なお健在であることを確認できる1枚です。

DE3383 \2080
マリオ・カステルヌーヴォ=テデスコ:プラテーロとわたし
(詩:ファン・ラモン・ヒメネス)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(マリオ・カステルヌーヴォ=テデスコ編)
モニ・オヴァディア(語り)
エマヌエーレ・セグレ(ギター)
イタリアの名門出身で、ロサンゼルスに移住後、数多くの映画音楽を書いたカ
ステルヌーヴォ=テデスコ。彼の弟子には、J.ウィリアムズ、H.マンシーニ、
A.プレヴィンなど華々しい大家が並びます。当盤には、ノーベル賞作家ヒメネ
スが、故郷アンダルシアの田園で、銀色の柔らかい毛並みの驢馬プラテーロに
優しく語りかけながら過ごした日々を描いた散文詩に捧げた音楽で、彼の代表
作でもある《プラテーロとわたし》を収録。オヴァディアによる朗読を存分に
ご堪能いただけるよう、英語・イタリア語・スペイン語の詩のテキストをブッ
クレットに掲載しています。

DE3385 \2080
プロコフィエフ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番
ミハイル・シモニアン(ヴァイオリン)
アレクセイ・ポドコリトフ(ピアノ)
現在22歳のミハイル・シモニアンは、同世代の最も才能あるヴァイオリニスト
の一人として認められている若き天才。シベリアのノヴォシビルスク(ヴェン
ゲーロフ、レーピンと同郷)出身の彼は、既に受賞歴と共演歴(スラットキン、
ゲルギエフ、プレトニョフ)も多数。当盤には、今年1月の来日公演でも披露す
るプロコフィエフのソナタ2曲を収録。グラミーに輝いた名プロデューサー、
A.アベスハウスと組んで録音した注目盤です。

DE3388 \2080
ラフマニノフ:晩祷
(スモレンスキーを記念する夕べのミサ曲)Op.37
モスクワ・ アカデミー合唱団 指揮:ヴィクトル・ポポフ
アカペラ合唱による声の魔力が、心を深く揺さぶる1枚。ラフマニノフの作品
というと、華麗なピアノ曲や甘美なオーケストラ曲のイメージがありますが、
この《晩祷》では、アカペラ合唱だけで演奏に約1時間かかる感動的な傑作を
残しています。そして演奏が非常に困難なこの曲を、ヴィクトル・ポポフと、
彼が1991年に創設した手兵モスクワ・コラール・アカデミーが完璧に再現。
透明で深々と響き渡る美声に、心ゆくまで酔いしれてください。

DE3389 \2080
ロシア民謡名曲集
(パールズ・オブ・トラディッショナル・ミュージック)
ジ・ウラル・ローワン/赤いサラファン
ナイチンゲール/アムール・ウェイヴズ
ダーク・アイズ/ダウン・ザ・ボルガ・リヴァー
ヴォルガの舟歌
ゼア・ワズ・ア・バーチ・イン・ア・フィールド
丘の上/サライク
オー・オーク、マイ・オーク
シング・マートレット・シング
ワン・ヒアーズ・ザ・サウンド・オブ・ディスタント
ローン・ベルズ/12人の泥棒/ほうき
ペドラーズ/夕べの鐘/カリンカ
モスクワ・ アカデミー合唱団 指揮:ヴィクトル・ポポフ
多くの有名音楽家を輩出し、ロシア合唱界の中で最も重要な位置を占めている
モスクワ・アカデミー合唱団は、巨匠ルドルフ・バルシャイも、絶賛を惜しま
ない名門合唱団です。国内公演はもちろん海外公演も数多く、レコーディング
も活発に行っている彼らですが、当盤では、音楽監督ヴィクトル・ポポフの巧
みな指揮にあわせて、日本でも愛され続けているロシア、グルジア、ウクライ
ナなどの伝統的な民謡(全18曲)を披露します。

DE3390 \2080
テレマン:デュオ・ソナタ第3番ニ長調TWV.40
ボッケリーニ:デュエット ト長調Op.5‐1
オネゲル:2つのヴァイオリンのためのソナチネ
イザイ:2つのソロ・ヴァイオリンのためのデュオ・ソナタ
ディミトリー・コーガン(ヴァイオリン)
マリアンナ・ヴァシリーエワ(ヴァイオリン)
名ヴァイオリニスト、レオニード・コーガンの孫にあたるディミトリー・コ
ーガンと、数々のコンクール歴を持つ名手マリアンナ・ヴァシリーエワ。そ
んな2つの若い才能が、古典(テレマン、ボッケリーニ)と現代(オネゲル、イ
ザイ)に書かれた2つのヴァイオリンのための作品集を、瑞々しく歌い上げる
珠玉の1枚です。

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09-01 No.17-1

2009年01月22日 15時27分14秒 | Weblog
<LSO Live>
LSO 0669(SACD-Hybrid) \2180
マーラー:交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」
ヴィクトリヤ・ヤーストレボワ(SI 罪深き女) 
アイリッシュ・タイナン(SII 贖罪の女)
 リュドミラ・ドゥディーノワ(SIII 栄光の聖母) 
リリ・パーシキヴィ(MsI サマリアの女)
ズラータ・ブルィチェワ(MsII エジプトのマリア) 
セルゲイ・セミシクール(T マリア崇拝の博士)
アレクセイ・マルコフ(Br 法悦の神父) 
エフゲニー・ニキティン(Bs 瞑想の神父)
エルサム・カレッジ合唱団,
ワシントン・コーラル・アーツ・ソサエティ,ロンドン交響合唱団
ワレリー・ゲルギエフ(指)ロンドン交響楽団
録音:2008年7月9 & 10日ロンドン、セント・ポール大聖堂(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
ゲルギエフ&LSOのマーラー・シリーズ第6弾は、2008年7月におこなわれた
「千人の交響曲」ライヴ。その祝祭的な内容と実演でのプロジェクト締め括
りにふさわしく、会場には1675年から18世紀初頭にかけて建設され、300年以
上の歴史を数える名刹セント・ポール大聖堂が選ばれています。
このたびゲルギエフ盤の会場となったセント・ポール大聖堂は、残響控えめ
の本拠バービカンとは大きく異なる音響環境。LSOによるマーラーの第8番の
録音には、1959年のロイヤル・アルバート・ホールでのホーレンシュタイン
盤(BBCL.4001)や、1966年のウォルサムストウ・アッセンブリ・ホールにおけ
るバーンスタイン盤などがありましたが、マーラーがスコアに書き込んだ「エ
コーつきのコーラス」がはからずも成立し得るという特殊な状況もあっての
ことでしょう。このことが演奏面でさまざまな影響を及ぼしているようにお
もわれます。
ゲルギエフは建物の構造に考慮して、大聖堂の横幅全体にわたって2つのコー
ラスを配置するという方法を採用することにより、ふつうのコンサート・ホ
ールの垂直段に傾斜してゆく造りでは消えてしまうアンティフォナ(交唱)の
対話を可能にしています。そのコーラスにはいつもの強力な手兵LSCと並んで、
遠くワシントンDCからもよく訓練されたアンサンブルを迎え、これにエルサ
ム・カレッジの精鋭児童合唱を加えています。ソリストも、前作第2番につづ
いてマリインスキー劇場のメンバーを含め、8人のうち7名までもロシア勢で
固めるという、まさに万全の態勢で臨んでいることが覗えます。
これまでゲルギエフのマーラーといえば、時に過度とも云える急速なテンポ
設定にその傾向が顕れていました。考え抜いて第8番でゲルギエフは、なかで
も、長大で複雑な第2部『ファウスト』の終章において、急に駆り立てる場面
をのぞいて意外にも通常以上に緩やかなテンポを選択しています。結果とし
て音楽にコントラストを生み、スリリングな効果を挙げるこうした判断もま
た、ほかの作品のとき以上に密接な演奏環境の変化に応じたものとみるべき
でしょう。
作曲者自らの指揮による第8交響曲世界初演が「ミュンヘン博覧会1910」と題
された音楽祭のハイライトして催されたのが1910年のこと。ほぼ一世紀の時
を経て、ちょうど同じように、「シティ・オブ・ロンドン・フェスティバル
2008」のメイン・イベントとして、熱狂的興奮に包まれたゲルギエフ&LSO
のライヴ。鳴り物入りでチケットも早々に完売したことや、全2回の公演が
異例の大成功を収めたことも符合してどこか運命的な巡り合わせさえ感じさ
せるものとなっています。




<HUNGAROTON>
HCD 32590 \2080
エルネスト・カヴァッリーニ(1807-1874): 30のカプリス集より(22曲)-
独奏クラリネットのための
第2番ハ長調 / 第3番ハ短調 / 第6番ニ長調 / 第8番ヘ長調 / 第9番ハ長調
/ 第10番イ短調 / 第11番ヘ長調 / 第12番ニ短調 / 第13番ト長調 /
第14番ホ短調 / 第15番ハ長調 / 第16番ハ長調 / 第17番イ短調 /
第20番ニ長調 / 第21番ロ短調 / 第22番ト長調 / 第24番ハ長調 /
第25番変ロ長調 / 第26番変ロ長調 / 第27番ト長調 / 第28番ト長調 /
第29番変ロ長調
チャバ・クレニャーン(Cl)
録音:2008年3月25-30日フンガロトン・スタジオ
イタリアのミラノで生没したカヴァッリーニは、ロッシーニとヴェルディの
お気に入りだった、超絶クラリネット吹きで作曲家。ミラノ音楽院でベネデッ
ト・カルッリに師事して、イタリアをひろく旅したのち、ミラノに戻りスカ
ラ座管のメンバーとなります。当時、その腕前から英国のクラリネット奏者
ヘンリー・ラザルスは「クラリネットのパガニーニ」と呼んだほど。また、
ソリストしても、自作のクラリネットとオケ(またはピアノ)のための練習曲
と演奏会用小品を携えて、ヨーロッパ各地で数多くのコンサート活動を行い
ました。そのなかでもっともひんぱんに取り上げたのが、その名もまさしく
パガニーニの同名曲を思わせる「カプリス」。内容的には純粋に技術の練習
から、イタリア様式のメロディアスで、とびきり美しい‘ベル・カント’
ファンタジアまでを幅広くカバーしています。古典派からロマン派、現代作
品までこなす名手クレニャーンを得て、ここに現代によみがえりました。

HCD 32596 \2080
ミヒャエル・ハイドン:聖週間のためのレスポンソリウム集MH 276-278(1778)
聖木曜日 / 聖金曜日 / 聖土曜日(※ラテン語歌唱)
パーセル合唱団
オルフェオ・オーケストラのメンバー(ピリオド楽器使用)
バーリント・マロート(Vc) ジェルジ・ヤンジョー(Cb) 
レヴェンテ・ジェンジェッシ(Org)
ジェルジ・ヴァシェギ(指)
録音:2008年4月22-24日、27-28日フンガロトン、スタジオ
世界初録音で注目を集めるシリーズの最新作。ローマ・カトリックの典礼で
歌われるレスポンソリウムは、「応唱」と訳されるように、もともとは先唱
者に呼応して短い句を会衆が唱えるというスタイルがその始まり。やがて時
代が下るなかで膨大な作品が残され、16世紀後半のビクトリアやインジェニェ
ーリ、ジェズアルド、18世紀中葉のヨンメッリ、ゼレンカが、旋律と高度の
芸術性を加えて独立した宗教曲へと発展させてゆきます。そして、この流れ
に連なるのが、“ザルツブルクのハイドン”とも呼ばれ、18世紀後期に活躍
した宗教音楽の大家ミヒャエル・ハイドン。このアルバムにはア・カペラ、
オルガン伴奏つきの合唱、そしてオルガンとヴィオローネ伴奏つきの合唱と
いう3つの版、全部で27のレスポンソリウムを収められ、パレストリーナを
模倣した厳かで格調高い古様式(Stile antico)による声楽の扱いが秀逸のき
わみ。こころ静かに深く沁み渡ります。

HCD 16887 \2080
ヤーコプ・パツェラー(1869-1957):行進曲集
(1)マニロヴァ・マーチOp.107
(2)ハンガリー歌曲集 ポプリ第1番Op.141
(3)コッシュート・マーチOp.175
(4)ロック・マーチOp.106
(5)ヘルクレス行進曲Op.129
(6)英雄行進曲Op.110
(7)ジュビリー・マーチOp.207
(8)小伍長行進曲OP.126
(9)ヘルクレスバートの思い出Op.124
(10)マティアス(マーチャーシュ)・マーチOp.171
(11)勝利の英雄たちの帰還Op.145
(12)騎兵行進曲Op.183
(13)結婚行進曲Op.118
(14)前衛行進曲Op.207/B
(15)行進曲「ハンガリーの若人」Op.203
(16)「若き血潮」行進曲Op.112
(17)ハンガリー歌曲集 ポプリ第2番Op.142
(18)行進曲Op.214
ハンガリー共和国軍中央ウィンド・オーケストラ
(1)-(6)(8)(10)(11)(15)ティボル・コヴァーチュ、
(7)(9)(12)-(14)(16)(18)ヤーノシュ・ぺーンテク、
(17)ジョルト・チズマディア(指)
録音:2008年1月21-24日ブダペスト、RAZスタジオ
オーストリア北東部のバーデン・バイ・ウィーンに生まれたヤーコプ・パツェ
ラー(1869-1957)は、オーストリア=ハンガリー帝国の楽長を務めたハンガリ
ーの作曲家。ウィーンの音楽院で学んだ後、まずフリードリヒ・シュトラウス
・オーケストラのコンサートマスターに、さらにはさまざまな劇場で指揮者を
務めました。26歳のときにはすでにウィーンのカルル劇場の指揮者の地位に
ありましたが、1896年に帝国=王国軍(独語でkaiserlich und koniglich[省
略形K.u.K.]。オーストリア皇帝でハンガリー国王の意。)に入隊し、かくし
てオーストリア=ハンガリー二重帝国の楽長になりました。この時期、指揮
に作曲にと空前の成功を収めますが、ハンガリー語をほとんど話せない彼は
帝国の崩壊とともに地位を追われ、この際リヒャルト・フリッチャイ(指揮者
フェレンツの父)に身柄を匿われています。以来、ひっそりと暮らしながら
ブダペストで作曲とオーケストレイションの仕事で生計を立てていましたが、
さらなるきびしい政治的騒乱や世界大戦の恐怖は例外なくパツェラーにもお
よび、かれの命運もついに尽きます。第2次大戦終結後は、「鉄のカーテン」
に覆われたハンガリー国内に留まり創作に専念するものの、不遇な余生を送
るうちに作品もすっかり忘れ去られてしまうのです。
オペラ1、オペレッタ2曲をはじめ、ワルツ、間奏曲、歌曲そしてマーチと幅
広いジャンルにかなりの数に上る作品を残したパツェラー。死後50年を経て
再発見された未出版の自筆譜をもとに録音されたマーチの数々は、短期間で
彼の名を世界的なものにした「ヘルクレスバートの思い出」など、その栄華
を偲ばせるものとなっています。

HCD 32335 \2080
(1)レスピーギ:主の降誕への讃歌(1930)
(2)ラースロー・ライタ:その歌はどこへ行ってしまったの?Op.32(1940)-
無伴奏混声合唱のための
(3)同:I夕べの対話Op.16(1932)-無伴奏混声合唱のための
(4)同:II.山岳民族Op.16(1932)-無伴奏混声合唱のための
(5)同:2つの合唱曲Op.23(1936)よりシャンソン
(6)同:2つの合唱曲Op.23よりロンデル
(1)トゥンデ・サボーキ(S)、エヴァ・ラクス(A)、ティモシー・ベンチ(T)
(5)アンドレア・モルナール、マールタ・ステファニク、
アンドレア・バラート・ナジ(S)
(1)室内アンサンブル
カタリン・ロージャ、ヴィクトーリア・ドムヤーン(Fl)
ハイナルカ・キシュ、ガーボル・ビチュケイ(Ob) 
ヨージェフ・ヴィターニ、クラーラ・クバッシ(Fg)
ラースロー・グリュンヴァルト(Perc) シャーンドル・ラク、
シャーラ・アポストル(P)
(1)ペーテル・エルデイ、(2)-(5)イシュトヴァーン・エッラ(指)
デブレツェン・コダーイ合唱団
[歌唱:(1)イタリア語・(2)-(4)ハンガリー語歌唱・(5)フランス語]
録音:(1)2004年9月15-16日
(2)-(6)2008年6月9-12日デブレツェン、デーリ・ミュージアム
コダーイの混声合唱曲シリーズでおなじみ、ハンガリーきっての精鋭コーラ
スによる最新アルバム。「ローマ三部作」を経て、レスピーギが書いたのは
クリスマスを題材にした田園劇の性格をもつカンタータ。独唱者が天使(ソプ
ラノ)、マリア(コントラルト)、羊飼い(テノール)をそれぞれ担い、マドリガ
ル風の合唱、モンテヴェルディ様式のアリオーソ、グレゴリオ聖歌などおお
くの特徴がみられます。いっぽうのライタは、バルトークやコダーイと共同
で民謡の録音や研究をおこなった経緯があるものの、民俗色に染まりきらず
フランスやラテンの文化にも重要性を見出しているところがユニーク。ここ
に収められたものはどれも珍品の部類に属する作品といえますが、合唱学習
者にとってライタはなかでも貴重といえるでしょう。なお、レスピーギはヤ
ーコポーネ・ダ・トーディの詩、ライタではOp.16と最後の無伴奏合唱作品で
あるOp.32が、ともにラヨシュ・アープリの詩に拠り、緩-急と対照的な性格
をもつOp.23はシャルル・ドルレアンの詩によるものとなっています。

HCD 32571 \2080
(1)ジェルジ・オルバーン:マニフィカト
(2)ペーテル・トート:大ハンガリーの女王のための讃歌
(3)ゾルターン・コダーイ:わたしの心は痛む(1917)
(4)同:カールロー村の対舞(1950)
[歌唱;(1)(2)ラテン語・(3)(4)ハンガリー語]
(1)イルディコー・チェルナ(S) ジュジャ・エレケシュ(Org) 
ゼーノー・ラーング(Perc)
(1)(3)アンドレア・メラート(Ms)
(3)(4)アーグネシュ・サカーイ(ツィンバロン)
(4)オルショヤ・サカーイ(ツィンバロン)
ブダペスト・エトヴェシュ・ロラーンド大学
ガーボル・バロシュ(指)ベーラ・バルトーク合唱団&大学管弦楽団
録音:2008年4月、5月フンガロトン・スタジオ
大御所オルバーンによるマニフィカトは、大作「クリスマス・オラトリオ」
(HCD.32546)以前に書かれたもので、ハンガリー語の聖ルカ福音書によるおな
じみのカンティクル。現在のラテン語版は8楽章構成で、演奏時間30分ほど。
起伏に富み、静謐な美しさにもあふれています。トートの作品は2007年11月
に当大学アンサンブルの依頼によって書かれたもの。前衛色とは無縁でシン
プルでたいへんわかり易い内容です。音楽が進むに連れて、テクスチュアは
次第に厚みを増してゆきます。4声の合唱と弦5部という編成。民俗楽器ツィ
ンバロンの採用がユニークなコダーイの2曲は、ジプシーバンドに興味を示し
たあとがうかがえます。
1957年に設立され半世紀以上の歴史を誇る大学オケと、バルトーク家の許し
を得てその名を冠して活動する学生コーラスによる演奏は、アマチュア離れ
した出来栄え。ブダペストの春音楽祭の常連であるかれらは、共通の創設者
でもあり、以来監督を務めるバロシュのもと、2度のアメリカ・ツアーを含む
海外楽旅も回数を重ね、すでにHUNGAROTONにいくつものアルバムを発表して
います。合唱大国ハンガリーを象徴する合唱関係者注目のアルバムといえる
でしょう。

HCD 32540 \2080
ニコラ・シェドゥヴィル(1705-1782):
こころみ(レ・ドゥフィ)、または音楽愛好家の練習曲-
ハーディ・ガーディと数字付低音のための作品集Op.9
ローベルト・マンデル(ハーディ・ガーディ) 
パール・ネーメト(バロック・フルート)
アンサンブル・ル・ベルジェ・フォルチュネ
ピロシュカ・ヴィタリウス(バロック・ヴァイオリン) 
ゾルターン・セープラキ(リコーダー)
オットー・ナジ(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
アーグネシュ・ヴァーライアイ(ハープシコード)
ガーボル・トコディ(リュート、バロック・ギター)
録音:2007年4月3-5日フンガロトン・スタジオ
ミシェル・コレット(HCD.32102)、ドラヴィーニュ(HCD.32201)、ジャン&ジャ
ック・オットテール(HCD.32334)につづく、ハーディ・ガーディ(手回しオル
ガン)およびミュゼット(袋に風を送りパイプを鳴らす楽器)のシリーズ第4弾。
18世紀の初めにパリ・オペラ座管のオーボエとミュゼット奏者を務めたニコ
ラ・シェドゥヴィル(1705-1782)。かれはみずからミュゼット製作までおこな
い、当時の記録に「フランスの貴婦人たちのミュゼット教師」と呼ばれ、名
家のミュゼット教師として高い人気を得るとともに、ラ・ボルドより「フラ
ンス音楽史上最高のミュゼット奏者」とまで絶賛されたほど。全部で30曲か
らなる作品9は、当時はやっていた、素朴なひなびた様式を試みに取り入れ、
タイトルが示すように演奏の難易度もそれぞれが献呈された弟子たちのテク
ニックに見合ったものとなっており、一世を風靡したこの風変わりな楽器の
魅力が詰まっています。

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09-01 No.17-2

2009年01月22日 15時26分33秒 | Weblog
<NEOSレーベル>
NEOS10824(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2007Vol.1」
(1)ハンス・ツェンダー(b.1936):ロゴス=断片(2007)/
(2)クラウス・フーバー(b.1924):
「平和とは何か?心の理由に向かって」(2007)
(テキスト:ジャック・デリダ、オクタビオ・パス、シモーヌ・ヴェイユ、
クラウス・フーバー)
SWRバーデン=バーデン・フライブルク交響楽団、
(1)シルヴァイン・カンブルラン(指揮)
SWRヴォーカル・アンサンブル・シュトゥットガルト、
(2)ルペルト・フーバー(指揮)、N.シール(アラビアの打楽器)
録音:2007年ライヴ
前衛音楽界を牽引してきた2大巨匠の最新作オーケストラ大作を聴く。ツェン
ダー作品は合唱の呻くような旋律の帯に時折オーケストラが音のくさびをザ
クザクと打ち込む表現主義的大作。指導者としてもカリスマ的な存在である
フーバーは今年85歳になるが、そんなことを全く感じさせないパワフルな作
品に驚愕する。テキストにジャック・デリダ、オクタビオ・パス、シモーヌ
・ヴェイユからフーバー本人の詩を使ったフーバーの集大成的な作品。

NEOS10825(SACD-Hybrid) \2650
(SACDハイブリッド)
「ドナウエッシンゲン音楽祭2007Vol.2」
(1)ハンス・トマッラ(b.1975):「叫び」(2007)/
(2)ジェームズ・ゾーンダーズ(b.1972):「#211007」(2006/07)/
(3)アルヌルフ・ヘルマン(b.1968):怪物の歌(2007)/
(4)フランソワ・サーハン(b.1972):
インスタレーション、トークス・タイム・ナッシング/歌の名前(2007)/
(1)(2)(3)ヨハネス・カリツケ指揮アンサンブル・モデルン、
(3)ニナ・ヤンセン(Cl)、
(4)F.ローデス(Perc、語り)、アンサンブル・ルシェルシュ、エクスペリメン
タル・スタジオSWR(ライヴ・エレクトロニクス)
録音:2007年ライヴ
トマッラはオペラを初め多くの作品を発表しており現在はアメリカでも教鞭
を取っている若手。ゾーンダーズはエクスペリメンタル・スタジオSWRで研鑽
を積んだことがアコースティック楽器の作品でも大きく反映している。ヘル
マンとサーハンもパリのIRCAMでやはり電子音響の研鑽を積んだことが作品に
反映している。

NEOS10826(SACD-Hybrid) \2650
「ドナウエッシンゲン音楽祭2007Vol.3」
(1)マーク・アンドレ(b.1964):「...の上...III」(2005/07)/
(2)ヘルムート・エーリング(b.1961):「ゴヤI-私は見た」(2006)/
(3)エンノ・ポッペ(b.1969):楔状(2005/06)
SWRバーデン=バーデン・フライブルク交響楽団、
(1)(3)シルヴァイン・カンブルラン(指揮)、
(2)ルペルト・フーバー(指揮)
録音:2007年ライヴ
アンドレもIRCAMで研鑽を積んだ作曲家。打楽器と弦の激しい連打音、フルー
トのむら息に似た奏法に(作曲家本人は意識していないだろうが)どこか民族
音楽を思わせるテイストが感じられる。エーリングはギタリストとしても活
躍。前衛作曲家だが、ストラヴィンスキー、ヴァレーズ、アイスラーを思わ
せる部分がある。ダイナミックな曲で音響的にも楽しませる。ポッペは新し
い世代のなかでは最もよく知られた存在で、クラスターの響きの堆積のなか
からクラシカルな響きが浮かび上がってくる。アイデアもさることながら大
変熟達した管弦楽法に圧倒される。

NEOS40808(SACD-Hybrid) \2650
(NEOSジャズ)
「ドナウエッシンゲン音楽祭2007」-「戦争地帯-SWR2ナウ・ジャズ」
(1)エリオット・シャープ(1951-):リップルズ・フロム・ザ・バング
(2)ベルンハルト・ラング(1957-):パラノイア(2007)
ラタシャ・N.ネヴァダ・ディグス(語り、Vo)、
フィリップ・ジェック(ターンテーブル)、ハンス・コッホ(リード楽器)、
ベルンハルト・ラング(キーボード、エレクトロニクス)、
エリオット・シャープ(8弦ギター・ベース、エレクトロニクス)、
フレディ・スチューダー(Perc)、他
当レーベルではもうお馴染み、ニューヨークのノイズ派の巨匠エリオット・
シャープの最新作。エレクトリック・ギターのクラスター、サンプリング、
ラップのリズム、電子音響が激しくぶつかり合う、まるでニューヨークの壁
に描かれた落書きのような作品。ラングは前衛とフリー・ジャズの間を行き
来する作曲家だが、ここでもターンテーブルまで動員しタイトル通りのパラ
ノイアックな世界を現出させる。

NEOS30806-08 3枚組 \5300
「クリスマスの朝の祈り」
-クリスマス聖日前夜のためのグレゴリオ聖歌集(近年発見された聖歌集)
ルペルト・フーバー指揮
WDRケルン放送合唱団
録音:2007年12月
クリスマスに因んだグレゴリオ聖歌集。しかしNEOSからのグレゴリオ聖歌、
普通であるわけがありません。現代音楽のスペシャリスト達によるグレゴリ
オ聖歌、これほど現代的な歌い方をしたグレゴリオ聖歌も珍しいでしょう。
でも何より驚きなのが女声、男声共演による混声合唱版であることです。ア
ンティフォナでは女性と男性が呼び交わしまでしています。近年新発見され
た楽譜による学術的にも貴重な録音の登場です。

NEOS20803(SACD-Hybrid) \2650
「悲愴-ユン=ベートーヴェン=ユン」
尹伊桑(ユン・イサン)(1917-1995):小陽陰(1968/1996)/
尹伊桑:5つの小品(1958)/
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「悲愴」/
尹伊桑:間奏曲A
韓 伽耶(「耶」には人偏がつきます)(ハン・カヤ)(ピアノ)
録音:2008年3月1-5日
日本生まれで現在はドイツで活躍、カールスルーエ音楽大学の教授でもある
ハン・カヤの2008年の新録音。作曲家から絶大な信頼を得ていたハン・カヤ
のユン作品の決定的演奏。陰気な現代的サウンドのユン作品の間にベートー
ヴェンの「悲愴ソナタ」を持ってきた大胆なプログラムで、録音の少ないハ
ン・カヤの充実した演奏です。

NEOS20805(SACD-Hybrid) \2650
「ドビュッシー&ストラヴィンスキー:4手ピアノ作品集」
ドビュッシー:白と黒で/
ストラヴィンスキー:2台のピアノのためのソナタ/
ドビュッシー:6つの古代の墓碑銘/
ストラヴィンスキー:春の祭典(4手ピアノ版)
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ
録音:2006年11月
同時代を生きた二人の盟友の4手のためのピアノ作品を集めた。春の祭典は最
近のファジル・サイ編曲版がよく知られているが、こちらは作曲者自身による
版。現代音楽を得意とするシューマッハーとグラウの精妙な演奏で聴かせる。

NEOS10803(SACD-Hybrid) \2650
エルンスト・ヘルムート・フランマー(b.1949):管弦楽作品集(世界初録音)
(1)重なりあった干渉(1988-1990)/
(2)沈黙させられた言葉!…拡大(1993-1994)
SWRバーデン=バーデン・フライブルク響
(1)ローター・ツァグロセク(指揮)、W.F.セルゲ(Vc)、
SWRエクスペリメンタル・スタジオ(Live Elec)、
(2)オラフ・ヘンツォルト(指揮)、鈴木優子(打楽器)、
録音:(1)1990年(2)1995年
フランマーはドイツ出身で当初、数学を学んだ後、音楽に転向、クラウス・
フーバー、ファーニホーに師事した。チェロ協奏曲である《重なりあった干
渉》はチェロと管弦楽が終始、息もつかせぬスピードで文字通り《干渉》し
あうアグレッシヴな作品。金属系打楽器の目の覚めるような響きとライヴ・
エレクトロニクスのシュールな音響が一体となって鮮やかな音響流動体を作っ
てゆく。打楽器協奏曲《沈黙させられた言葉!・・・拡大》は日本の若きホ
ープ鈴木優子のソロが聴きもの。

NEOS10804(SACD-Hybrid) \2650
トーマス・フンメル(b.1962):
《トラキラより》-失踪したオヴィッドの捜索(2003-2006)
(ハイパー・リアリスティック・レコーディング…話し手とアンサンブルの
ための)
クリストフ・オギアマン(ヴォイス・アーティスト)
ホルスト・シンフォニエッタ
録音:2005-2006年
フンメルは自然科学を学んだ後、音楽に転向、シュパーリンガーに作曲を師
事。後にIRCAMでも研鑽を積む。終始劇的な展開は控えられ、高音主体の色
彩、密度の変化だけで曲が構成されている。

NEOS10813(SACD-Hybrid) \2650
アンダース・エリアソン(b.1947):
砂漠のポイント(1981)/オスタコリ(1987)/
弦楽のための交響曲(2001)
アルコス室内管弦楽団、
録音:2008年
エリアソンはスウェーデン出身。ジャズ・ミュージシャンとしての活動後、
リゲティに作曲を師事した。このアルバムは弦楽オーケストラのための作品
を集めたもので《砂漠のポイント》《オスタコリ》はシュニトケあたりを想
起させる。世界初録音となる《弦楽のための交響曲》は前2作よりロマン的
な香りが濃く、ベルク、バルトークのエコーを感じさせる悲しくも美しい作
品。北欧音楽の好きな御仁にお薦め。

NEOS10814 \2500
ホセ・マヌエル・ロペス=ロペス(b.1956,スペイン):
(1)月の香り(2003)/
(2)シエスタの技法(2005)/
(3)ア・テンポ(1998)/(4)レア(1989)
ファビアン・パニセロ指揮
プルーラル・アンサンブル、
(1)A.メルシエ(Vn)、(2)E.アルゴラ(アコーディオン)、
(3)D.アペラニス(Vc)、(4)アンサンブル・オーケストラル・コンテンポラン、
録音:2006年
ロペス=ロペスはマドリッド出身ので地元の大学で学んだ後、IRCAMで研鑽を
積む。ノーノ、ブーレーズ、ドナトーニ、ハルフテル、デ・パブロ、メシア
ンらから幅広く影響を受けつつ独自の語法を確立した。クラスター的な音の
推移を音楽の推進力としながらもほのかに調性を感じさせる音響、鳥の声を
思わせる(さすがはスペインと言うべきか?)モティーフの多用など詩的な香
りを湛えた音楽である。



<ALTARUS>
AIRCD9027 \2080
サイモン・マウヒニー(b.1976):
(1)バトゥ/(2)バーコードIII/(3)フンシゴ
(1)(3)マリー・デュレア(Pf)、
(2)(3)ダラフ・モーガン(Vn)、録音:2007年
マウヒニーは1976年北アイルランド出身。一聴して彼の音楽はエキゾチック
で官能的。また旋法的な和音にメシアンの影響を感じるが、すでに独自の世
界を確立している。ピアノのための《バトゥ》は武満の「閉じた眼」や「フォ
ー・アウェイ」あたりを彷彿とさせるが、途中から一転、ソラブジばりに音
が密集し始めドラマティックに展開。《バーコードIII》はヴァイオリン独奏
曲でメシアンの「鳥の歌」が「ジャングルの未知の生き物の歌」になった感
じ。《フンシゴ》はヴァイオリンとピアノの曲で、その超時間的な音の佇ま
いはソラブジの後継者と言うにふさわしい。




<PIERRE VERANY>
PV709021 \2250
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ全集
15の独奏ソナタOp.1-
ヴァイオリンのためのソナタ全曲(第3、10、12、13、14、15番)/ト短調Op.2
ジルベール・ベッツィーナ(Vn)、
フレデリク・オーディベール(Vc)、
ヴェラ・エリオット(Cemb)
(ニース・バロック・アンサンブル団員)
録音:1994年3月
PV795032の再発売。今年(2009年)ヘンデル没後250年を記念しての再発売とな
りました。ヴァイオリンのベッツィーナはニース・バロック・アンサンブル
の指揮者でもあり、この共演者も気心の知れた同アンサンブルのメンバーで
す。ピリオド楽器を使用した演奏で、音楽的で呼吸感のある演奏は発売当初
ル・モンド紙などで絶賛されました。




<ARTS>
47721-8(SACD-Hybrid) \2080
ジャチント・シェルシ(1905-1988):
プレルディ(前奏曲集)第1集-第4集
世界初録音
アレッサンドラ・アッマーラ(Pf)
録音:2008年9月30日-10月1日ヴィチェンツァ,イタリア
スペクトル楽派に多大な影響を与えた20世紀イタリアの特異なジャチント・
シェルシの世界初録音作品。静と動の鮮やかな対比、ぽつぽつと静寂に響き
渡るシェルシの音楽は現代音楽とは言え大変瞑想的で美しい。アレッサンド
ラ・アッマーラは先ごろ当ARTSレーベルよりショパンのバラード(47696)で
CDデビューした若手。アッマーラは現代物にも鋭い感性をみせる。

47689-8(SACD-Hybrid) \2080
(SACDによる再発売)
ジュリアーニ:ギター協奏曲第3番 ヘ長調 Op.70/
ギターと弦楽のための大五重奏曲 ハ長調 Op.65/
ロッシーニの「オテッロ」の主題による変奏曲/
ジェネラーリの「ローマのバッカス祭」の主題による変奏曲Op.102/
ワルツ・ファヴォーリによる変奏曲
エドアルド・カテマリオ(ギター)
マルティン・ハーゼルベック(指揮)
ウィーン・アカデミー
録音:2002年、2003年
47689-2のSACD仕様。通常盤は廃盤となります。好評のカテマリオのジュリア
ーニ:ギター協奏曲全集。今回の発売で第1番、第2番(47688-8)と合わせて全
曲SACDで聴けるようになりました。




<DORON>
DRC 3046 \2080
「マリア・ペトコヴァ・アンコール集、コンサート・ライヴより」
リスト:演奏会用練習曲 嬰ヘ短調「小人の踊り」/
ブラームス:間奏曲 イ長調Op.118-2/ヘンデル:シャコンヌHWV435/
ショパン:
マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4,練習曲 イ短調 Op.25-11「木枯らし」,
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66,前奏曲 嬰ハ短調 Op.45,
ポロネーズ 変イ長調 Op.53「英雄ポロネーズ」/
シューマン:トロイメライ/
ラフマニノフ:前奏曲 ト短調 Op.23-5,前奏曲 嬰ト短調 Op.32-12
バッハ:パルティータ第1番BWV.825-メヌエット1,メヌエット2,ジーグ/
スクリャービン:左手のための前奏曲 嬰ハ短調 Op.9-1/
ドビュッシー:半音階のための練習曲,アラベスク第1番 ホ長調/
バッハ(ブゾーニ編):アダージョ(BWV.564より)
マリエッタ・ペトコヴァ(ピアノ)
録音:1994-2005年
マリエッタ・ペトコヴァは、1968年、ブルガリアのルーセ生まれのピアニス
ト。このCDは、彼女が様々な演奏会で弾いたアンコールを集めたライヴ録音。
本プログラムを終えてリラックスした気分の良さが出た演奏ばかりである。

DRC 5028 \2080
「愛の歌-ヴィオラ作品集」
エミール・クロイツ(1881-1932):ヴィオラのための愛の歌/
エネスコ:ヴィオラとピアノのための演奏会用小品/
グリンカ:ヴィオラ・ソナタ ニ短調/ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ロラン・ロシャ(ヴィオラ)
ミアオミアオ・リ(ピアノ)
録音:2006年7月、
ヴィオラのための作品を集めたCD。エミール・クロイツ(1881-1932)の作品が
珍しい。ドイツ、ヴッパータル出身。ヴィオリストとして活動し、ヴィオラ
のための作品を多く残している。「愛の歌」はロマンティシズムの豊かな隠
れた名曲である。ロラン・ロシャは1966年生まれ。ヴィオラのソリストとし
て活躍している。ミアオミアオ・リは中国、鄭州出身のピアニスト。

DRC 5031 \2080
ベートーヴェン:
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調Op.35
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
シューベルト:
4つ即興曲集 D.935, Op.142
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784, Op.143
リオネル・モネ(ピアノ)
録音:2007年10月
リオネル・モネは、1978年、スイスのイゼラブル生まれのピアニスト。スイ
スを中心に、ソリスト、室内楽、また伴奏者としても活躍している。

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09-01 No.16-1

2009年01月22日 15時25分35秒 | Weblog
★価格改定のご案内★
昨年ご案内いたしましたCHANDOSアニヴァーサリー・ボックスが、間もなく
入荷いたしますが、円高還元価格として\6450に改定となります。
既にご注文いただいておりますものも新価格となります。
代理店の入荷在庫限りの商品ですので、追加がございましたらお早めに
ご注文下さい。

<Chandos>
ANNI 0030 30枚組 \7750 ※新価格 \6450
シャンドス創立30周年アニヴァーサリー・ボックス"マイルストーンズ"
2009年版最新カタログ封入
※完全予約限定生産

=================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Glossa>
GCD 921525 \2300
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集Vol.5 ――
ヘンデル:カンタータ《クローリ、ティルシとフィレーノ》HWV.96
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)、
ロミーナ・バッソ(アルト)、
ファビオ・ボニッツォーニ(指揮&チェンバロ)、
アンサンブル・リゾナンサ
ヘンデルのイタリア滞在時代(1706年-1710年)に作曲された100曲にも及ぶ"カ
ンタータ"の中から、器楽伴奏が付いた約30曲を選りすぐりレコーディングを
行うグロッサの"ヘンデル・イタリアン・カンタータ集"。
最新作の第5集には、イタリア時代のヘンデルの有力なパトロンの1人だった
フランチェスコ・ルスポーリ侯爵のローマ宮殿に招かれた1707年に作曲が行
われたと伝わるカンタータ「クローリ、ティルシとフィレーノ(忠実な心)」
HWV.96を収録。
3人のソリストを必要とするカンタータ「クローリ、ティルシとフィレーノ」
は、"器楽伴奏付きカンタータ"でありながら、小規模の"オペラ"に近い規模
を持ったイタリア時代の傑作の1つである。
ソリストには、第1集&第2集以来の登場となるソプラノのロベルタ・インヴェ
ルニッツィ、キューバ生まれのソプラノ歌手イェツァベル・アリアス・フェ
ルナンデス、イタリアのメゾ・ソプラノ、ロミーナ・バッソという人気、実
力ともに今が旬の古楽の名手たちが集結。
ディレクター兼チェンバロ奏者として大車輪の如き活躍を見せるボニッツォ
ーニの統率力にも期待したい。2008年6月、サン・ミッシェル・アン・ティエ
ラシュ修道院(フランス)での録音。




<Sterling>
CDS 1077-2 \2300
フロート:
ピアノ協奏曲第1番ハ短調/同第2番イ短調/祝典序曲/ホワイトホールの
ヴィルヘルム・フォン・オラーニエン
カール・ペッテション(ピアノ)、
ハンス・ペーター・ヴィースホイ(指揮)、
ピルセン・フィルハーモニック管弦楽団
父はプロイセンの騎兵隊長というメクレンブルクの由緒ある家柄に生まれた
19世紀ドイツの作曲家フリードリヒ・フォン・フロート。音楽を学ぶためパ
リに留学したフロートは、グノーやオッフェンバックと交友を深めており、
後の作曲活動に大きな影響を与える出会いに恵まれている。
フロートは代表作でもある歌劇「マルタ」以外の作品はほとんど知られてお
らず、ここに収録されている2つのピアノ協奏曲と管弦楽作品はフロートの優
れたオーケストレーションを現代に伝える重要な役割を持っている。
華やかな冒頭と旋律が印象的な「ピアノ協奏曲第1番」やウェーバーからの影
響が感じられる「ピアノ協奏曲第2番」は、ハイペリオンのRPCシリーズの
ファンにもオススメしたい作品。

CDS 1078-2 \2300
R・フランク:
交響的幻想曲Op.31
ヴァイオリンと管弦楽のための《セレナーデ》イ長調Op.25
管弦楽のための組曲ニ長調Op.30
《愛と魂》ホ長調Op.40
チェロと管弦楽のための《セレナーデ》ハ長調Op.24
演奏会用序曲ホ長調Op.2
ファビアン・ウェッツシュタイン(ヴァイオリン)、
ティム・ストレーブル(チェロ)、
クリストファー・フィフィールド(指揮)、
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
メンデルスゾーンの弟子でありピアニスト、教育者としてシューマンや当時
の聴衆から高く評価されたエドゥアルト・フランクの息子にして、ドイツ・
ロマン派の音楽家リヒャルト・フランク(1858-1938)の管弦楽作品集というレ
ア・レパートリー!
父エドゥアルト、ライネッケ、ヤーダスゾーンに作曲を学んだR・フランク。
作曲家、教育者としてだけでなくベートーヴェンの作品の演奏家としても一
目置かれた存在だったR・フランクの作品からは、音楽家として追い続けた
ベートーヴェンの音楽からの影響を感じ取ることが出来る。
歴史の影に隠れたドイツ・ロマン派音楽の知られざる存在がまた1つ表舞台
に戻ってくる。

CDA 1666-67-2 2枚組 \4600
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310(録音:1958年12月22日)/ヴァイオリン・
ソナタ第28番ホ短調K.304(録音:1959年11月3日)/幻想曲ハ短調K.475
(録音:1963年5月5日)/ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457(録音:
1963年5月5日)/ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459*(録音:1961年4月29日)
/同第20番ニ短調K.466+(録音:1969年5月27日)
ラーシュ・セレールグレン(ピアノ)、
マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)、
コリン・デイヴィス(指揮)*、
スウェーデン放送交響楽団*、
カール・ルネ・ラーション(指揮)+、
ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団+
2008年に惜しくもこの世を去ったスウェーデン鍵盤音楽界の重鎮ラーシュ・
セレールグレン(1927-2008)のモーツァルト・アルバム。
1993年までストックホルム王立音楽院で教授を務めていたセレールグレンの
1950年代後半から1960年代後半にかけて収録されたモーツァルトは、北欧の
巨匠の風格を備えた堂々たる演奏。

CDA 1668-2 \2300
シューベルト:即興曲変ト長調
ショパン:
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1、ポロネーズ第2番変ホ短調Op.26-2、
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
リスト:軽やか、ラ・カンパネッラ
グリーグ:
アリエッタOp.12-1、孤独なさすらい人Op.43-2、小人の行進Op.54-3
ラフマニノフ:楽興の時Op.16より 第3番ロ短調Op.16-3、第4番ホ短調Op.16-4
バラキレフ:イスラメイ
マリア・フェルバイテ(ピアノ)
1992年にリトアニアのカウナスで生まれ、2歳の時に家族とスウェーデンに移
住した現在16歳の若き女流ピアニスト、マリア・フェルバイテのファースト
・アルバム。
カウナスの国際ピアノ・コンクールでの優勝、パリでの第6回ニコライ・ルビ
ンシテイン国際コンクールでも優勝を勝ち取るなど既に実績は十分。フェル
バイテの演奏からは、テクニックだけではなく"心"が感じられる。




<Caprice>
CAP 21813 \2300
エリク・エリクソン室内合唱団-トレジャース ――
ブリテン:神聖と世俗Op.91(録音:1979年5月15日)/エドルンド:2つの詩
(録音:1971年4月17日)/マーラー:私はこの世から姿を消した
(録音:2008年2月23日)/イェンネフェルト&サンドストレム:ただひとと
き(録音:1991年3月19日)/ダニエル=ルシュール:雅歌(録音:1987年6月3日)
/シェーンベルク:地上の平和Op.13(録音:1988年10月23日)
エリク・エリクソン(指揮)、エリク・エリクソン室内合唱団
1918年に北欧のスウェーデンに降り立った"合唱の神様"エリク・エリクソン。
スウェーデン放送合唱団、エリク・エリクソン室内合唱団、オルフェイ・ドレ
ンガルなどの名門合唱団を育て上げ、新たな合唱レパートリーの開拓、後進
の育成など、エリク・エリクソンが合唱界にもたらした功績は計り知れない。
2008年10月で90歳を迎えたエリク・エリクソン。自身の名前を冠するまさに
手兵、エリク・エリクソン室内合唱団とのライヴ録音集には、ブリテンやマ
ーラーからエドルンド、ダニエル=ルシュールなどエリク・エリクソンが開
拓してきた豊富なレパートリーを収録。
中でもマーラーは、2008年2月23日(89歳!)にストックホルムで行われた録音
なのである!"合唱の神様"エリク・エリクソンとエリク・エリクソン室内合
唱団がともに歩んだ合唱史に残る記録と言えるだろう。

CAP 21814 \2300
スウェーデン放送合唱団-トレジャース ――
レーガー:我が息は弱まりOp.110-1(録音:1973年4月26日)/エック:3つの
フランス合唱曲(録音:1969年10月29日)/コダーイ:イエスと商人(録音:
1975年3月21日)/セーデルマン:魂の歌(録音:1969年1月2日)/ブルックナ
ー:アヴェ・マリア、キリストはおのれを低くして(録音:1975年3月21日)
/レーガー:主の祈り(録音:1973年11月27日)
エリク・エリクソン(指揮)、スウェーデン放送合唱団
1952年から1983年までの約30年間にわたって首席指揮者を務め、スウェーデ
ン放送合唱団を北欧の名門から世界屈指の合唱団へとステップアップさせた
エリク・エリクソン。
スウェーデン放送合唱団単独での演奏はもちろんのこと、ベルリン・フィル
との共演に代表される別次元の美しき歌声は、エリク・エリクソンの存在が
あったからこそ。エリク・エリクソンの"合唱の神様"と呼ばれる卓越した手
腕を、首席指揮者在任中のスウェーデン放送合唱団のハーモニーで聴ける歓
び。北欧の合唱芸術の極み、ここにあり。

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09-01 No.16-2

2009年01月22日 15時24分53秒 | Weblog
<Phono Suecia>
PSCD 177 \2300
デュオ・コン・フォルツァ ――
ヘルゲ:エラスティック・チーム/グラス:インターツインド/エークスト
レム:マンダラ/ドミトリーエフ:子供のころの雪は解けてしまった/マロ
シュ:鬼ごっこ/マルムボリ=ウォード:クローニング/シュネルツェル:
サンダーダンス
リズム・アート・デュオ
〔フレードリク・アンデション(打楽器)、ダニエル・ベリ(打楽器)〕
スウェーデンの若手アーティストの演奏を紹介する"コン・フォルツァ"シリ
ーズからパーカッション・デュオが登場。ともにイエテボリ王立音楽院で研
鑽を積んだフレードリク・アンデションとダニエル・ベリのアンサンブルが、
打楽器のみのアンサンブルだからこそ可能な"リズム"と"サウンド"の世界を
展開。その表現力の高さに驚かされる。

PSCD 180 \2300
アンハード・オヴ-アゲイン ――
ストリンドベリ:タイムライン/レーンクヴィスト:試験的な(第2部)/ジヴ
コヴィチ:海辺の墓地/ボリソワ=オラス:影の後ろで/フリド:デジャ・
ヴュ/リュセル:ギルデッド・スプリンターズ/ステルン:深い夜 
アンア・ラーション(アルト)、ソナンサ室内アンサンブル
作曲者たちと良好な関係を築き、250曲以上の新曲初演を任されてきたスウェ
ーデンのソナンサ室内アンサンブルの結成25周年記念リリース。収録作品は
全てスウェーデンの作曲家による新作であり、続々と新作を世に送り出して
きたアンサンブルならではの選曲となっている。


CAP 22063 2枚組 \4600
スウェーデン王立歌劇場アーカイヴスVol.8 ――
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》(抜粋/録音:1959年10月4日)/マスカー
ニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》(抜粋/録音:1959年10月4日)
/プッチーニ:歌劇《トスカ》第1幕と第2幕からの抜粋(録音:1962年5月13日
&1959年2月12日)/シャルパンティエ:歌劇《ルイーズ》(抜粋/録音:
1958年6月6日)/プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》(抜粋/録音:1953年)/
メノッティ:歌劇《領事》(抜粋/録音:1952年2月20日)/プッチーニ:
歌劇《ボエーム》(抜粋/録音:1955年)
シーグルド・ビョルリンク(バリトン)、エリク・サーデン(バリトン)、
バルブロ・エリクソン(メゾ・ソプラノ)、
シクステン・エールリンク(指揮)、
スウェーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団、他
ストックホルム王立歌劇場でのライヴ録音やスタジオ録音の貴重な音源を発
掘するアーカイブス・シリーズの第8集は"ヴェリズモ・オペラ"がテーマ。
1952年-1962年の録音。




<Bluebell>
ABCD 107 \2300
偉大なるスウェーデンの歌手たち-グニッラ・アフ・マルムボリ ――
ハルストレム:歌劇《山の王の花嫁》より/リンドブラード:歌劇
《Frondorerna》より/ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》より ああ宿命的な文
書よ、歌劇《仮面舞踏会》より あの草を摘みとって、私はあなたのそばに
いる、歌劇《ファルスタッフ》より/プッチーニ:歌劇《トスカ》より マ
リオ、マリオ、マリオ/R・シュトラウス:楽劇《サロメ》より まあ、恐ろ
しい、恐ろしい人だわ/ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》より
穏やかに静かに
グニッラ・アフ・マルムボリ(ソプラノ)、ニコライ・ゲッダ(テノール)、
ロルフ・ビョルリンク(テノール)、他
グニッラ・アフ・マルムボリ(1933-)は、1960年のデビューから1991年までス
トックホルムの王立歌劇場で、ワーグナー、ヴェルディ、R・シュトラウスの
歌い手として歌声を響かせたソプラノ歌手。

ABCD 108 \2300
偉大なるスウェーデンの歌手たち-ベリト・リンドホルム ――
ウェーバー:歌劇《オイリアンテ》より So bin ich nun verlassen/ベー
トーヴェン:歌劇《フィデリオ》より 悪者よ、どこへ急ぐのだ/プッチー
ニ:歌劇《トゥーランドット》より この宮殿の中で/ワーグナー:歌劇
《タンホイザー》より おごそかなこの広間よ、歌劇《ローエングリン》よ
り 寂しい日々に神に祈り、楽劇《ワルキューレ》より ホーヨートーホー、
私の犯したことは、楽劇《ジークフリート》より 私は永遠だったのです、
楽劇《神々のたそがれ》より ラインの岸にたき木の山を積み
ベリト・リンドホルム(ソプラノ)、
マレク・ヤノフスキ(指揮)、
ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団、
ルドルフ・ケンペ(指揮)、ストッホルム王立管弦楽団、他
ストックホルムの王立歌劇場でデビューを果たし、コヴェント・ガーデン、
バイロイト、サンフランシスコ、METなどで活躍したスウェーデンのソプラノ
歌手ベリト・リンドホルム(1934-)の歴史的録音集(1965年-1979年)。




<Chamber Sound>
CSCD 08038 \2300
リリエホルムの音楽 ――
トーマス・リリエホルム(1944-):
バス・クラリネットとピアノのための《レンズ》/管弦楽のための《ベース
とペンデュラム》/8つの楽器のための《オリゴ》/弦楽四重奏のための《ビ
フラクション》/サクソフォン四重奏のための《相互作用、テュレガータン
53番地》
ボー・ペッエテション(バス・クラリネット)、
マッツ・ペアション(ピアノ)、
ニクラス・ヴィレーン(指揮)、
ムジカ・ヴィタエ、スウェーデン王立海軍軍楽隊、
ストックホルム・サクソフォーン四重奏団、他
スウェーデン南部、スモーランドの小都市ヴェクシェーの地域音楽基金"Musik
i Syd"の下で活動する"CoMA" の芸術監督でもあるスウェーデンの作曲家トー
マス・リリエホルムの作品集。タイトルもユニークな「相互作用、テュレガ
ータン53番地」ではサクソフォン四重奏のダイナミックな表現が面白い。




<Intim Musik>
IMCD 110 \2300
レーンクヴィスト:
ソプラノ、4つの楽器と女声合唱のための協奏曲《燃える手の天使に》
ヘレナ・エック(ソプラノ)、バッカ・カタリナ・エリクソン(オーボエ)、
サラ・リンドルフ(フルート)、アンナ・ウォールグレン(チェロ)、
レオ・スヴェンソン(チェロ)、ヨルゲン・ペッテション(サクソフォン)、
カーリン・エクルンド(指揮)、ラ・カペラ
カーリン・レーンクヴィスト(1957-)は、ストックホルム合唱団"Stans kor"
のディレクター、スウェーデン室内管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデ
ンスを務めてきたスウェーデンの女流作曲家。「燃える手の天使に」は女声
合唱を中心として、器楽のサウンドを効果的に散りばめた劇的な作品である。




<C-Y Contemporary>
CY 0801 \2300
ヒューマン・リレイションズ ――
クラーヴェルダール:イントロトアギター/エンストレム:ポートレートIII
/ヨルト:Tobjuhr/ビュール:ヒューマン・リレイションズ/ヨルト:トス
トルム/ストルム:ハッピー・モーメンツ/ヨルト:トラパッキ/ラパッキ:
沈黙/他
ギター・デュオ《ラウリ&パスカル》
1981年ラウリ・カールストレムと1980年生まれのパスカル・ジャルディがタッ
グを組んだギター・デュオ「ラウリ&パスカル」のファースト・アルバム。
近現代作品の演奏に定評があり、ここでも中堅-若手作曲家の珍しい作品が取
り上げられている。

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09-01 No.15-1

2009年01月22日 15時24分30秒 | Weblog
<IM LAB>
※未案内旧譜
IMLCD 04 \1780
ロシア鍵盤音楽史 Vol.1 18世紀サンクトペテルブルクのチェンバロ音楽
ジョヴァンニ・マリア・ルティーニ(1730-1797):ソナタ イ長調 Op.1 No.4
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):ソナタ ヘ長調/ソナタ ハ短調
ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):ソナタ ト長調
バルダッサーレ・ガルッピ:ソナタ イ長調/ソナタ ニ長調
ジョヴァンニ・マリア・ルティーニ:ソナタ ト長調 Op.1 No.6
ウラディーミル・ラトチェンコフ(チェンバロ)
録音:2000年6月27-28日、サンクトペテルブルク、
エカテリーナ・ルター派教会

IMLCD 05 \1780
ロシア鍵盤音楽史 Vol.2
ヴィンチェンツォ・マンフレディーニ(1737-1799):
皇帝エカテリーナ2世に献呈された6つのチェンバロ・ソナタ(1765)
ウラディーミル・ラトチェンコフ(チェンバロ)
録音:2000年6月28-29日、サンクトペテルブルク、
エカテリーナ・ルター派教会

IMLCD 06 \1780
世紀のロシア女帝・皇后のために書かれた音楽
不詳:ピョートル大帝の死を悼みエカテリーナ1世の即位を祝う歌(1725)(*)
不詳:皇帝アンナ・ヨアノヴナの戴冠記念日に際し
カール=エルンスト・ビロンより贈られたアリアまたはメヌエット(1734)(*)
ビセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
オペラ「フェドゥルとその子供たち」(1791)から
村で、ポクロフスコエ村で(ドゥニャーシャのアリア)(*)
ワシリー・トルトフスキー(1740頃-1810頃):
ロシア民謡「森でたくさんの蚊が生まれた」の主題による
チェンバロのためのアリアと変奏曲
ドミトリー・ボルトニャンスキー(1751-1825):
皇后マリア・フョードロヴナに献呈されたアルバム(1793)から 3つの歌曲(*)
ヴィンチェンツォ・マンフレディーニ(1737-1799):
皇帝エカテリーナ2世に献呈された6つのチェンバロ・ソナタ(1765)から
ソナタ ニ短調
ダニラ・カーシン(1770-1841):ロシアの3つの歌
(皇后マリア・フョードロヴナ、同エリザヴェータ・アレクセーエヴナに献呈)(*)
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘスラー(1747-1822):
大公アレクサンドル・パーヴロヴィチと
大公女エリザヴェータ・アレクセーエヴナの婚礼のためのカンタータ
「Cari ore fortunati」(1793)(*)
マリーナ・フィリポワ(メゾソプラノ(*))
ウラディーミル・ラトチェンコフ(チェンバロ)

IMLCD 08 \1780
プーシキンの詩による同時代の音楽
アリャビエフ、ヴェルストフスキー、ゲディケ、ゲニシュタ、グリンカ、
カーシン、N・A・チトフ、N・S・チトフ、ヤコヴレフ作曲の歌曲(全20曲)
マリーナ・フィリポワ(メゾソプラノ)
イワン・ミハイロフ(ピアノ)
録音:1999年1月

IMLCD 09 \1780
グリンカ(1804-1857):ハープ、ハープ伴奏歌曲&室内楽作品集
夜想曲変ホ長調/モーツァルトの主題による変奏曲/キターラに寄せて(*)
私はあのすばらしい一時を覚えている(*)/あなたと共にいる楽しさ(*)
夜想曲「別れ」/ヴァネツィアの夜(+)/モリーに(+)/疑い(+)
祈り(シェスタコフ編曲)(#)
グリンカのオペラ「ルスランとリュドミラ」の主題による幻想曲(シェスタコフ
作曲)
ドニゼッティのオペラ「アンア・ボレーナ」の主題によるセレナード(**)
イリーナ・ドンスカヤ(ハープ)
ネリー・リー(ソプラノ(*))
アンドレイ・スラヴニー(バリトン(+))
サンクトペテルブルク室内ソロイスツ
ゲンナジー・ニコノフ(トランペット(#))
ナタリア・アルスマノワ(ピアノ(**)) 
コンスタンチン・シェフチュク(ファゴット(**))
アナトリー・チェプコフ(ホルン(**)) アンドレイ・ドガディン(ヴィオラ(**))
レオニード・シュカーエフ(チェロ(**)) キリル・カリコフ(コントラバス(**))
録音:1994、1998年
使用楽器(ハープ):
1900年代、Lyon & Healy製(サンプトペテルブルク国立音楽院所蔵)

IMLCD 010 \1780
ロシア名歌集
ユリエフ、トルストイ、グエルチア、グリレフ、グリンカ、ズーボフ、
ドリゾ、アリャビエフ、チャイコフスキー、ブラーホフ、コズロフスキー、
デュビュク、シェレメチェフ、アバザの作品(全27曲)
エレーナ・マトヴェーエワ(ソプラノ)
コンスタンチン・コテリニコフ(テノール)
サンクトペテルブルク・サロン古典音楽アンサンブル
録音:1997、1999年

IMLCD 011 \1780
ダルゴムイシスキー(1813-1869):女の愛と生涯 歌曲集
まだ彼を愛している/十六歳/人生の困難な時に/レズギンカの歌
東洋のロマンス/ヴェルトグラード/翼を与えよ/私は誰にも言わない
子守歌とおやすみなさい/私は言った、なぜ?/他(全26曲)
マリーナ・フィリポワ(メゾソプラノ)
イワン・ミハイロフ(ピアノ)

IMLCD 012 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
幻想曲(詩曲)「運命」ハ短調(1868)(*)
幻想序曲「ロミオとジュリエット」ロ短調(1869)(+)
幻想曲「テンペスト」Op.18(1873)(#)
アンドレイ・アニハーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団
録音:1993年(+)/1994年(#)/1995年(*)

IMLCD 015 \1780
チャイコフスキー(1840-1893):
子供のための16の歌 Op.54
フランス語の歌詞による6つの歌 Op.65
マリーナ・フィリポワ(メゾソプラノ)
ドミトリー・バルバシン(ピアノ)

IMLCD 016 \1780
バラキレフ、リャプーノフ:歌曲集
バラキレフ(1837-1910):10の歌(1895-1896)
リャプーノフ(1859-1924):
バラキレフの記念に/4つの歌 Op.14/4つの歌 Op.72
ウラディーミル・ミレル(バリトン)
セルゲイ・ウリュバエフ(ピアノ)
録音:2000年

IMLCD 017 \1780
ロシア歌曲集
グリンカ(1804-1857):冬の旅/舟歌
ラフマニノフ(1873-1943):私は予言者ではない Op.21 No.11
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):八行詩 Op.45 No.3
チャイコフスキー(1840-1893):
祝福あれ、森よ Op.47 No.5/騒がしい舞踏会の中で Op.38 No.3
ドン・ファンのセレナード Op.38 No.1
ダルゴムイシスキー(1813-1869):夜のそよ風/九等文官
ムソルグスキー(1839-1881):牝山羊/蚤の歌
エドゥアルト・ナプラヴニク(1839-1916):ドン・ファンのセレナード
グリンカ:疑惑
レオニード・マラシキン(1842-1902):おお、わが悲しみを言葉にできたなら
ラフマニノフ:
いや、お願いだ、行かないで Op.4 No.1/私はすべてを奪われた Op.26 No.2
夜の静けさに Op.4 No.3/夢 Op.8 No.5
チャイコフスキー:再び、前のように、ただ一人 Op.73 No.6
リムスキー=コルサコフ:予言者 Op.49 No.2
ボロディン(1833-1887):遠い祖国の岸へ
カバレフスキー(1904-1987):シェイクスピアのソネット第30番 Op.52 No.4
アレクサンドル・モロゾフ(バス)
イリーナ・ソボレワ(ピアノ)
録音:1999年11月24、30日、12月7日、サンクトペテルブルク、
エカテリーナ・ルター派教会

IMLCD 019 \1780
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
スペイン奇想曲 Op.34(*)
交響組曲「シェエラザード」Op.35(+)
ペテルホ管弦楽団(*)
レオ・コルヒン(指揮(*))
サンクトペテルブルク放送交響楽団(+)
スタニスラフ・ゴルコヴェンコ(指揮(+))
録音:1994年(+)/1995年(*)

IMLCD 021 \1780
ロシアのバラライカ
ワシリー・アンドレーエフ:(*)
ポロネーズ/ガチーナの思い出(ワルツ)/牧神(ワルツ)
蝶(ワルツ)/流星(ワルツ)
ロシア民謡:(*)
月は輝いている(ワシリー・アンドレーエフ編曲)/コロベイニキ
ヴォルガ川の崖/バリューニャ(情婦)
ボリス・フォーミン:Once fort a life may be a luck encounter(+)
ニコライ・シシュキン:気が向いたら聴いて(+)
ヤコフ・ゲリマン:御者よ、馬を駆りたてるな(+)
ロシア民謡:(+)
ライムの古木/おお、ナスターシャ/ステンカ・ラージンの歌
ヴォルガの舟歌/ピテルスカヤ通りに沿って/夕べの鐘が鳴る
ボリス・シュトコロフ(バス(+))
V・アンドレーエフ・ロシア・バラライカ楽団
ウラディーミル・ポポフ(指揮)
録音:1978年(*)/1980年、ライヴ(+)

IMLCD 022 \1780
チャイコフスキー、ラフマニノフ:歌曲集
チャイコフスキー(1840-1893):
子守歌 Op.16 No.1/カナリア Op.25 No.4/そんなに早く忘れて(1870)
彼は私をそれほどに愛した Op.28 No.4/それは早春のことだった Op.38 No.2
騒がしい舞踏会の中で Op.38 No.3/もし私が知っていたら Op.47 No.1
ジプシーの歌 Op.60 No.7/星は穏やかに私たちを照らし Op.60 No.12
セレナード Op.63 No.6/太陽は沈んだ Op.73 No.4
ラフマニノフ(1873-1943):
美しい人よ、私のために歌わないで Op.4 No.4/睡蓮 Op.8 No.1
夢 Op.8 No.5/小島 Op.14 No.2/彼女たちは答えた Op.21 No.4
リラの花 Op.21 No.5/私の窓辺に Op.26 No.10/夜は悲しい Op.26 No.12
夜更けに私の庭で Op.38 No.1/ひな菊 Op.38 No.3
ねずみ捕りの男 Op.38 No.4
ネリー・リー(ソプラノ)
エフゲニー・シェンデロヴィチ(ピアノ)
録音:1990年

IMLCD 026 \1780
サンクトペテルブルクのコサック
カリンカ/黒い瞳/ステンカ・ラージンの歌/バルトの海辺より/マルーシャ
わが恋人/コサックに栄光あれ/他、ロシア民謡、コサックの歌、等(全19曲)
アレクサンドル・ムキエンコ(指揮)
ロシア北西地区コサック歌謡舞踊アンサンブル・ソロイスツ、
合唱団&ロシア民族楽器楽団

IMLCD 027 \1780
グリンカ(1804-1857):イタリア語歌曲&ヴォカリーズ集
望み(1832)/見渡せばどこも(1828)/考えてごらん、今この時を(1828)
大切な人を私は失った(1828)/泣けばまた生まれ変わったようになる(1828)
よこしまな誓い(1832)/アルトのための7つのヴォカリーズ(練習曲;1830)
ああ、思い出しておくれ、美しいイレーネよ(1828)/おまえは娘(1828)
心を突き刺される思い(1828)/恋人よ、覚えていておくれ(1828)
おお、ダフニス、この魂を(1828)/眠りのうちにも(1828)
マリーナ・フィリポワ(メゾソプラノ)
イワン・ミハイロフ(ピアノ)
録音:1997年

IMLCD 028 \1780
ロシア民謡集
暗い森で/恋人が私に言った/母なるヴォルガを下りて/他(全19曲)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー独唱者合唱団「ロジュジェストヴォ」
オリガ・スプトゥネワ(指揮)
録音:1999年

IMLCD 030 \1780
17-18世紀ロシアの合唱音楽
ロシアの伝統におけるキリストの受難
「修道士クリストフォルの手写本」(1604;アルビーナ・フルチニナ校訂)から/
ウラディスラフ・チェルヌシェンコ編曲:アンティフォン1、2、3、5、15、他
初期ロシア聖歌(V・ブラジニコフ校訂)
わが魂よ、主をたたえよ/それはまことにふさわし/聖なる主
ワシリー・チトフ(1650頃-1710):
喜べ、すべての悲しむ者らよ(12部合唱のためのコンチェルト)
ポルタヴァ戦祝勝のための頌歌
ロシアの鷲/われを護りたまえ、おお、主よ/今日、誇れる獅子の終焉は
そしてわれらは声を上げ/万歳
マクシム・ベレゾフスキー(1745-1777):
われ老いたとき、御身われを拒まざるや(4部合唱のためのコンチェルト)
アルテミー・ヴェーデリ(1770頃-1808):
今ぞ御身の僕を安らかに逝かせたまえ(4部合唱のためのコンチェルト)
ドミトリー・ボルトニャンスキー(1751-1825):
ケルビムの歌 第7番/われら御身をたたえん、われらの主よ
サンクトペテルブルク国立カペラ(合唱)
ウラディスラフ・チェルヌシェンコ(指揮)
録音:1986、1987年、サンクトペテルブルク国立カペラ・コンサートホール

IMLCD 032 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):晩祷 Op.37
ジャンナ・ポレフツォワ(メゾソプラノ)
セルゲイ・ロコジツァ(テノール)
サンクトペテルブルク国立カペラ(合唱)
ウラディスラフ・チェルヌシェンコ(指揮)
録音:1992年

IMLCD 036 \1780
ラフマニノフ(1873-1943):
聖金口イオアン聖体礼儀[聖ヨハネ・クリュソストムスの典礼]Op.31
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー独唱者合唱団「ロジュジェストヴォ」
オリガ・スプトゥネワ(指揮)
録音:2001年

IMLCD 037 \1780
聖合唱コンチェルト集(Vol.1)
アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956)/
パーヴェル・チェスノコフ編曲:
主をたたえよ、おお、わが魂よ
パーヴェル・チェスノコフ(1877-1944)/イーゴリ・ウシャーコフ編曲:
幸いなり/御身の目前にてわが祈りを述べさせたまえ
われ老いたとき、われを捨てたもうな
パーヴェル・チェスノコフ:賢い泥棒
パーヴェル・チェスノコフ/イーゴリ・ウシャーコフ編曲:
Pre-eternal Counsel
コンスタンチン・ニキーチン:賢い泥棒
パーヴェル・チェスノコフ:永遠の記憶
ドミトリー・ボルトニャンスキー(1751-1825):
御身の慈悲のもとにわれらは憩う、聖母よ/助けにして守り
セルゲイ・トルバチョフ:天より預言者は告げぬ
バラキレフ(1837-1910)/コンスタンチン・ニキーチン編曲:
天より預言者は告げぬ
アレクサンドル・ニコリスキー(1874-1943):Pre-eternal Counsel
コンスタンチン・ニキーチン:われら御身に歌う
セルゲイ・トルバチョフ:われらの救い主は天より来たりぬ
パーヴェル・チェスノコフ/イーゴリ・ウシャーコフ編曲:
神はわれらとともにあり
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1994年

IMLCD 038 \1780
北ロシアの修道院の聖歌集
コンスタンチン・ニキーチン:
聖使徒アンドレイへのトロパリオン/それはまことにふさわし
聖霊によりて正され(聖アルセニー・コネフスキーへのトロパリオン)
われら御身をたたえん、聖母よ(コーネフの神の御母のイコンへの賛歌)
セルゲイ・トルバチョフ:
聖なるシオン山に上り/主の変容祭のための賛歌
ニコペアの聖母のイコンへのコンタキオン
ロシアの衆聖人の主日のためのコンタキオン
S・ザイツォフ:今ぞ天の力が
ステファン・スモレンスキー:ケルビムの歌
A・ポポフ:聖使徒アンドレイへのコンタキオン
ワラーム修道院聖歌、ソロフスキー修道院聖歌、
キリロ=ベロゼルスク修道院聖歌
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1996年

IMLCD 041 \1780
神よ、ツァーリを護りたまえ! ロシア帝国軍の賛歌&軍歌集
リヴォフ:神よ、ツァーリを護りたまえ!(ロシア帝国国歌)
N・シューロフスキー/イーゴリ・ウシャーコフ編曲:
おお、全能なるツァーリ(ロシア皇帝賛歌)
ロシア民謡/コンスタンチン・ニキーチン編曲:オレグ公の伝説
他、ロシア帝国軍各連隊の歌、軍歌、ロシア民謡等(全22曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1997年

IMLCD 042 \1780
主の御名をたたえよ ワラーム修道院聖歌集
セルゲイ・トルバチョフ:
おお、喜ばしき光輝/御身の復活、イエス・キリストよ
バラキレフ(1837-1910)/イーゴリ・ウシャーコフ編曲:
聖金口イオアンへのコンタキオン/天使は叫びぬ(復活祭の儀式から)
コンスタンチン・ニキーチン:
今日、聖母は(クリスマスのためのコンタキオン)
N・ケドロフ:正しき者は永遠に記憶されん(The holy community verse)
セルゲイ・トルバチョフ:聖霊降臨祭のトロパリオン
コンスタンチン・ニキーチン:
復活の祈祷の第9の歌のヘイルモス/主よ、正しき者を護りたまえ
万軍の主よ、われらとともにとどまりたまえ
(Great Evening のためのトロパリオン)
葬送のスティヒラ/永遠の記憶/三倍聖なる
わが目を開きたまえ(Great Evening のためのトロパリオン)
めでたし、聖母、神を産みし御方(トロパリオン)
イーゴリ・ウシャーコフ:いと高きにある神をたたえよ(小ドクソロジー)
コンスタンチン・ニキーチン:それはまことにふさわし(トロパリオン)
K・フェドロフ:平和への投票/もたらされしの唯一のみどり児
セルゲイ・トルバチョフ:
永遠の光輝(主の変容祭のためのExapostilation)
コンスタンチン・ニキーチン:
味わい、主の良きを知れ(The holy community verse)
セルゲイ・トルバチョフ:
夜明け前に(復活祭の祈祷のオイコス)/復活祭の祈祷のヒュパコエー
コンスタンチン・ニキーチン:めでたし、おお、命の源なる十字架よ
(聖セラフィム・サロフスキーへの Litia・スティヒラ)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1993-1994年

IMLCD 045 \1780
キリロ=ベロゼルスキー修道院聖歌集
ズナメニ聖歌(キリロ=ベロゼルスキー修道院伝承の旋律)/A・ポポフ校訂:
幸いなり/おお、喜ばしき光輝
われらが聖なる父キリル(聖キリルへのスティヒラ)
キエフ聖歌/イーゴリ・ウシャーコフ編曲(和声付け):
主よ、今ぞ御身の僕を安らかに逝かせたまえ
ズナメニ聖歌(キリロ=ベロゼルスキー修道院伝承の旋律)/A・ポポフ校訂:
わが若きより(アンティフォン)
ズナメニ聖歌/パーヴェル・チェスノコフ編曲:主の御名をたたえよ
ズナメニ聖歌(キリロ=ベロゼルスキー修道院伝承の旋律)/A・ポポフ校訂:
それはまことにふさわし/この栄光の王は誰か?
もたらされしの唯一のみどり児
ズナメニ聖歌/ステファン・スモレンスキー編曲(和声付け):ケルビム賛歌
S・ザイツォフ/N・ウスペンスキー編曲:今ぞ天の力が
セルゲイ・チルバチョフ編曲(和声付け):それはまことにふさわし
コンスタンチン・ニキーチン:大終課の賛歌
ズナメニ聖歌(キリロ=ベロゼルスキー修道院伝承の旋律)/
イーゴリ・ウシャーコフ校訂:
来たれ、おお、兄弟よ、最後の口づけを与えよ/花がしぼむ如く
イーゴリ・ウシャーコフ編曲(和声付け):
聖なる父キリル(聖キリルへのスティヒラ)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1995-1996年

IMLCD 046 \1780
16-17世紀ロシアの聖歌集 Vol.2
N・ウスペンスキー校訂:偉大なるエカテリーナ(初期3声聖歌)
M・ブラジニコフ校訂:おお、喜ばしき光輝(初期2声聖歌)
ズナメニ聖歌/I・ラトコワ再構成:シメオンは叫びぬ(スティヒラ)
ズナメニ聖歌/イーゴリ・ウシャーコフ校訂:
昔モーゼに語った彼は(スティヒラ)
デメストヴェニー聖歌/N・ウスペンスキー校訂:バビロン川のほとりで
プチェヴォイ聖歌/N・ウスペンスキー校訂:聖母被昇天をたたえる歌
M・ブラジニコフ校訂:わが若きより(初期3声聖歌)
ズナメニ聖歌(ソロフキー修道院伝承の旋律):われは眼差しを上げて天を仰ぐ
プチェヴォイ聖歌/N・ウスペンスキー校訂:
天使らは御身の復活を歌う(スティヒラ)
N・ウスペンスキー校訂:悔悛の門をわれにわれに開け(初期2声聖歌)
ズナメニ聖歌(ソロフキー修道院伝承の旋律):それはまことにふさわし
N・ウスペンスキー校訂:主の御名をたたえよ(初期3声聖歌)
M・ブラジニコフ校訂:もたらされしの唯一のみどり児(初期2声聖歌)
N・ウスペンスキー校訂:おお、来たりて崇めん(初期3声聖歌)
ズナメニ聖歌/N・ウスペンスキー校訂:主の御声(トロパリオン)
N・ウスペンスキー校訂:三倍聖なる(初期3声聖歌)
ズナメニ聖歌(キリロ=ベロゼルスキー修道院伝承の旋律)/A・ポポフ校訂:
それはまことにふさわし
N・ウスペンスキー校訂:おお、すべての人が賛美する御母(初期2声聖歌)
N・ウスペンスキー校訂:もたらされしの唯一のみどり児(初期3声聖歌)
M・ブラジニコフ校訂:わが口を御身への称賛もて満たさん(初期2声聖歌)
M・ブラジニコフ校訂:主の御名はたたえられよ(初期3声聖歌)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1996-1997年

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09-01 No.15-12

2009年01月22日 15時23分29秒 | Weblog
IMLCD 048 \1780
聖合唱コンチェルト集
パーヴェル・チェスノコフ(1877-1944):主の祈り
アレクサンドル・カスタリスキー(1856-1926):おお、喜ばしき光輝
アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956):それはまことにふさわし
アレクサンドル・ニコリスキー(1874-1943):主の御名をたたえよ
セミョン・パンチェンコ(1867-1937):3つの王国で
パーヴェル・チェスノコフ:ケルビム賛歌
ミハイル・ストロキン(1832-1887):ヨルダン川の上で
セルゲイ・トルバチョフ:
毎日毎時にたたえられよ(ベルゴロドのイオアサフの毎時の祈り)
神の愛をたたえて
A・ポポフ:聖使徒アンドレイ(トロパリオン)
セルゲイ・トルバチョフ:彼は不死鳥の如く栄えり
(Exapostilarion;ラドネジの聖セルゲイへの礼拝から)
コンスタンチン・ニキーチン:
聖セラフィム・サロフスキーへの礼拝 から オイコス
主の栄光の内に輝く(モスクワ大主教聖イオナのためのトロパリオン)
神聖なるロシアの使徒の伝統の真の保護者
(モスクワの諸聖人のためのトロパリオン)
V・リムシャ:
正教信仰の保護者(クロンシュタットの聖イオアンのためのトロパリオン)
セルゲイ・トルバチョフ:今日、ロシアが神の御前に現れる
(ロシアの全聖人への礼拝のためのトロパリオン)
パーヴェル・チェスノコフ:われらを護りたまえ、聖母よ
ステファン・スモレンスキー:御身において歓喜あり
コンスタンチン・ニキーチン:今日、太陽は最も輝き
(ティフヴィンの神の御母のイコンへの礼拝のためのトロパリオン)
パーヴェル・チェスノコフ:主の御名をたたえよ
セルゲイ・トルバチョフ:
主において汝の魂を歓喜させよ/司教として長年(トン・デスポチン)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1998年

IMLCD 051 \1780
ヴィヴァルディ(1671-1741):6つの室内協奏曲
フルート、2つのヴァイオリン、
チェロとチェンバロのための協奏曲ニ長調「パストレッラ」RV95
フルート、ヴァイオリン、チェロとチェンバロのための協奏曲ト短調 RV106
フルート、ヴァイオリン、チェロとチェンバロのための協奏曲ニ長調 RV91
フルート、2つのヴァイオリン、
チェロとチェンバロのための協奏曲ニ長調「ごしきひわ」RV90
フルート、ヴァイオリン、チェロとチェンバロのためのトリオ ニ長調 RV86
リコーダー、オーボエ、
ヴァイオリン、チェロとチェンバロのための協奏曲ヘ長調 RV99
ノヴァヤ・ゴランディヤ(サンクトペテルブルク・バロック音楽アンサンブル)
パーヴェル・アンドレーエフ(フラウト・トラヴェルソ)
ユリア・ルリエ、ヴィクトリア・ジョロボワ(ヴァイオリン)
ターヴィ・マッツ(オーボエ) レート・スック(リコーダー)
コンスタンチン・クチェロフ(チェロ) ミハイル・ブレーヘル(チェンバロ)
録音:1995年
ピリオド楽器使用。

IMLCD 053 \1780
ロシア帝国近衛連隊の歌
われらはトルコ人とスウェーデン人に知られ
われらはロシアのツァーリに忠実に仕え 他(全16曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1998年

IMLCD 054 \1780
ジャック・オトテール(1674-1763):6つのトリオ・ソナタ Op.3
第1番ト短調/第2番ニ長調/第3番ロ短調(*)
第4番ホ短調/第5番イ長調/第6番ト短調
ノヴァヤ・ゴランディヤ(サンクトペテルブルク・バロック音楽アンサンブル)
パーヴェル・アンドレーエフ(フラウト・トラヴェルソ)
ユリア・ルリエ(ヴァイオリン) ミハイル・ブレーヘル(チェンバロ)
コンスタンチン・クチェロフ(チェロ(*)) 
リューボフ・パヴロワ(チェロ(*以外))
録音:1997年
ピリオド楽器使用。

IMLCD 055 \1780
タチアナ・ラヴロワ Vol.1 アリア集
マスネ(1842-1912):オペラ「マノン」から
レッタティーヴォとガヴォット(*),マノンのアリエッタ(+)
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「リゴレット」から ジルダのアリア(#)
ベートーヴェン(1770-1827):劇付随音楽「エグモント」Op.84 から
クレールヒェンの2つのアリア;太鼓は響く(**),喜びに満ち、悲しみに満ち(**)
ドリーブ(1836-1891):オペラ「ラクメ」から
ラクメのアリオーソ(第1幕)(*),ラクメのアリオーソ(第2幕)(*)
ロルツィング(1801-1851):オペラ「ロシア皇帝と船大工」から マリアのアリア(#)
リムスキー=コルサコフ(1844-1809):オペラ「皇帝の花嫁」から
マルファのアリア(第2幕)(#),マルファのアリア(第4幕)(#)
リムスキー=コルサコフ:オペラ「雪娘」から 雪娘のアリオーソ(*),
最後の場面(*)
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「イオランタ」から イオランタのアリオーソ(*)
ダルゴムイシスキー(1813-1869):
オペラ「エスメラルダ」から 牢獄でのエスメラルダのアリア(+)
プロコフィエフ(1891-1953):
オペラ「戦争と平和」から 場面とナターシャのアリア(第3幕)(*)
イサーク・ドゥナエフスキー(1900-1950):
映画音楽「モスクワは笑う」から アニュータの歌
映画音楽「サーカス」から 乾杯の歌
タチアナ・ラヴロワ(ソプラノ;1911-?)
レニングラード・マールイ歌劇場管弦楽団(++以外)
エドゥアルト・グリクーロフ(指揮(*))
ゲオルギー・エルジェムスキー(指揮(+))
ゲオルギー・ドニアフ(指揮(#))
ニコライ・ラビノヴィチ(指揮(**))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団(++)
イサーク・ドゥナエフスキー(指揮(++))
録音:1950年代 音源:タチアナ・ラヴロワのアーカイヴから

IMLCD 056 \1780
タチアナ・ラヴロワ Vol.2 様々な時期の録音
ドリーブ(1836-1891):
オペラ「ラクメ」から ラクメとジェラールの二重唱(第1幕)(md/++/*)
ダルゴムイシスキー(1813-1869):オペラ「エスメラルダ」から
エスメラルダとフェブの場面(第1幕)(vt/++/+),
牢獄の場面(第1幕)(as/++/+)
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「イオランタ」から 場面と二重唱(md/ss/++/*)
グリーグ(1843-1907):
劇付随音楽「ペール・ギュント」Op.55 から ソルヴェイグの歌(##/#)
ロシア民謡/ニコライ・ラーコフ(1908-1990):
花が咲いていた(##/**)/亜麻(##/**)
レインゴリト・グリエール(1875-1956):ナイチンゲールの歌(##/**)
アレクサンドル・デュビュク(1812-1898):鳥(##/**)
スロヴァキア民謡:泣いている柳(***)
リュドミール・ルジツキー(1884-1953):カトンの歌(カサノヴァ)(+++)
トセッリ(1883-1926):セレナード(+++)
タチアナ・ラヴロワ(ソプラノ)
ミハイル・ドヴェンマン(テノール(md))
ウラディーミル・チュイコ(テノール(vt))
アレクサンドル・スチアギン(バリトン(as))
セルゲイ・シャポシニコフ(バリトン(ss))
レニングラード・マールイ歌劇場管弦楽団(++)
エドゥアルト・グリクーロフ(指揮(*))
ユリー・ボガノフ(指揮(+))
ロシア民族楽器楽団(##)
セミョン・ブローグ(指揮(#))
アヴェニール・ミハイロフ(指揮(**))
器楽四重奏(***)
管弦楽団(+++)
ミハイル・ヴォロヴァツ(指揮(+++))
録音:1950年代 音源:タチアナ・ラヴロワのアーカイヴから
アルバム・タイトルから考えると録音時期の記載には疑問があります。

IMLCD 057 \1780
タチアナ・ラヴロワ Vol.3 オペラからの場面と二重唱
マスネ(1842-1912):オペラ「マノン」から 修道院での場面(*),最後の場面(*)
チャイコフスキー(1840-1893):ロミオとジュリエット(二重唱曲)(+)
ヴェルディ(1816-1901):オペラ「トラヴィアータ」から 場面(第2幕)(#)
チャイコフスキー(1840-1893):
オペラ「イオランタ」から イオランタとヴォデモンの二重唱(*)
タチアナ・ラヴロワ(ソプラノ)
ミハイル・ドヴェンマン(テノール(*))
セルゲイ・レメシェフ(テノール(+))
セルゲイ・シャポシニコフ(バリトン(#))
レニングラード・マールイ歌劇場管弦楽団(**/+)
エドゥアルト・グリクーロフ(指揮(**))
ゲオルギー・ドニアフ(指揮(+))
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(#)
サムイル・サモスード(指揮(#))
録音:1950年代 音源:タチアナ・ラヴロワのアーカイヴから

IMLCD 058 \1780
タチアナ・ラヴロワ Vol.4 歌曲
ダルゴムイシスキー(1813-1869):空の雲/十六歳/私は何度聞くのか(*)
グリンカ(1804-1857):むだに誘いをかけないで
バラキレフ(1837-1910):抱いて、キスして
アレクサンドル・グリーリョフ(1803-1858):サラファン
セルゲイ・ドナウロフ(1839-1897):愛
アレクサンドル・ヴァルラーモフ(1801-1848):山頂
カルル・ゲディケ(?-1865):乙女よ、もう悲しい歌を歌わないで(*)
メトネル(1880-1951):
ワルツ/しおれるバラ/しおれた花/スペインのロマンス
私にはこの鳥の声が聞こえない
ベートーヴェン(1770-1827):ミニョン Op.75 No.1
ブラームス(1833-1897):
ナイチンゲール Op.97 No.1/乙女の歌 Op.85 No.3
ナイチンゲールに寄す Op.46 No.4/菩提樹に霜が降りて Op.106 No.3
嘆き Op.69 No.2
ポーランド民謡/A・メローヴィチ編曲:小鳥
ショパン(1810-1849):彼女の好きな場所 Op.74 No.5/美しい若者 Op.75 No.8
ロッシーニ(1792-1868):競艇の後
グリーグ(1843-1907):待ちながら Op.60 No.3/白鳥 Op.25 No.2
ドビュッシー(1862-1918):巷に雨の降る如く(*)/木馬(*)/木陰にて(*)
タチアナ・ラヴロワ(ソプラノ)
エフゲニー・レベデフ(ピアノ(*以外))
ウラディーミル・セルデチコフ(ピアノ(*))
録音:1950年代 音源:タチアナ・ラヴロワのアーカイヴから

IMLCD 059 \1780
タチアナ・ラヴロワ Vol.5
チャイコフスキー(1840-1893):オペラ「イオランタ」Op.69
タチアナ・ラヴロワ(ソプラノ:イオランタ)
V・アンドリアーノフ(バス:ルネ王)
ミハイル・ドヴェンマン(テノール:ヴォデモン)
セルゲイ・シャポシニコフ(バリトン:ローベルト) 他
レニングラード・マールイ歌劇場管弦楽団&合唱団
エドゥアルト・グリクーロフ(指揮)
録音:1950年代 音源:タチアナ・ラヴロワのアーカイヴから

IMLCD 061 \1780
BC: 4607053329612 勝利の雷鳴よ、轟け! ロシア帝国軍の軍歌と行進歌
ムロムの勇士イリヤの民話/黒雲集まり/オレグ予言公の伝説
ポルタワの戦い/勝利の雷鳴よ、轟け!/二人の巨人/他(全25曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1997年

IMLCD 062 \1780
コーカサス戦争の歌
コーカサスにおけるエルモーロフ将軍/道の上にほこりが渦巻く
さらば、恋人よ/アンデレーヴォ村の戦い/他(全23曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1997年

IMLCD 067 \1780
ロシアの鐘
ロシアのチャイム/ペレズヴォン(鎖鐘)/ブラゴヴェスト
葬送のチャイム/祝祭のチャイム/ペトロパヴロフスキー・チャイム
北方のチャイム/「クルスク」/イリメンのチャイム/冬のチャイム
ユリエフのチャイム
アレクセイ・ウトキン(鐘)

IMLCD 068 \1780
サンクトペテルブルク国立音楽博物館の楽器コレクション
モーツァルト(1756-1791):
フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285 から アレグロ(ft/vn/va/vc1)
フルート四重奏曲第3番ハ長調 K.Anh.171(285b) から アレグロ(ft/vn/va/vc1)
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009 から 前奏曲(vc2)
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007 から クラント,サラバンド(vc2)
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012 から ジグ(vc2)
フランソワ・クープラン(1668-1733):王宮のコンセール 第2番ニ長調 から
アルマンド・フーガ,エール・タンドル(ft/vg/cm)
ジャック・オトテール(1650-1738):
組曲第3番 Op.8 から ミュゼット(vi/vl)/同 から シュット,ジグ(ft/vl)
組曲第1番 Op.5 から 前奏曲(ft/vg/cm)
マラン・マレ(1656-1728):音階(部分)(ft/vg,cm)/夢見る女(vg/cm)
J・S・バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 から シャコンヌ(vn)
ヴィターリ(1663-1745):シャコンヌ ト短調(vn/cm)
ノヴァヤ・ゴランディヤ(サンクトペテルブルク・バロック音楽アンサンブル)
パーヴェル・アンドレーエフ(フラウト・トラヴェルソ(ft))
ユリア・ルリエ(ヴァイオリン(vn)、ヴィオル(vl)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(vg))
エフゲニー・ブロドツキー(ヴィオラ(va))
リューボフ・パヴロワ(チェロ(vc1))
エフゲニー・ブロドツキー(チェロ(vc2))
ウラディーミル・コシェレフ(ヴィエール(vi))
ミハイル・ブレーヘル(チェンバロ(cm))

IMLCD 069 \1780
サンクトペテルブルク・カペラ・コンサートホールのヴァルカー製歴史的オル
ガン
J・S・バッハ(1685-1750):
深き淵より、われ御身を呼ぶ BWV745(コラール前奏曲)(*)
愛するイエスよ、われらはここにあり BWV706(コラール前奏曲)(*)
前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544(+)
フランク(1822-1890):コラール第2番ロ短調(#)
メシアン(1908-1992):主の降誕 から 永遠の摂理,神はわれらの内に(**)
クリストフォル・クシナリョフ(1890-1960):
パッサカリアとフーガ嬰ヘ短調(++)
ニーナ・オクセンティアン(オルガン(*/#/++))
ウラディーミル・シュリャプニコフ(オルガン(+/**))
録音:1979年(#)、1982年(++)、2002年(*/+/**)、
サンクトペテルブルク・カペラ・コンサートホール

IMLCD 070 \1780
ロシア鍵盤音楽史 Vol.3
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):7つのチェンバロ・ソナタ
ニ長調/ト短調/ト長調/ハ長調/ニ長調/ヘ短調/ハ長調
ウラディーミル・ラトチェンコフ(チェンバロ)
録音:2002年7月3-4日、2003年7月29日、サンクトペテルブルク、エカテリーナ
・ルター派教会

IMLCD 072 \1780
ワレリア・バルソワ コロラトゥーラ・ソプラノ
アリャビエフ(1787-1851):ナイチンゲール[夜鳴きうぐいす]
シャルル・ルコック(1832-1918):ガヴォット
S・マチュシェヴィチ(ピアノ) 録音:1937年
ジャン=バティスト・ヴェケルレーヌ(1821-1910):パストラール/メヌエット
N・ミローノフ(ピアノ) 録音:1952年
ルイジ・アルディーティ(1822-1903):ワルツ
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):春のワルツ/春の声
S・マチュシェヴィチ(ピアノ) 録音:1937年
グノー(1818-1893):オペラ「ロミオとジュリエット」から ワルツ
トマ(1811-1896):オペラ「ミニョン」から フィリーネのポロネーズ
ボリショイ劇場管弦楽団 サムイル・サモスード(指揮) 録音:1938年
オーベール(1782-1871):オペラ「フラ・ディアボロ」から ツェルリーナのア
リア
ソヴィエト国立交響楽団 A・オルロフ(指揮) 録音:1939年
グリンカ(1804-1857):
オペラ「イワン・スサーニン」から アントニーダのカヴァティーナとロンド
ボリショイ劇場管弦楽団 サムイル・サモスード(指揮) 録音:1938年
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):オペラ「雪娘」から 雪娘のアリア
ボリショイ劇場管弦楽団 ワシリー・ネボリシン(指揮) 録音:1947年
グリンカ:オペラ「ルスランとリュドミラ」から リュドミラのカヴァティーナ
ボリショイ劇場管弦楽団 サムイル・サモスード(指揮) 録音:1938年
マスネ(1842-1912):オペラ「バザンのドン・セザール」から セビリャーナ
マスネ:オペラ「マノン」から マノンのアリア
ソヴィエト国立交響楽団 A・オルロフ(指揮) 録音:1939年
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「トラヴィアータ」から ヴィオレッタのアリア
ボリショイ劇場管弦楽団 アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)
録音:1939年
ロッシーニ(1792-1868):
オペラ「セビーリャの理髪師」から ロジーナのカヴァティーナ
ボリショイ劇場管弦楽団 
マクシミリアン・シテインベルク(指揮) 録音:1937年
アリャビエフ:ナイチンゲール[夜鳴きうぐいす]
ボリショイ劇場管弦楽団 アレクサンドル・メリク=パシャエフ(指揮)
録音:1931年
ワレリア・バルソワ(ソプラノ;1892-1967)

IMLCD 073/74 2枚組 \3560
ワディム・サルマーノフ(1912-1978):4つの交響曲
第1番ニ短調(*)/第2番ト長調(+)/第3番イ短調(#)/第4番ロ短調(**)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
録音:1957年3月20日(*)、1960年9月30日(+)、1964年5月24日(#)、
1977年1月28日(**)、
レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライヴ

IMLCD 078 \1780
モスクワ-正教のロシアの心臓 祖国戦争(1812年)当時の歌と聖歌
二人の巨人/ナポレオンはロシアと戦争中だった
コサックの英雄プラートフ族長に栄光あれ!/勇敢なるドン・コサック!
廃墟となったモスクワ/大祝宴/バグラチオン将軍葬送行進曲/ボロディノ
ボロディノの戦闘の日はフランス軍にとって苛酷なものだった!
フランス軍によるモスクワ制圧/ツァーリと神聖なるロシアのために!
フランス兵たちは敗走した/壊された道/ロシア軍がパリに至らんとした時
モスクワよ、歓呼せよ!スラヴ人がパリに!/北の英雄たちに栄光あれ!
あなたは帰還される、恵まれしツァーリよ!/泡立て、健康のゴブレットよ!
脅しの合言葉は「モスクワ!」/モスクワ/歓呼せよ、首都よ!
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1998年

IMLCD 083 \1780
ピョートル大帝、全ロシアの専制君主
[ピョートル大帝の時代の賛歌集]
われらはトルコ人とスウェーデン人に知られ
われらはロシアのツァーリに忠実に仕えている
歓呼せよ、おお、ロシアよ/小さき母なるネヴァ川の上で/春がやって来る
技術者がクロンシュタットの丘を歩いていた/海上の嵐/おお、巨大な光
ロシアの連隊に/歓呼せよ、首都よ!/ポルタワでの勝利をたたえる歌
今日、ロシアの鷲は/ポルタワの戦い(1709年6月27日)
リガはスウェーデンとの講和を懇願する/儀式の歌
ロシアはあまねく悲涙の淵に沈んだ
[ロシア正教会聖歌]
パーヴェル・チェスノコフ(1877-1944):永遠の記憶
ズナメニ聖歌:ダルマチアの聖イサークへのコンタキオン
キエフ聖歌:ダルマチアの聖イサークへのほめ歌
キエフ、ペチェルスク修道院の聖歌:
聖使徒ペテロとパウロのためのトロパリオン
コンスタンチン・ニキーチン:聖使徒ペテロとパウロのためのコンタキオン
コンスタンチン・ニキーチン:聖使徒ペテロとパウロへのほめ歌
[ボーナス・トラック〕
グリエール(1875-1956)/コンスタンチン・ニキーチン編曲:
偉大なる都市への賛歌
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:2003年

IMLCD 084 \1780
ロシア軍学校の賛歌、行進歌&歌集
(全18曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:2003年
外装、ブックレット、本体ともキリル文字のみの表記。

IMLCD 112 \1780
英雄たちへの賛歌 日露戦争開戦百周年記念
信仰のために、ツァーリのために!/君たちをたたえん、勇敢なる男たちよ!
ヴァリャーグ、英雄的巡洋艦の記念に/他(全18曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:1997、2003年

IMLCD 115 \1780
汝をたたえん、ロシアのパスケーヴィチ!
対イラン戦争(1826-1828)、対トルコ戦争(1828-1829)、
ポーランド反乱鎮圧(1831)当時のロシアの歌
(全16曲)
ワラーム合唱学校男声合唱団
イーゴリ・ウシャーコフ(指揮)
録音:2002年
外装、ブックレット、本体ともキリル文字のみの表記。

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09-01 No.14

2009年01月21日 19時56分29秒 | Weblog
<ECM NEW SERIES>
4766994 \2180
シュニトケ:交響曲第9番 (1997/2006)
(アレクサンデル・ラスカトフによる手稿の再編)
ラスカトフ:ヌンク・ディミティス-アルフレート・シュニトケの追憶に
エレナ・ヴァシリエヴァ(メゾ・ソプラノ) ヒリヤード・アンサンブル 
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
録音:2008年1月7-9日 ドレスデン ルーカス教会
シュニトケ未完の遺作となった《交響曲第9番》の待望の世界初録音。逆境に
置かれた人間精神の勝利を描いた作品で、全身的な感動と美に溢れています。
作曲当時、寝たきりだった彼の精神は依然として冴え渡っていました。そして
彼の死後、夫人の依頼でラスカトフが53枚の遺稿に補筆したのが本作です。ま
た、当盤には補筆者の《ヌンク・ディミティス-アルフレート・シュニトケの
追憶に》がエピローグ的に収録されています。

4766990 \2180
ペルト:イン・プリンチピオ
イン・プリンチピオ(初めに)/シンドネ/主よ、われらに平安を与えたまえ
/ラメンテート/わが道/レナルトの追憶に
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団 
タリン室内管弦楽団 エストニア国立交響楽団 
指揮:トヌ・カリユステ
録音:2007年5月 ニグリステ教会(8-10)、
2008年6月 エストニア・コンサート・ホール(1-7)
アルヴォ・ペルトの新作を集めた注目盤を、ECMの記念すべき40周年の年初に
リリース!1989年から2005年にかけて書かれた6作品を収録しています。指揮
者は、長きに渡ってペルト作品の本質を献身的に体現してきた盟友トヌ・カリ
ユステ。混声合唱と大オーケストラのための《イン・プリンチピオ(初めに)》
を皮切りに、透明な緊張と美しさを湛えた演奏が次々と展開します。ちなみに
ペルトの他のECM録音同様、当盤も作曲者の立ち会いの下で制作されているの
で、最も信頼できる解釈と看做しうる演奏です。

4766766 \2180
エレニ・カラインドルー:ダスト・オブ・タイム
ル・タン ・ペルデュ/ダンス・テーマVar II/ノーツI/シーキングVar II
/ワルツ・バイ・ザ・リヴァー/アンラヴェリング・タイムI /Tsiganiko I
/ダンス・テーマVar I/シーキング/メモリーズ・オブ・シベリア/アンラ
ヴェリング・タイムII/ノーツII/Tsiganiko II/シーキングVar I/ダンス
・テーマ/ノスタルジア/ノスタルジア・ソング/ソリテュード/アデュー
セルジュ・ナスタサ(ヴァイオリン)
レナート・リポ(チェロ)
マリア・ビルディア(ハープ)
ヴァンゲリス・フリストプロス(オーボエ)
スピーロス・ カジアニス(ファゴット)
アントニス・ラゴス(フレンチ・ホルン)
ディノス・ハッジィオルダノウ(アコーディオン)
エレニ・カラインドルー、ナタリア・ミハイリドゥ(ピアノ) 
カメラータ・フレンズ・オブ・ミュージック・オーケストラ 
アテネ放送管弦楽団 
指揮:アレクサンドロス・ミラ
録音:2008年1月4日&3月22-24日 アテネ、メガロン
舞台と映画のために様々な音楽を書いてきたギリシャの女流作曲家エレニ・カ
ラインドルーが、巨匠テオ・アンゲロプロス監督の新作映画『The Dust of
Time』のために書いた音楽を集めた珠玉のサウンド・トラック。この映画は、
アンゲロプロスが20世紀ギリシアを描いた3部作の第2作で、第1作『エレニの
恋(ウィーピング・メドウ) 』の続編にあたります。

4766948 \2180
アンブローズ・フィールド:
ギヨーム・デュファイ の声楽作品の断片に基づく作品集
私の気高くも美しい人よ/私は嘆く/ビーイング・デュファイ/お願いです/
プルエスク・ケルク・ショーズ/サンクトゥス/ラ・ドルチェ・ヴィスタ
ジョン・ポッター(テノール) アンブローズ・フィールド(シンセサイザー)
録音:2007年 イギリス、ビショップソープ
ルネサンスと現代の音楽を結ぶ新プロジェクトの始まりを告げる1枚。現代を
代表するデジタル音楽作曲家&演奏家であるA.フィールドが、ルネサンス期の
巨匠デュファイの声楽作品の断片に、電子音で多彩なアレンジを施した伴奏に
乗せて、ヒリヤード・アンサンブルの元テノール・J.ポッターが、持ち前の伸
びやかな美声で、繊細かつ豊かに歌い上げます。古楽ファンにとどまらず、幅
広い音楽ファンを魅了するアルバムです。




<MD+G>
34113092 \2080
モーツァルト:鍵盤作品全集Vol.9
行進曲ハ長調K.408/《ああ、ママに言うわ》による12の変奏曲ハ長調K.265
(キラキラ星変奏曲)/ピアノ・ソナタ第2番へ長調K.280
/同 へ長調K.533+499(第18番)/幻想曲ハ短調K.396
ジークベルト・ランペ(チェンバロ&フォルテピアノ)
録音:2006年6月23-24日 スイス 2007年3月13日 アリゾナ
各方面で賞賛を浴びているジークベルト・ランペの「モーツァルト:鍵盤作品全
集」の第9巻。前作の第8巻で、《トルコ行進曲》が大きな注目を集めた彼です
が、本作でも、《キラキラ星変奏曲》や《幻想曲K.396》などの有名曲を披露
してくれます。チェンバロとフォルテピアノを効果的に弾き分けるランペの高
い知性と技巧が、本作でも全開に花開いています。

61315222 \2080
モートン・フェルドマン:後期ピアノ作品集Vol.2
FOR BUNITA MARCUS
シュテファン・シュライエルマッハー(ピアノ)
録音:2007年12月19日 マリエンミュンスター修道院
ジョン・ケージと親交が深く、図形楽譜の発案者としても知られ、20世紀にお
いて重要な作曲家の一人と認められるモートン・フェルドマン。本作では、名
手シュテファン・シュライエルマッハーの演奏による晩年のピアノ・ソロ作品
《FOR BUNITA MARCUS》(1985年作曲)を収録。演奏に70分以上を要する大曲で
すが、ミニマル、アンビエント的でありながら、一音一音が確かな存在感をも
って、静謐な時を淡々と綴っています。

61915482 \2080
コンロン・ナンカロウ:
自動ピアノのための習作集(管楽四重奏とピアノのための編曲版)
習作第3番c/同 第3番b/同 第10番/同 第6番/同 第11番/同 第14番
/同 第3番d/2つのパートのための習作第1番/同 第2番/同 第3番/
習作第18番/同 第1番/同 第2番/同 第15番/同 第4番/同 第20番/
同 第7番
カレファックス・リード五重奏団 イーヴォ・ヤンセン(ピアノ)
録音:2008年6月17-20日 マリエンミュンスター修道院
コンロン・ナンカロウは,アメリカに生まれ、ジャズ・トランペッターを経て、
ピストン、セッションズ、カウエルらに学んで作曲に転じた変り種で、特にカ
ウエルの影響から自動演奏ピアノの可能性に開眼、生身のピアニストには再現
不可能なまでに微分化されたリズムを特徴とする創作にのめり込みました。本
作は、そんな自動ピアノのための習作を、管楽五重奏とピアノ用に編曲するこ
とで、生身の演奏を実現しています。

63214922 \2080
ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル:交響曲全集Vol.2
交響曲第3番Op.36/同 第4番Op.54
オスナブリュック交響楽団 指揮:ヘルマン・ボイマー
録音:2008年2月4-5,20,22日 オスナブリュック・ホール,ドイツ
ハンブルク音楽院、プラハ音楽院、ウィーン新音楽院で教鞭をとり、20世紀
チェコの作曲家をたくさん輩出した教育者として、またマーラーやR・シュト
ラウスの作品の批評家として、そして170以上の作品を書いた作曲家として、
あるいは画家や文筆家として活躍したフェルステル。そんな彼の穏やかで内省
的な交響曲集の第2弾には、第3番&第4番を収録。フェルステルはハンブルク
時代の初期にこの交響曲第3番を作曲し「人生」というタイトルを付けていま
す。ある人はこの作品を聴いて、ワーグナーやドヴォルザーク、あるいはブル
ックナー、マーラーの作品につながる印象を持たれるかもしれません。しか
し、フェルステルのメッセージが微かにしか感じられない作品に見えながら
も、注意深いリスナーはこの作品に偉大なる作曲家の個性と彼が込めたスラヴ
的な喜びを感じ取ることでしょう。

30903992 \2080
ヘンデル:カンタータ&トリオ・ソナタ集
トリオ・ソナタ 変ロ長調HWV.388/カンタータ 《フィッリの夜の思い》
HWV.134/トリオ・ソナタ ト短調HWV.390a/カンタータ《ほんとうだろう》
(死に瀕するアグリッピーナ)HWV.110/トリオ・ソナタ ハ短調HWV.386a
ヨハンナ・コスロフスキー(ソプラノ) ムジカ・アルタ・リパ
録音:1990年10月 シュテファンス修道院,ハノーファー
2009年に没後250周年を迎えたヘンデルのカンタータとトリオ・ソナタを集め
た1枚。ドイツの老舗古楽アンサンブル、ムジカ・アルタ・リパと、ヨハンナ
・コスロフスキーの神秘的なソプラノが、安定感たっぷりのアンサンブルで、
ヘンデルの王道を聴かせてくれます。




<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99038 \3000
「日本女性作曲家の歩み」-ヴァイオリン作品-
幸田 延(明治3年-昭和21年):
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調(明治30年)
ヴァイオリン・ソナタ第1番 変ホ長調(明治28年)
松島 彝(明治23年-昭和60年):
プレリュード(大正13年)、ファンタジー(大正12年)
外山道子(大正2年-平成18年):
日本民謡による組曲(子守歌、追分、籾引歌)(昭和28年)
吉田隆子(明治43年-昭和31年):
お百度詣(昭和28年)
印田千裕(ヴァイオリン)
堀江真理子(ピアノ)
録音:2008年9月4日、5日
神奈川県二宮町生涯学習センター・ラディアンホール
日本の洋楽黎明期における女性作曲家の作品のアンソロジーという明確な視座
に立ち、優れた二人の女性演奏家が説得力に満ちた「音楽」へと昇華させた。
池辺晋一郎(作曲家)-ライナー・ノートより
日本では音楽に携わる人口は圧倒的に女性優位である。明治・大正期も女性の
活躍は際立ち、幸田延・幸姉妹、三浦環、久野ひさを始め、多くの演奏家や教
育者が名を遺した。しかし、これとは対照的に女性作曲家の名は見当たらない。
日本人として初めて器楽曲を作曲した幸田延や、国際作曲コンクールで入賞を
果した外山道子も含めて、当時の女性作曲家による作品が演奏される機会は殆
どない。
このCDに収録された4人の女性作曲家による作品は全て初録音である。その作
品はどれも個性的で、何事にもとらわれない音楽に対する純粋なメッセージを
伝えてくれる。と同時に、日本の作曲界の縮図としての一面も垣間見ることが
出来る。
辻 浩美(音楽学)-ライナー・ノートより

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09-01 No.13-1

2009年01月20日 18時07分09秒 | Weblog
★オーパス蔵 厳選セール★
オーパス蔵の名盤を22点厳選、特別価格でご提供します。
価格:各\1050(2枚組、3枚組も\1050)
期間:2月初旬-3月末予定
対象商品は当店HPにございます。

http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/opus_kura_sale2009.html

==================================

★音楽書籍取り扱いのお知らせ★
下記の書籍を当店で取り扱い開始いたしました。
在庫がございますので、ご注文をお待ちしております。

●「ヴァイオリンは語る」
西条卓夫、石川登志夫訳
フランス音楽文化愛好会発刊 創栄出版発行 B6判218ページ \2835
本書は、昭和28年(1953年)9月に、新潮社から初版が発行され、当時、3年間に
15,500部売れて、ベスト・セラーになったという本です。
その後、粟津則雄氏の白水社版が、長年、市場を独占していましたので、出版
の 機会が無かったのですが、2003年に著者ジャン・ピエール・ドリアン氏の
死後50年を経過し、フランスでの原著の著作権が消滅しましたので、今回私
が、翻訳者、西条氏および石川氏のご遺族の許可を得て、再版を刊行しました。
翻訳文が非常にすぐれているというので、当時、清水書院から出た高等学校の
国語の教科書にも一部が引用されたということです。本文は、常用漢字でなく、
全て旧漢字が使用されていますので、今回の再版でも全てそのまま生かし、
読みにくい漢字には、全てふりがなを振ってあります。なお、文体は、初版も
完全な現代文ですが、仮名遣いだけは、全て現代仮名遣になおしましたので、
若い方にも読みやすくなっています。(村上和男)

●「フランスのヴァイオリニスト、ジャック・ティボー」
クリスティアン・クボー(著)、村上和男(訳)
創栄出版発刊 A5判297ページ 写真16ページ 上製本、上製箱入り \5250
クボー氏によりティボーの生涯がこれまでになく詳細に記述されています。
ジェラール・ドゥリューによるディスコグラフィーも、レコード1枚ごとに
調査を行なった詳しいものです。また、主要な演奏活動の日時・演奏曲・演奏
批評なども盛り込まれ、大変貴重な文献となっています。

●「ジャック・ティボーの世界」
殿木敏達(著)
自費出版 A5判315ページ 写真16ページ \2940
日本の、ティボーのレコード収集家として有名な殿木氏による「ジャック・
ティボー」のデータ本。年譜、来日時の事情、録音順ディスコグラフィー
(未発表音源も掲載)など。

==================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Onyx>
ONYX 4042 \2180
ウォルトン:チェロ協奏曲
ブロッホ:無伴奏チェロ組曲第1番
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
ウォルトン:無伴奏チェロのための10のパッサカリア
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第2番より シャコンヌ
ピーター・ウィスペルウェイ
(チェロ/グァダニーニ1760&ストラディヴァリ1698"magg")
ジェフリー・テイト(指揮)、シドニー交響楽団
2007年にオーストラリアで収録(ライヴ録音)され、自身初の録音となったウォ
ルトンの「チェロ協奏曲」では経験豊富なイギリスのマエストロ、ジェフリー
・テイトとオーストラリアの名門シドニー交響楽団との磐石のコンビが実現。
オーストラリアの聴衆に衝撃を与えた"「奇跡の弓」と讃えられるボーイン
グ"、"「奇跡のチェロ」と称されるグァダニーニ"によるウォルトンのチェロ
協奏曲が、今度は全世界の聴衆に衝撃と感動を届けてくれることになる。
ウォルトンの「チェロ協奏曲」とカップリングされているブロッホ、リゲティ、
ウォルトン(10のパッサカリア)、ブリテンの無伴奏4作品(オランダでのスタ
ジオ録音)でウィスペルウェイが弾いているのは愛器グァダニーニではなく、
ストラディヴァリ1698"magg"!
協奏曲での"グァダニーニ"、無伴奏での"ストラディヴァリ"。2つの歴史的銘
器を自在に操るウィスペルウェイの至芸が、"20世紀中期のチェロ作品"が持
つ魅力を強烈にアピールする。

ONYX 4041 \2180
シューマン:ハイネ歌曲集 ――
リーダークライスOp.24/哀れなペーターOp.53-3/2人の擲弾兵Op.49-1/海
辺の夕暮れOp.45-3/憎しみ合う兄弟Op.49-2/ベルシャザル王Op.57/ミルテ
の花Op.25/悲劇Op.64-3/私の愛は輝くOp.127-3/君の頬を寄せたまえ
Op.142-2/あなたの顔はOp.127-2/ぼくの馬車はゆるやかにOp.142-4
フローリアン・ベッシュ(バリトン)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
これまでにクリスティーネ・シェーファー、バーバラ・ボニー、スーザン・
グラハムなど、超一流の女声歌手たちの録音をリリースしてきた実績を持つ
オニックス。
レーベル初となる男声歌手のレコーディングは、ウィーンでドイツ・リート
の巨匠ロベルト・ホルに声楽を学んだオーストリアのバリトン歌手フローリ
アン・ベッシュのシューマン歌曲集!
ハイネの詩によるシューマンの歌曲を歌うベッシュは、2003年にチューリッ
ヒ歌劇場で本格的なオペラ・デビューを果たし、既にアバド、ビシュコフ、
アーノンクール、ヘレヴェッヘといった大物指揮者と共演を重ねるなど急速
なスピードでキャリアを積み上げている。
また師であるロベルト・ホル直伝のリート演奏が脚光を浴びており、リート
の新たな歌い手として名乗りを上げた注目のバリトン歌手である。

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09-01 No.13-2

2009年01月20日 18時06分27秒 | Weblog
<WEITBLICK>
SSS0090-2 2枚組(1枚分価格)\1980
「スヴェトラーノフ・ワーグナー・アーベント1988」
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」-第1幕、第3幕前奏曲
「ローエングリン」-第1幕、第3幕前奏曲/「タンホイザー」序曲
「トリスタンとイゾルデ」-「前奏曲と愛の死」
「ジークフリート」-「森の囁き」/「ジークフリート牧歌」
「ワルキューレ」第3幕-「ワルキューレの騎行」
エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
1988年12月ガスタイク・フィルハーモニー、デジタル・ライヴ録音
旧ソ連の巨匠指揮者エフゲニ・スヴェトラーノフが、チェリビダッケが完全
統治をなしたミュンヘン・フィルに客演したワーグナー・アーベント(恐らく
これが唯一の共演と思われます)・ライヴ。ゆっくり、たっぷりとしたテンポ
が採用され、ソビエト国立響との演奏で聴かれたバリバリ、ガリガリの雄叫
びは陰を潜め、しっとりとした落ち着きと極大な包容力を誇る魅力たっぷり
の名演集です。1988年というとチェリビダッケが鍛えに鍛えた全盛期のミュ
ンヘン・フィルです。シルキーで透明な弦楽合奏の美音、マッシヴな金管の
咆哮、アンサンブルの精緻は滅多に耳にすることのできない逸品と申せましょ
う。「ミュンヘン・フィルを隅々まで知る男」許光俊氏、「スヴェトラーノ
フを味わいつくした男」はやしひろし氏による微細に渡る分析と、丁寧な紹
介が嬉しいライナーノートも魅力です。
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
●許光俊氏のライナーノートより
最初の「マイスタージンガー」第1幕前奏曲はやや雑然としているが、2曲目
の第3幕前奏曲以後は、この指揮者とオーケストラが意外なほどに調和してい
るさまが見て取れる。これは、すでに老いを自覚し、雑念や欲から逃れよう
とする主人公がもの思いに耽る場面で奏される音楽である。オペラ全体の中
でもっとも深みのある音楽のひとつとされているけれど、ここでのスヴェト
ラーノフのように感情豊かに奏でた例は空前絶後ではないか。おそらく劇場
では難しいであろうほどのゆっくりしたテンポで、ひとりの男の胸に去来す
るもの、すなわち自分は去らねばならないと知った人間の悲しみをじっくり
と描き出す。豊満な音色の弦楽器は時にすすり泣くようにも聞こえるし、2分
過ぎからなど、まさしく溜め息そのものような音楽だ。ヴァイオリンやフル
ートのあまりにも澄んだ響きは、さすがにチェリビダッケとともに繰り返し
ブルックナーを演奏し続けてきた楽団ならではの美しさである。
続く「ローエングリン」第1幕前奏曲も息をのむような美しさで、陶酔的だ。
単に音響的に美しいというだけではない。醜悪なこの世界を逃れて、美しい
世界に憧れる強い気持がどうしようもなく切々と示されているのである。私
はこの「ローエングリン」第1幕前奏曲ほど、現実の世界に絶望し、別世界を
夢想してそれに殉じようとするロマン主義芸術家たちの悲惨と栄光と誇りを
表現したものはないと思っているが、スヴェトラーノフが奏でたのはまさし
くそのような音楽だ。ついに感極まったように金管楽器群が圧倒的な音響の
大伽藍を築きあげるとき、そこに鳴っているのはまさにひとつの精神である。
先の曲と同じくこの曲でも、時間が完全に止まっているのではないかという
不思議な印象を受ける。これに比べれば、たとえばカラヤンの演奏など、い
かに美麗であっても、ただの雑音に過ぎない。
●はやしひろし氏のライナーノートより
では、この演奏、客演機会が少ない場合のご多分にもれず平凡なものか? 
それも否である。 この演奏、オケが実に活き活きとしてよく鳴っているの
だ。 弦が表情タップリに深々と大きめの呼吸の元で奏でられ、木管がリズ
ミカルに跳ね、金管がスパーンと強く奏される。 この開放的な鳴りの良さ
はとても魅力的である。
スヴェトラーノフが客演すると共通して「オケの音とスケールが普段より大
きくなった」とよく言われる。 N響への客演で実際にそう感じられた方も多
いだろう。これは、彼が左手を振り上げそう要求していることもあるが、彼
を前にすると、楽団員が無意識のうちに、自身を開放させ、呼吸が大きくな
り、結果、強く大きな音が出るようになるらしい。 <中略>スヴェトラー
ノフとチェリビダッケ支配下のミュンヘン・フィル、そしてワーグナー。い
ずれの組み合わせも、固定観念では発想しがたく、実現した経緯も半分イベ
ント的な意図だったかもしれない。しかし、その結果、高い次元でスタンダ
ードさと開放的な力強さのバランスが取れた名演が生まれた。 最もドイツ
的なオケによる力の漲った鳴りっぷりのいいワーグナーの名演、と言っても
いいかもしれない。 それは、逆にこのコンビだったからこそ誕生し得たも
のであり、いつもとは異なり、自国の音楽をストレスフリーで楽しんでいる
楽員の活き活きとした表情が見えるかのようなワーグナーなのである。



<Channel Classics>
CCSSA 26109(SACD-Hybrid) \2850
マーラー:交響曲第4番ト長調
ミア・ペアション(ソプラノ)、
イヴァン・フィッシャー(指揮)、ブダペスト祝祭管弦楽団
交響曲などでも全集完結を最終目的とせず、鬼軍曹イヴァン・フィッシャー
のアイディアと信念に基づいたプログラムのみを取り上げるという不変の姿
勢はこれまでのリリースで証明されている。
前回は管楽&弦楽セクションの首席奏者たちが"ソリスト"や"アンサンブル"と
いう役割で大活躍するユニークなロッシーニの「器楽のための作品集」(CCSSA
27708)を発表したイヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管。
続いてのリリースにトロンボーンとチューバが編成に含まれず、マーラーの交
響曲の中で最も小規模な「交響曲第4番」を選曲してきたのも自然な流れと言
えるだろう。
第4楽章で「天上の生活」を歌うのは、スウェーデンの若き名花ミア・ペアショ
ン。その澄んだ美声が"大いなる歓びへの賛歌"とも呼ばれる「交響曲第4番」
の純度と透明感に深みを加えるという重要な役割を果たしている。




<PONTO>
PO-1059 2枚組 \1780
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(ロシア語歌唱)
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(アイーダ)
イリーナ・アルヒポーワ(アムネリス)
ズラブ・アンジャパリゼ(ラダメス)
パーヴェル・リシチアン(アモナスロ)
イワン・ペトロフ(ランフィス)
ヴラディミール・フィリッポフ(エジプト王)
アレクサンドル・メリク=パシャエフ指揮
ボリショイ歌劇場管弦楽団、合唱団  1961

PO-1025 3枚組 \2580
※再発売
「フィガロの結婚」
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(アルマヴィーヴァ伯爵)
エリーザベト・グリュンマー(伯爵夫人)
エリカ・ケート(スザンナ)
ヴァルター・ベリー(フィガロ)
エディット・マティス(ケルビーノ) 他
カール・ベーム指揮
ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団、合唱団 1963
1963年日生劇場?落し公演のライヴ。
ボーナス・トラック
ロッシーニ:スターバト・マーテル
エリーザベト・グリュンマー(S)
マリア・フォン・イロシュヴァイ(A)
ワルター・ルートヴィヒ(T)
ヘルムート・フェーン(Br)
フェレンツ・フリッチャイ指揮 ケルン放送響  1953

PO-1047 2枚組 \1780
※再発売
ヘンデル:歌劇「リナルド」
マリリン・ホーン(リナルド)
ベニタ・ヴァレンテ(アルミレーナ)
ジョン・アレクザンダー(ゴッフレード)
ノエル・ロジャース(アルミーダ)
サミュエル・レイミー(アルガンテ)他
マリオ・ベルナルディ指揮
ナショナル・アーツ・センター管弦楽団、合唱団  
1982/7/9

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09-01 No.12

2009年01月18日 18時14分56秒 | Weblog
★お知らせ★
<OPUS(Slovakia)>
チェコスロヴァキア時代に(おそらく国営会社として)創設された名門レーベ
ル。スロヴァキアの分離独立後、紆余曲折を経て再興し、過去の録音の多く
が再び入手できるようになりました。

当店HPに第1回取り扱い分の100タイトルを掲載いたしましたので、よろしく
お願いいたします。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/opus.html

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Profil>
PH 04071 \2180
ショパン:
(1)スケルツォ第1番ロ短調Op.20
(2)スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
(3)スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
(4)スケルツォ第4番ホ長調Op.54
(5)幻想曲ヘ短調Op.49
(6)子守歌変ニ長調Op.57
(7)舟歌嬰ヘ長調Op.60
エフゲニー・ムルスキー(P)
録音:2007年7月26-28日NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール
004年のバラード全集(PH.04065)以来、2010年ショパン生誕200周年のアニ
ヴァーサリーに向けて注目を集めるムルスキーによるシリーズ第5弾。スケ
ルツォ第2番に聴く、スタインウェイDを鳴らし切る豪腕は、ガヴリーロフや
リュビーモフ、シチェルバコフを世に送り出した名教師レフモフによって鍛
えられたもの。加えて磨き抜かれた美音も強烈な魅力。NDRハノーファーと
の共同制作。

PH 08034 \2180
「ファンタジーにも理あり」
(1)J.S.バッハ:
ソナタBWV.529-リコーダー、ディスカント・ヴィオール、チェロとテオルボ
(2)同:
ソナタBWV.1027/1039-リコーダー、リラ・ヴィオール、チェロとテオルボ
(3)同:
フーガBWV.952-リコーダー、ディスカント・ヴィオール、チェロとテオルボ
(4)モーツァルト:
アダージョとフーガK.404a-リコーダー、リラ・ヴィオール、チェロとリュー

アダージョ / フーガ(J.S.バッハ:フーガBWV.853)/ アダージョ /
フーガ(J.S.バッハ:フーガBWV.883)/ アダージョ / フーガ(J.S.バッハ:
フーガBWV.882)
(5)J.S.バッハ:
ソナタBWV.1037-リコーダー、ディスカント・ヴィオール、チェロとテオルボ
アダージョ(モーツァルト:カノン風アダージョK.410)/ アッラ・ブレーヴェ
/ ラルゴ / ジグクアドロ・ヒポテーシス(オリジナル楽器使用) レオポルド
・ダゴスティーノ(リコーダー)
シンシア・ゾッティ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
クラウディア・ポズ(バロック・チェロ)
ウーゴ・ナストゥルッチ(テオルボ、リュート) 
リラ・ヴィオール
録音:2006年2月フランス、ガール、ヴァルボンヌのシャルトル会修道院
J.S.バッハのトリオ・ソナタ、ガンバ・ソナタ、オルガン曲を、当時は楽器
編成など必ずしも絶対的な意味を持たなかったのではというコンセプトに遵
い、原曲とは異なるユニークな形で取り上げています。とくに、ガンバのパ
ートを、比較的高域を担うディスカント・ヴィオール、低域を担うリラ・
ヴィオールと、曲に応じて重心をシフトさせていたりとじつは考え抜かれた
楽器の組み合わせがされています。さらに、真作かどうか疑わしいK.404a
(オリジナルはバッハの鍵盤作品)を、モーツァルトの弦楽三重奏版からまた
またバロック風に変更というのも、ややこしくて混乱してきそうですが、こ
れが結構いけるのだから、つくづく音楽とは奥深いものです。

PH 09002 \2180
(1)モーツァルト:
アンダンテ ヘ長調KV.616(ウルフ=グイド・シェーファー編)
(2)同:セレナード ハ短調KV.388&KV.406(モルデハイ・レヒトマン編)
(3)同:アレグロとアンダンテKV.608(ウルフ=グイド・シェーファー編)
(4)ベートーヴェン:五重奏曲変ホ長調Op.4(モルデハイ・レヒトマン編)
シャンティリ木管五重奏団
ピルミン・グレール(Fl)、フローリアン・グルーベ(Ob)
ヨハネス・ズール(Cl)、ベンチェ・ボガーニ(Fg)、ドミトリ・ババノフ(Hrn)
録音:2008年5月2-4日ミュンヘン、バヴァリア・ムジークスタジオ
シャンティリ・クインテットはベルリン響のグレール、ミュンヘン・フィル
のボガーニらを中心に結成された木管五重奏団。アルバム1曲目と3曲目はオ
リジナルのオルガン曲を編曲したもの。

PH 08035 3枚組 \5400
グルック:歌劇「アルセスト」(1767年ウィーン原典版)
キルステン・フラグスタート(S アルセスト)
ラウル・ジョバン(T アドメート)
アレグザンダー・ヤング(T エヴァンドロ)
マリオン・ローヴェ(S イズメーネ)
トマス・ヘムズリー(Br 大祭司 / アポロ / 死の神)
ジョアン・クラーク(S エウムーロ)
ローズマリー・セイヤー(S アスパージア)
ジェイムズ・アトキンス(Br 預言者 / 神託の声)
ゲライント・ジョーンズ(指)
ゲライント・ジョーンズ・シンガーズ&管弦楽団
録音:1956年(Decca Londonオリジナル・スタジオ)
リマスタリング:2008年(ドアマーゲンTHSスタジオ、ホルガー・ジードラー)
「オルフェオ」に次ぐ、グルックによる改革オペラ第2作として名高い「アル
セスト」。この録音は1956年にデッカがオリジナル・セッションで行ない、
表題役に20世紀の生んだ大ソプラノ、フラグスタートを起用したことでも広
く知られるものです。本家デッカでもCD化(1993年)されていますが、現在入
手難となっております。いま聴いてもフラグスタートの崇高な佇まいは比類
がありません。イェンス=ウヴェ・フェルメッケ氏のコレクションより、
2008年にTHSスタジオのホルガー・ジードラーがリマスタリングを施していま
す。イタリア語歌唱。



<Ondine>
ODE 1134 2枚組 \2300(特別価格)
グスタフ・マーラー(1860-1911):交響曲第2番 ハ短調 「復活」
第1楽章 [22'35]/第2楽章 [11'14]/第3楽章 [10'34]/ 
第4楽章 [05'50]/第5楽章 [37'14]
クリストフ・エッシェンバッハ(指)
フィラデルフィア管弦楽団
シモーナ・シャトゥロヴァー(S) イヴォンヌ・ナエフ(Ms) 
フィラデルフィア・シンガーズ合唱団
録音:2007年5月 ヴェリゾンホール(フィラデルフィア)(ライヴ)
制作:マーサ・デ・フランシスコ 
録音:ジャン=マリー・ジャイサン、チャールズ・ギャグノン
フィラデルフィア管弦楽団とエッシェンバッハのヴェリゾンホール・ライヴ
録音シリーズ第8弾、マーラー「復活」がリリース。彼らが録音したマーラー
の交響曲第6番(KDC 5014)は、インターネットのサイト、Classics Today の
デイヴィッド・ハーヴィッツに絶賛され、Gramophone誌 からも「音と解釈に
おいて、おそらく第6番のファーストチョイス」と高い評価を受けました。
フィラデルフィア管にとって「復活」の録音は、1970年オーマンディー以来
37年ぶり。フィラデルフィア管の充実した音響、エッシェンバッハが端正に
描き出す音楽的美しさも特筆すべきものがあります。現代のマーラー指揮者
としての評価も高まりつつあるエッシェンバッハの「復活」は注目です。
ソプラノには2006年、パリのプレイエルホールの再開コンサートでもエッ
シェンバッハの指揮する「復活」で共演したスロヴァキア生まれのシモーナ
・シャトゥロヴァーが参加。第4楽章「原光」を歌うのは、スイスのメッツォ
ソプラノ歌手イヴォンヌ・ナエフ。ワーグナー、シェーンベルク、バッハの
他、マーラーのスペシャリストとして、エッシェンバッハ、ブーレーズ、
ビシュコフ、ヴェルザー=メスト、ケント・ナガノらの指揮で交響曲と歌曲
を歌ってきました。

ODE 1132(SACD-Hybrid) \2300
ヨセフ・スーク(1874-1935):
交響曲第2番 ハ短調 作品27「アスラエル」(1905-06)
ヴラディーミル・アシュケナージ(指)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 
録音:2008年4月 フィンランディアホール(ヘルシンキ)(ライヴ)
[制作:セッポ・シーララ  録音:エンノ・マエメツ]
チェコと縁のあるアシュケナージがヘルシンキ・フィルハーモニックを指揮
したコンサートのライヴ。この作品の初 SACD 録音です。チェコ、クレチョ
ヴィーチェの生まれ。プラハ音楽院でドヴォジャークに学んだ作曲家でヴァ
イオリニスト、ヨセフ・スークが 大管弦楽のために書いた交響曲第2番は、
「ドヴォルザークとオチルカの気高き思い出に」捧げられた曲。1904年、
ドヴォルザークの死をきっかけに作曲に着手。3つの楽章が完成した翌年、
こんどはドヴォルザークの娘だった妻オチルカの死に遭遇します。死者の
魂を永遠の地に導く死の天使、アスラエルの名が副題につけられました。
この5楽章構成の大作をヘルシンキ・フィルのクリアーなアンサンブルとア
シュケナージのスケール大きい指揮が感動的に仕上げています。



<世界文化社>
DVD決定盤オペラ名作鑑賞シリーズ8
DVD2枚組(日本語字幕付き)+解説BOOK
八千草薫の幻のオペラ映画「蝶々夫人」がこの眼で見れる喜び!
SBKI 8(2DVD+解説BOOK) \4800
DVD決定盤 オペラ名作鑑賞シリーズ8  プッチーニ:「蝶々夫人」
[Disc 1]ミラノ・スカラ座 1986年 
[Disc 2]オペラ映画 1955年
[解説書]オペラの知識を深めるの鑑賞マニュアル。(64ページ) 
[DISC1]
チョーチョーさん:林 康子(Sp) 
ピンカートン:ペーター・ドヴォルスキー(Tn)
スズキ:ハク=ナム・キム(Sp)
ロリン・マゼール(指) ミラノ・スカラ座 1986年
演出:浅利慶太
[DISC2]
チョーチョーさん:八千草薫、
ピンカートン:ニコラ・フィラクリーディ
スズキ:田中路子
オリヴィエロ・ファブリティース(指)
監督:カルミネ・ガッローネ オペラ映画 1955年
助監督:増村保造 (「卍」、「刺青」、「巨人と玩具」)
撮影:クロード・ルノワール
 (「大いなる幻影」、「ピクニック」、「河」、「バーバレラ」)
撮影助手:ジュゼッペ・ロトゥンノ
 (「若者のすべて」、「山猫」、「サテリコン」、「アマルコルド」)
美術:マリオ・ガルブリラ (「山猫」、「家族の肖像」)
八千草薫をはじめ宝塚歌劇団の女優たちが多数出演した日本・イタリア合作、
総天然色オペラ映画と浅利慶太演出、林康子主演の定評の有るミラノ・スカ
ラ座公演の2枚組み。なんといっても八千草薫は歴史上、最も美しく可憐な
蝶々さんといえるでしょう。一部、日本映画ファンの間ではカルト的な人気
のある映画です。助監督や撮影監督の名前を見ただけでどれほど重要な作品
かが知れるでしょう。




<BIS>
BIS SA 1711(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.42
(1)第72番「すべてはただ神の御心のままに」BWV72
(2)第32番「いと尊きイエス、わが憧れよ」BWV32
(3)第13番「わがため息、わが涙は」BWV13
(4)第16番「主なる神よ、汝をわれらは讃えまつらん」BWV16
レイチェル・ニコルズ(Sop) ロビン・ブレイズ(A) 
ゲルト・テュルク(Ten)、ペーター・コーイ(Bs)
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
カンタータ第42集は1726年新年顕現節のために作られた4篇。第32番など、
どのオペラ作品も及ばない華やかさと美しさに息を呑むほど。声楽の充実ぶ
りはいつもの通りですが、今回は第16番でのホルン、13番での2本のリコー
ダーやオーボエ・ダ・カッチャの妙技も光ります。

BIS SA 1644(SACD-Hybrid) \2500
アメリカ残像
(1)マイケル・ドアティ:日没の街路
(2)ジョン・ウィリアムズ:
いたずら-映画「キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン」より
(3)ネッド・ローレム:ライオン(夢)-ジャズ・カルテットと管弦楽
(4)クリストファー・ラウス:フリアンディーズ(菓子)
グラント・ルウェリン(指)ノース・カロライナ響
ブランフォード・マルサリス(Sax)、ブランフォード・マルサリスQ
1963年から2005年までの間に作られたアメリカのオーケストラ作品4篇が収め
られています。ラウス以外はジャズの影響が濃厚で、ヨーロッパの作品とは
一線を画する個性に満ちています。ディカブリオとトム・ハンクスが共演し
たスピルバーグ監督作品「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は大御所
ジョン・ウィリアムズの音楽。「いたずら」はサクソフォンを独奏とした協
奏的なナンバーとなっていて、映画から切り離されても聴き応え満点の魅力
作です。

BIS SA 1812(SACD-Hybrid) \2500
ハイドン:祝祭劇「アチデ」Hob.XXVIII:1
アチデ:ベルナルト・リヒター(Ten) 
ガラテア:ラファエラ・ミラネージ(Sop)
ガウチェ:ジェンファー・オローリン(Sop) 
ポリフェーモ、ネットゥーノ:イヴァン・パレイ(Br)
テティデ:アドリネ・シモニヤン(Ms)
マンフレート・フス(指)ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
ハイドンは交響曲や弦楽四重奏など、もっぱら器楽曲に人気がありますが、
オペラを21も作曲しています。1763年にエステルハージ候の結婚式で初演さ
れた最初期の「アチデ」は、断片しか現存しない幻の作品となっています。
オウィディウスの「変身物語」中のアーキスとガラテイアの話に基づき、ハ
イドンならではの明るく溌剌とした音楽が魅力。ハイドンに心血を注ぐ指揮
者マンフレート・フスが研究の末に再構築して、64分の作品に蘇らせました。
ハイドン・イヤーの幕開けにふさわしい重要作の登場です。

BIS 1796/8 6枚組 \7140
ハイドン:エステルハージ公とナポリ王のための音楽集
6つのスケルツァンド Hob.II:33-38/7つのバリトン八重奏曲 Hob.X:1-6
/バリトン五重奏曲Hob.X:10/2本のリラのための協奏曲(全5曲)
Hob.VIIh:1-5/8つの夜曲 Hob.II:25-32
マンフレート・フス(指)
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
ハイドンが仕えていたエステルハージ家とナポリ王のために作った管弦楽曲
をCD6枚にまとめたアルバム。主人の嗜んでいたリラとかバリトンといった、
今日一般的に用いられなくなった楽器を主役にしたものが多いのも興味津々。
いずれも明るく快活、極上の娯楽作品となっています。ここに集めたフス&
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンの音源は、かつてKoch / Schwann
からリリースされていたもの。BISから非常にお買い得な価格での再登場登
となりました。

BIS 1734/5 4枚組 \4760
カークビーの至芸
アレッサドロ・スカルラッティ:常になく我が心を占めるはいずれか」/
同:クリスマス・カンタータ「おお、ベツレヘムの誇り高き貧しさ」/
J.S.バッハ:カンタータ第61番より「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」/
同:同147番よりアリア/ダウランド:おお優しき森/同:私は見た、あの人
が泣くのを/同:ダフネはあまり純潔ではなかった/同:さようなら、あま
りに美しく貞淑な人/同:時の長男/同:言葉で訴えるべきか/ヘンデル:
新発見のグローリア/同:サルヴェ・レジーナ/同:おお、天からの声のご
とく/同:天にいます者が息を吐くならば/同:詩篇112「子らよ、主を讃え
よ」/クープラン:聖水曜日のためのルソン・ド・テネブレ第1番/同:
同第3番/ドラランド:同第3番/アモデーイ:地平に夜明けの光が/同:あな
たが私にしたことが/同:足元に光を、荘重な歩みで/アリオスティ:優しい
アルフィンに/ベデッカー:イエスがお生まれになった/グラウプナー:カン
タータ「ああ、神と主よ」/ジョンソン:五尋深き水底に/ディンディア:私
の涙の海から/シンメルプフェニック:懐かしい昔/シュッツ:神よ、我を助
けに急ぎたまえ/ムリニエ:穏やかな暗い夜/ボエセ:フィリスは呑気者/
ブロウ:愛の女神に寄せるサッフォー/ロウズ:オルフェウスの神への賛歌/
グリーン:リュートを持つオルフェウスほか
エマ・カークビー(Sop) 
ロンドン・バロック、ヤコブ・リンドベルイ、
アンソニー・ルーリー(Lute)
ラーシュ・ウルリク・モルテンセン(Cem) 
シアター・オヴ・アーリー・ミュージック、
アニエス・メロン(Sop) 
ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック・バロックオーケストラ
バロック声楽界の女王エマ・カークビーが還暦を迎えたのを記念して、BIS
の音源から彼女の魅力を最大限に生かした作品を選りすぐり、4枚組で発売
します。バッハのカンタータからイギリスのリュート歌曲まで、その老練な
巧さはさすが大ベテラン。共演陣の豪華さも注目です。未リリース音源、
グラウプナーのカンタータ「ああ、神と主よ」が入っているのもBISならで
はの大サービスです。




<Aurora>
ACD 5054 \2280
ウーレ=ヘンリク・ムー(1966-):弦楽四重奏曲
【待て(Vent)、少し(Litt )、より長く(Lenger)*】
アルディッティ四重奏団 ウーレ=ヘンリク・ムー(Vn)*
録音:2008年3月5日-6日 ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
[制作・録音:フランソワ・エケール]
ウーレ=ヘンリク・ムー(1966-)はオスロ生まれ。オスロとパリでヴァイオ
リンと作曲法、オスロ大学で生物物理学、認知科学、音楽学を学びました。
コンサートレパートリー、ダンス、劇と映画のための音楽を作曲。ヴァイオ
リニストとしても活動しています。弦楽四重奏曲のための3部作「待て」
「少し」「より長く」。続けると<もう少し待て(Vent litt lenger)>のタ
イトルになります。作曲者の記憶にある特定の響きを出発点とする<響きの
記憶の痕跡>。響きの陰影と色調のさまざまな変化。独創的で真に革新的な
演奏スタイルと聴き方の求められる音楽、とアルディッティ四重奏団のリー
ダー、アーヴィン・アルディッティは語りました。弦楽四重奏の響きを拡大
するため、最後の曲ではヴァイオリンが1本追加されています。

ACD 5055 \2280
Djanki-Dong(ジャンキ=ドング)
ラッセ・トゥーレセン(1949-):ディフォニー I 作品39
アスビョルン・ショートフン(1961-):変容(2002)
ヘンリク・オーデゴール(1955-):おお、大いなる神秘
ダーヴィド・ブラトリ(1972-):哀歌(2005)
セシーリ・オーレ(1954-):旋回
コーレ・コルベルグ(1936-):プリム=プリム(1967)(6声のための)
ノルディック・ヴォイセズ
録音:2008年1月11日-12日、25日-27日 リス教会(オスロ)
[制作:ヨールン・ペーデシェン  録音:アルネ・アクセルベルグ]
ヴォーカルアンサンブル、ノルディック・ヴォイセズ。ノルウェー国立音楽
アカデミーとオスロのオペラ・アカデミーを卒業した男女6人が1996年に結
成しました。中世から現代の音楽をレパートリーとしています。2005年、京
都で行われた世界合唱シンポジウムにノルウェー代表として参加。ノルディ
ック・ヴォイセズと共同作業を行ってきた作曲家たちに委嘱した作品を収め
たアルバムDjanki-Dong(ジャンキ=ドング)。単なる実験から新しいステッ
プに移った、今日のヴォーカル音楽。ダーヴィド・ブラトリ(1972-)の曲は
キング・ジェイムズ版『旧約聖書』の「エレミアの哀歌」、セシーリ・オー
レ(1954-)の「旋回」はロベルト・ムージルの『ハエ取り紙』がそれぞれテ
クスト。"Plym-Plym" は、コーレ・コルベルグがヴォーカル四重唱と合唱団
のために書いた1967年の作品を作曲者の許可を得て改作。6声で歌っています。




<DELTA CLASSICS>
DCCA-0056 \2415
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(*)
フルトヴェングラーも良いのですが、20世紀は大指揮者が大勢いた黄金の世紀
と言って良いと思うほど名指揮者による名演奏が数々残されています。先に挙
げたフルトヴェングラーだけではなくトスカニーニ、ワルター、クナッパーツ
ブッシュ、メンゲルベルク等は色々と録音が復刻されていますが、今回取り上
げたデ・サバタは残念ながら多いとは言えない部類かもしれません。しかし、
交響曲や管弦楽の分野ではそうかもしれませんが、オペラでは逆に頭一つ抜け
た存在としてその名は記憶されています。特にマリア・カラスと録音したプッ
チーニのトスカはこの曲の代表盤と言っても良いでしょう。デ・サバタの活動
は主に母国のイタリアを中心としたヨーロッパでしたが、戦後はアメリカにも
度々訪れ今回演奏のニューヨーク・フィルやシカゴ響の指揮台にも上がってお
り、トスカニーニの後にスカラ座の指揮を任され、後年退くまでその重責を担
ったデ・サバタは実力はトスカニーニとならぶものであったと容易に想像がつ
きます。この「運命」にしても通り一辺倒の堅苦しい演奏ではなく、重く暗い
この曲の中にもロマンティックな響きがあり美しささえ感じる程です。ミルシ
テインをソロに迎えたブラームスの協奏曲に至ってはミルシテインの歌う様な
ソロは最高であり、そのバックのデ・サバタ&ニューヨーク・フィルは見事な
までのサポートを行っています。これらを名演と呼ばずにはいられない程で
ず。古いテープをマスターとした為ノイズ等があります。予めご了承下さい。
録音日は一般的に知られている日です。

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09-01 No.11-1

2009年01月18日 18時13分08秒 | Weblog
<Aeolus>
AE-10114(SACD-Hybrid) \2850
ルイ・クープラン・エディションVol.2-クープラン氏のパッサカリア ――
組曲ヘ長調/同変ロ長調/同ト短調/同ハ長調/同イ短調/同ニ短調/
デュレス・ド・フレスコバルディ
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)
"J・S・バッハ"、"フローベルガー"と並びアスペレンのソロ・レコーディン
グの柱となる重要作としてスタートを切った"ルイ・クープラン・エディショ
ン"。
"大クープラン"フランソワ・クープランではなく、敢えてフランソワの叔父
ルイ・クープランの鍵盤作品を取り上げるという世界的権威ならではの視点
が称賛を浴びてきたシリーズ待望の第2集も、名作「ブラロンシェ氏の墓」
を含む充実のプログラム。
この第2集でアスペレンが弾いているチェンバロは、1681年にパリで製作さ
れた非常に貴重なヴォドリのチェンバロのオリジナルという歴史的銘器。
レコーディングは、このチェンバロが保管されているロンドンのヴィクトリ
ア&アルバート・ミュージアムで行われており、ヴォドリ製チェンバロ1681
の音色を聴くことのできる唯一の録音でもある。
この「クープラン氏のパッサカリア」とは、同じ17世紀フランスで生まれた
作曲者と楽器、アスペレンの学術的研究とレオンハルト直伝の演奏技法とい
う全ての要素がリンクすることによって生まれた芸術品である。

AE-10651(SACD-Hybrid) \2850
オターニョ:
交響的前奏曲/アダージョ/コラール=アンティフォニコ/グレゴリオ聖歌
によるカンシオン/聖霊頌歌/悲歌/グレゴリオ組曲/交響的詩篇
エステバン・エリツォンド・イリアルテ(オルガン)
スペインの音楽家ネメシオ・オターニョ(1880-1956)は、ロヨラのイエズス
修道院でオルガンと人文学を学び、1902年からにバリャドリーへ移ってから
はさらに音楽的才能に磨きをかけ、19曲のオルガン作品を作曲している。
20世紀バスク地方の知られざる音楽にまた1つ光が照らされる。




<Cybele>
SACD 860.501(SACD-Hybrid) \2850
ツィンマーマン:若い詩人のためのレクイエム
クラウディア・ブラインスキー(ソプラノ)、
デイヴィット・ピットマン=ジェニングス(バリトン)、
ベルンハルト・コンタルスキー(指揮)、
オランダ・シンフォニア、ブルノ・チェコ・フィルハーモニック合唱団、
スロヴァキア・フィルハーモニック合唱団、
エウロパ・コール・アカデミー、エリク・ヴロイマンス・クィンテット、
ヤン・ハーゲ(オルガン)、ジョアン・ラファエル(電子楽器)
20世紀オペラの最高傑作とも呼ばれる「軍人たち」の作曲者、ベルント・ア
ロイス・ツィンマーマン(1918-1970)が拳銃自殺で命を落とす前年に完成さ
せた超大作にして問題作、「若い詩人のためのレクイエム」の新録音がいよ
いよ登場!
演奏にはオーケストラ、3つの合唱団、ソプラノ、バリトン、ジャズ・クィ
ンテット、オルガン、電子楽器、テープという250人を超える巨大編成を必
要とするツィンマーマンの「レクイエム」。
テキストにはマヤコフスキーの詩が随所で用いられており、テープからは、
ヨハネ12世、毛沢東、イムレ・ナジ、ヒトラー、スターリン、チャーチル、
チェンバレン、ジョイス、ウィトゲンシュタインなどの肉声が流れ、ベート
ーヴェンの「交響曲第9番」第4楽章の冒頭部分、ビートルズの「ヘイ・ジュ
ード」が突如現れるなど、巨大な編成が次々と繰り広げるカオスの世界にた
だただ呆然とするしかない。
無秩序が作品全体を支配しているのかと思いきや、この構成はツィンマーマ
ンによって全て計算されたものだというのだから恐れ入る(ブックレットに
記載あり)。
死の直前にツィンマーマンが書き上げた「レクイエム」という名のメッセー
ジはあまりにも深い。





<Etcetera>
KTC 1369 \2300
ドゥセック:ピアノと管弦楽のための協奏曲集 ――
ピアノ協奏曲ニ長調/同ハ長調/同変ホ長調(全曲世界初録音)
カレル・コシャレク(ピアノ)、プラハ室内管弦楽団
モーツァルトの友人、ヴァーゲンザイルの弟子として知られ、作曲家、鍵盤
奏者、教育者として成功を収めた18世紀チェコの音楽家フランツ・クサヴァ
ー・ドゥセック(フランティシェク・クサヴェル・デュシェック)。
作曲家としてのドゥセックは、37曲の交響曲や9曲の協奏曲、20曲の弦楽四
重奏曲、49曲の木管楽器のためのパルティータなど器楽のための作品を数多
く作曲するなど、18世紀チェコの器楽音楽の発展に大きな足跡を残している。
ドゥセックのピアノ協奏曲を弾くのは、実績十分の同郷のピアニスト、カレ
ル・コシャレク。後期バロックから古典派初期にかけて誕生したドゥセック
のピアノ協奏曲を収めた貴重な録音の登場である。

KTC 4026
ビンゲン:デンデルモンデの写本より
ドース・マル〔カテリーン・ファン・ラエザム(ヴォーカル)、バルト・コー
エン(リコーダー)、ライアム・フェネリー(フィドル)〕
ベルギーのフランドル地方、デンデルモンデにある聖ピータース&ポール寺
院で発見された"写本"に収められていた世界最古の女流作曲家と伝わるヒル
デガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)の作品8曲を収録。
パウル・ファン・ネーヴェル率いるウェルガス・アンサンブルのメンバーで
結成されたドース・マルは、このビンゲンの作品集がデビュー録音となる古
楽演奏団体。ファン・ラエザムの神秘的で愁いを帯びた歌声が、ベルギーで
眠っていたビンゲンの音楽を呼び起こす。

KTC 1376
20世紀ヨーロッパのフルート作品集 ――
シュールホフ:フルート・ソナタ
カプレ:即興曲集
デュカス:牧神のはるかな嘆き
ロバノウ:フルート・ソナタOp.38
マデルナ:Honeyreves
カスティリオーニ:Musica Vneukokvhaja
ボウマン:エコー
ヘクスター:アルト・フルートのための《三日月》
コース・フェルフール(フルート)、ヤン・ファン・デル・メール(ピアノ)
コース・フェルフールは、ハーグ・レジデンティ管の首席フルート奏者とし
て活躍し、アムステルダムの名門スヴェーリンク音楽院では教授として後進
の育成に携わってきたオランダのベテラン・フルート奏者。
ピアノのファン・デル・メールとは50年以上にわたってデュオを組み続けて
きており、お互いを知り尽くしたそのコンビネーションは絶妙という他は無
いほど。シュールホフやカプレ、マデルナなどを選りすぐった選曲眼にも恐
れ入る。





<Christophorus>
CHR 77302 \2300
ヘンデル:
組曲《王宮の花火の音楽》/協奏曲第1番変ロ長調HWV.301/
ソナタ第2番変ロ長調/協奏曲第2番変ロ長調HWV.302a/《水上の音楽》
組曲第2番HWV.350/同組曲第3番HWV.350
ヨアヒム・シェーファー(ピッコロ・トランペット)、
トランペット・アンサンブル・ヨアヒム・シェーファー、
プロイセン室内管弦楽団
ヘンデル没後250年の今年、特にトランペット奏者&関係者にオススメした
いアニヴァーサリー・アルバムがこのヘンデル・アルバム。
このヘンデル・アルバムでは、「王宮の花火の音楽」と「水上の音楽」は8
本のトランペット、ティンパニと通奏低音、原曲がオーボエ・ソロの2つの
協奏曲とソナタはそれぞれトランペットがソロという編成になっており、全
編を通じてトランペットが完全な主役!
ピッコロ・トランペットの名手シェーファーとそのアンサンブルによるヘン
デルはさらに輝かしく豪華絢爛!

CHR 77303 \2300
最後のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者-
ハンマー:ソナタ ニ長調、同イ長調
アーベル:
無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための《アダージョとアレグロ ニ短調》
ハンマー:ソナタ ニ長調、同イ長調、同イ長調
ハンブルク・ラツムジーク〔シモーネ・エッケルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ウルリヒ・ヴェデマイヤー(テオルボ)、ドロシー・パルム(チェロ)、カール
=エルンスト・ヴェント(チェンバロ&ハンマークラヴィア)〕
18世紀後半にヴィオラ・ダ・ガンバが歴史から姿を消してしまう前、ガンビ
ストの代表的存在であるアーベルの次の世代の名手として奮闘したフランツ
・クサヴァー・ハンマー(1741-1817)のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集。
CHR 77223からの新装移行再発売。1999年の録音。

BNL 112959 \2300
コレット:オルガンと管弦楽のための6つの協奏曲
フランソワ・アンリ・ウバール(オルガン)、
ベルナール・トマ(指揮)、ベルナール・トマ管弦楽団
オルガン奏者、作曲家として活躍したフランス・バロックの作曲家ミシェル
・コレット(1707-1795)のオルガンと管弦楽のための協奏曲集。オルガンを
ソロとして完全に独立させておらずオーケストラと対等に扱っているのが特
徴的。1980年の録音。




<BNL>
BNL 112960 \2300
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6/同第2番ロ短調Op.7
ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)、
ベルナール・トマ(指揮)、ベルナール・トマ管弦楽団
パリ管のコンサートマスターやオーヴェルニュ室内管の音楽監督を歴任した
フランスの名ヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフが30代後半
に収録したパガニーニの協奏曲集。
壮年期のカントロフによるパガニーニ国際コンクールの覇者の称号に相応し
い凄演と鬼気迫る臨場感はライヴ録音ならでは。1982年12月のライヴ録音。




<Elgar Edition>
EECD 006-7 2枚組(1枚分価格) \2300
エルガー:オラトリオ《ジェロンティアスの夢》Op.38(ドイツ語歌唱版)
ユリウス・パツァーク(テノール)、イラ・マラニウク(メゾ・ソプラノ)、
ロードヴィヒ・ヴェルター(バス=バリトン)、
ハンス・スワロフスキー(指揮)、オーストリア放送交響楽団&合唱団
レコード芸術2008年10月号の海外盤試聴記(291ページ)で紹介され、イギリ
ス音楽ファンやヒストリカル・ファンの間で話題となっていた"ドイツ語版"
の「ジェロンティアスの夢」。
エルガーの結婚祝いとしてニューマン枢機卿から贈られた詩を題材としたオ
ラトリオの"ドイツ語版"は、ドイツ初演を手懸けた指揮者ユリウス・ブーツ
の翻訳によるもの。エルガーの大作のもう1つの姿が鮮やかに蘇る。
1960年1月2日-5日の録音。




<Rondeau>
ROP 6020 \2300
イタリアの修道院の詩篇とモテット ――
ペルコーナ:ガウデ・プラウデ
コッツォラーニ:われ主に感謝せん
ペルコーナ:O superbi mundi machina
コッツォラーニ:
主をほめ讃えよ、Quis audivit unquam tale、主をおそれる
人は幸い、いと高きところには神に栄光、主は言われた
グートルン・シュレーフェル(指揮)、
ハノーファー女声合唱団、ハノーファー・ホフカペレ
ミラノのラデゴンダ修道院の修道女だったキアラ・マルガリータ・コッツォ
ラーニ(1602-ca.1677)と、17世紀ロンバルディアの修道女マリア・クサヴェ
リア・ペルコーナ(1652-1699)の音楽を、
ドイツの女声合唱、ハノーファー女声合唱団が歌った女声合唱による修道女
の教会音楽集。1952年に創設されたドイツ有数の女声合唱団のハーモニーが
荘厳にイタリアの教会音楽を描く。

ROP 7005 \2300
カンタータとモテット ――
J・S・バッハ:カンタータ第106番《神の時は最良の時なり》BWV.106
J・L・バッハ:Unsere Trubsal, die zeit ich und nicht ist
シェレ:ああ主よ、教えたまえ
J・バッハ:われわれの人生は影のごとし
J・S・バッハ:
カンタータ第131番《深き淵から、主よ、汝に呼びかけん》BWV.131
イェルク・ブライディング(指揮)、
ハノーファー少年合唱団、ヒムリッシェ・ カントライ、
バロックアンサンブル・ラルコ
1707年頃の若かりし大バッハが作曲したカンタータ2曲と、大バッハに縁の
あるヨハン・ルートヴィヒ・バッハ、ヨハン・バッハ、ヨハン・シェレ(大
バッハから2代前の聖トーマス教会のカントール)といった3人の音楽家たち
の宗教音楽をハノーファー少年合唱団が歌う。
ハインツ・ヘニッヒの跡を継ぎハノーファー少年合唱団の音楽監督に就任し
たイェルク・ブライディングの的確な指揮が、合唱団から落ち着きと厚みの
あるハーモニーを引き出している。

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09-01 No.11-2

2009年01月18日 18時12分40秒 | Weblog

<Globe>
GLO 5231 \2300
シューベルト:ピアノ作品集Vol.4 ――
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850,Op.53/2つのメヌエットD.91/メヌエッ
ト ニ長調D.336/8つのレントラー変ロ長調D.378/3つのメヌエットD.380
/アレグレット ハ短調D.915
トゥルーデリーズ・レオンハルト(フォルテピアノ)
グスタフ・レオンハルトの妹としても知られるオランダの女流ベテラン鍵盤
奏者トゥルーデリーズ・レオンハルトは、シューベルトの録音に1815年-1820
年頃にウィーンのベニグヌス・ザイドナーによって製作されたフォルテピア
ノを使用。
作曲者の晩年に製作された楽器を弾くことにより、作品が持つ本来の姿の再
現を目指している。温かみのある音色が"ピアノ"とは違うシューベルト像を
見せてくれる。

GLO 5234 \2300
ユトレヒトのカリヨンによるバロック音楽 ――
J・S・バッハ:協奏曲
チーマ:ソナタ
ロカテッリ:ソナタ第12番
パーチャム:ソナタ
シャルパンティエ:ヴィオールのための4声のコンセール
カステッロ:ソナタ第2番
パーセル:歌劇《ディドとエネアス》より
アリー・アーベンス(カリヨン)
世界での有数の規模を誇る野外演奏用楽器"カリヨン"。この録音は、カリヨ
ンの鐘の音色でバロック音楽を演奏してしまおうという仰天の作品集なので
ある。
アリー・アーベンスは、カリヨン演奏が盛んなオランダでカリヨネア(カリ
ヨン奏者)としてディプロマを取得したこの道のスペシャリスト。カリヨン
の音色で聴くバロック音楽もユニーク。




<Audiomax>
703 1456-2 \2300
ブエノス・アイレス ――
ピアソラ:オブリビオン
プジョル:ブエノス・アイレス組曲
ウルリッヒ:アルゼンチンの夜
アルベニス:組曲《スペイン》Op.165より
ピアソラ:
リベルタンゴ、タンゴ・エチュード第4番、ブエノスアイレスの夏、
タンゴ・エチュード第3番、天使の死、タンティ・アンニ・プリマ
デュオ・メランジュ〔〔アルムート・ウンガー(フルート&ピッコロ&打楽
器)、トーマス・ラウケル(打楽器)〕
フルートとマリンバという珍しい編成で1998年から活動を始めたドイツのア
ンサンブル、デュオ・メランジェ。
J・シュトラウスのポルカなどをアレンジした「ウィーン」(703 1515-2)に
続く「ブエノス・アイレス」でも、フルートと打楽器が大活躍!アレンジも
演奏や編成と同じくとってもユニーク。

703 1342-2 \2300
アメリカ! ――
バーンスタイン:ディヴェルティメント
ピアソラ:カフェ1930、ナイトクラブ1960
ガーシュウィン:ザ・マン・アイ・ラブ、アイ・ガット・リズム
ホルコンブ:スーパー・フルート・ジャズ組曲第1番
バーリン:アレキサンダーのラグタイム・バンド
エリントン:キャラバン
デスモンド:テイク・ファイヴ
ゴンザーガ:アサ・ブランカ
ジョビン:イパネマの娘
アブレウ:ティコ・ティコ
ヴェネズエラ民謡(ワイ編):ラテン・ブーケ
ピシンギーニャ:カリンホソ
マンデル:いそしぎ
ワイ:Op.1a
クインテセンツ
クインテセンツは、ゲヴァントハウス管、MDR響、シュターツカペレ・ハレ
のフルート奏者たちにより1996年に結成されたライプツィヒのフルート・ア
ンサンブル。
フルート・アンサンブルのためのアレンジされたスウィング、ラグタイム、
ラテンなど様々なスタイルの作品が上品に、また時には熱く展開される。
一糸乱れぬアンサンブル能力は、さすがドイツの一流オケで活躍する奏者た
ち。

703 1326-2 \2300
女流作曲家によるフルートのための作品集 ――
アリュー:ソナチネ
アウビン:水彩画
C・シューマン:3つのロマンスOp.22
タイユフェール:フォルラーヌ
ツィーリッツ:見本市からの絵
レオナルダ:ソナタ第12番
F・メンデルスゾーン:4月
L・ブーランジェ:夜想曲、春の朝に
ベックマン:Yvy
スザンネ・シュレーゲ(フルート)、イナ・オッテ
ファニー・メンデルスゾーンやクララ・シューマンなど収録作品の作曲者全
員が女流作曲家というフルート・アルバム。
タイユフェールやリリ・ブーランジェなどのフルート奏者にとってお馴染み
のレパートリーから、20世紀の女流作曲家ベックマンの作品など収録曲はバ
ラエティ豊か。アーヘンを拠点にソロ、室内楽で活躍する女流フルーティス
ト奏者スザンネ・シュレーゲの演奏も華麗。

703 1330-2 \2300
マリンバ2 ――
ギルバート:マクファーランド・ラグ
グロスマン:妖精
ラリック:スコッツ・チューン
ゴメス:マリンバ・フラメンカ
ジャーヴィス:ジャングル・ウォーク
ブリット:ダンス
スタッドラー:たのしい川べ
サミュ:パタータ・ラグ
ライモン:Of Thoughts and Thinking
ムッサー:練習曲Op.6-9
シュミット:コンパニオン、イージー・ボッサ、忘れられた手紙
スマドベック:ヴァージニア・テイト
ブリット:オフェリング
サミュ:ホンブレ・ドゥット
セジュルネ:ヘネラリフェ
スタウト:アストラル・ダンス
ベイカー:レインミュージック
コルネリア・モンスケ(マリンバ)
マリンバ・ファーストの続編となるマリンバ2(セカンド)は、文字通りドイ
ツの女流マリンバ奏者コルネリア・モンスケとEU青少年音楽コンクール
(EMCY)のタイアップ企画第2弾。
初級者&中級者向けの小品は、エチュードやコンサート・ピースとしても活
用できそうな作品ばかり。ちなみにモンスケは日本を代表するマリンバ奏者
安倍圭子に師事した経歴を持っている。




<Atacca>
ATTACCA 28116&28117 2枚組 \4600
ビール:室内楽作品集 ――
フルートとピアノのための組曲/メティエの歌/フルートとピアノのための
ソナタ/ブイラン!/ピアノ4手のための4つの小品/フーガ・ソプラ/ヴァ
イオリンとピアノのためのムーヴメント/ピアノのための小品/3つのシャ
ンソン/ピアノ・ソナタ/ネグロ・ソングス/ドビュッシーの墓/オランダ
の古い歌
エレオノーレ・パメイエル(フルート)、マルセル・ビークマン(テノール)、
マルヤ・ボン(ピアノ)、イレネ・マエッセン(ソプラノ)、
フランス・ファン・ルート(ピアノ)、ウルスラ・ショッホ(ヴァイオリン)、
マルセル・ウォルムス(ピアノ)
ナディア・ブーランジェに師事した20世紀オランダの作曲家ジャック・ビー
ル(1902-1947)。
45歳という若さでこの世を去ったため、その作品はあまり知られていないが、
フルートやピアノなどの器楽作品を中心にロマン派音楽の影響が見られる優
れた作品を遺している。

ATTACCA 28106 \2300
ノルデン:
バンドのための断章/ほこりを舞わせる歌/おかしなアヒル/やさしき歌/
ブリング・イン・ダ・フォンク/ロンド2
コンバスション・チェンバー、オシリス・トリオ、
マタンギ弦楽四重奏団、他
ジャズ・サクソフォン・プレーヤーとして、またクラシックのクラネット奏
者としてマルチな活躍を展開するオランダのアーティスト、マールテン・
ファン・ノルデンの作品集。
南インドの古典音楽、カルナティック音楽のリズムやテクニックと現代的な
手法のミックスが特徴。




<Gala>
GL 100.660 4枚組 \5120
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ-ポートレートVol.1 ――
オペラ・アリアと歌曲集
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ(テノール)、
ジェンナーロ・ダンジェロ(指揮)、ローマ・イタリア放送管弦楽団、他
1900年代初期から中期にかけて活躍したイタリアのテノール歌手ジャコモ・
ラウリ=ヴォルピのポートレート・アルバム。1920年-1957年の録音。

GL 100.664 4枚組 \5120
ロッシーニ:歌劇《ウィリアム・テル》(要約版)/小ミサ・ソレムニス*
ウィレム・ロホフ(指揮)、オランダ放送管弦楽団&合唱団、
レナート・ファサーノ(指揮)、サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団*、他
「ウィリアム・テル」は1953年4月20日、ヒルヴァーサムでの録音、「小ミ
サ・ソレムニス」は1955年、ローマでの録音。

:GL 100.665 4枚組 \5120
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》
(録音:1957年5月21日、フィレンツェ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)、
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)、
アルトゥール・ロジンスキー(指揮)、
フィレンツェ五月音楽祭歌劇場管弦楽団&合唱団、他
ロジンスキー&ニューヨーク・フィルの「指輪」(抜粋/録音:1945年11月25
日)、ロジンスキー&ローマ・イタリア放送管の「タンホイザー」(抜粋/録
音:1957年11月)をボーナス・トラックとして収録。

GL 100.808 4枚組 \5120
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ-ポートレートVol.2 ――
アムステルダムでのコンサート(録音:1954年10月10日)
ドニゼッティ:歌劇《ファヴォリータ》(抜粋/録音:1954年10月6日)
ヴェルディ:歌劇《トロヴァトーレ》(抜粋/録音:1954年10月16日)
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ(テノール)、
アルトゥーロ・バシーレ(指揮)、オランダ放送管弦楽団&合唱団、他
A Portrait Vol.2/Various
イタリアのテノール歌手ジャコモ・ラウリ=ヴォルピのポートレート・アル
バム第2集はオランダが舞台。

GL 100.810 2枚組 \2560
スメタナ:歌劇《売られた花嫁》(録音:1954年、フランクフルト)
クルト・ヴォリンスキ(テノール)、ハインツ・レーフス(バス)、
ヴァルター・ゲール(指揮)、フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団、他
エルメンドルフ指揮のドヴォルザーク「ジャコバン党員」(抜粋/録音:1944
年)、シュトリーグラー指揮のヤナーチェク「カーチャ・カバノヴァー」(抜
粋/録音:1946年)をボーナス・トラックとして収録。

GL 100.812 2枚組 \2560
アントン・デルモタ-ポートレート ――
オペラ・アリア&歌曲集
アントン・デルモタ(テノール)、
クレメンス・クラウス(指揮)、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、他
スロヴェニア出身のテノール歌手、アントン・デルモータのポートレート・
アルバム。1941年-1955年の録音。




<Ponto>
PO-2001 4枚組 4750
ヤン・デルクセン-ヴェルディを歌うVol.1 ――
ヴェルディ:歌劇《王国の1日》(抜粋)/歌劇《アッティラ》(抜粋)/歌劇
《ナブッコ》(抜粋)/歌劇《リゴレット》(抜粋)
ヤン・デルクセン(バリトン)、様々なアーティスト
オランダの名バリトン歌手、ヤン・デルクセン(1932-2004)が歌ったヴェル
ディの録音を集めたシリーズ。1963年-1975年の録音。

PO-2002 4枚組 4750
ヤン・デルクセン-ヴェルディを歌うVol.2 ――
ヴェルディ:歌劇《マクベス》(全曲)/歌劇《リゴレット》(第1幕より)/歌
劇《トロヴァトーレ》(第4幕より)/歌劇《マクベス》(第1幕より)/歌劇
《トロヴァトーレ》(抜粋)
ヤン・デルクセン(バリトン)、様々なアーティスト
1973年-1980年の録音。

PO-2003 4枚組 4750
ヤン・デルクセン-ヴェルディを歌うVol.3 ――
ヴェルディ:歌劇《2人のフォスカリ》(全曲)/歌劇《椿姫》(第1幕全曲)/
歌劇《運命の力》(第3幕より)/歌劇《2人のフォスカリ》(第1幕より)/歌
劇《椿姫》(第2幕より)/歌劇《ドン・カルロ》(抜粋)
ヤン・デルクセン(バリトン)、様々なアーティスト
1958年-1977年の録音。

PO-2002 4枚組 4750
ヤン・デルクセン-ヴェルディを歌うVol.3 ――
ヴェルディ:歌劇《シモン・ボッカネグラ》(全曲)/歌劇《ドン・カルロ》
(第1幕&第3幕より)/歌劇《オテロ》(第2幕より)
ヤン・デルクセン(バリトン)、様々なアーティスト
1966年-1978年の録音。

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09-01 No.10

2009年01月18日 18時10分43秒 | Weblog
<DUX Recording Producers>
DUX 0639 \2080
タンスマン:ヴァイオリン協奏曲集
5つの小品、バロック組曲
バルトシュ・カイラー(Vln)
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ指揮、
ポドラシェ・ビアウィストク歌劇場管弦楽団

DUX 0657 \2080
モニューシェコ:ミサ曲集
ヘンリク・ウォナロフスキ指揮、
ワルシャワ・フィルハーモニック合唱団、他

DUX 0678 \2080
ペンデレツキ:室内合奏曲集
失楽園より「アダージェット」、シャコンヌ、アニュスデイ、他
ペンデレツキ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィア、他

DUX 0659 \2080
モーツァルト、シューベルト、他 歌曲
ダリウス・パラドウスキ(C-T) リサイタル

DUX 0677 \2080
LITTLE BIG MUSIC
ブリテン:フランクブリッジ変奏曲/ホルスト:セントポール組曲、他
マッシミリアーノ・カルディ指揮、シレジア室内管弦楽団

DUX 0679 \2080
エルシュビエタ・シコラ:独奏と電子工学
Orpheus Head II、Suite I、II、Reflets Irises
オフェール(Flu)シンプソン(Vc)ラチュウミア(pf)、他




<EMC Records>
※佐野健二氏
(アーチリュート奏者: 英国 ギルドホール音楽院主席卒業。ギターを岡本一
郎、H.クワイン、B.オー、J.ブリームの各氏、リュートをA.ルーリー、N.ノー
ス、J.リンドベルイの各氏に師事。演奏活動に対し「ロンドン芸術協会1978年
度新人音楽家」「大阪文化祭奨励賞」「音楽クリティック・クラブ新人賞」
「神戸灘ライオンズクラブ音楽賞」「大阪文化祭賞」等を受ける。現在ルネサ
ンス、バロック期の撥弦楽器を中心に独奏・伴奏・通奏低音奏者として、演奏、
録音活動を行っている。そのレパートリーは民族音楽から現代音楽までに及ん
でいる。
アーリーミュージックカンパニー主宰。相愛大学非常勤講師。

EMCR0017 \1500
The Princesses Pleasure(王女たちのお気に入り)
1. Mignonne. Allons voir si la rose 恋人よバラを見に行こう
2. Londonderry Air ロンドンデリー・エア
3. I know where I'm going 私は行く道を知っている
4. Ma belle si ton ame 美しい君の心が 5. Tant que vivray 花咲く日々に
6. The bold grenadier 大胆な近衛兵 7. Loch Lomond ローモンド
8. The willow tree 柳の木 9. Un flambeau たいまつかざして
10. The boys of kilkenny キルケニーの少年
11. Golden slumbers ゴールデン・スランバー
12. Italian Ground イタリアン・グラウンド 13. Ave Maria アヴェ・マリア
平井満美子(Mamiko Hirai ソプラノ:歌)
佐野健二(Kenji Sano:リュート、ヴィウエラ、オルファリオン、アーチリュート)
2008年10月録音
フランス・ルネサンス歌曲と宮廷音楽、イギリスのバラード、イタリアの旋律
とアヴェ・マリア。ルネサンスからバロック期に人々を魅了した音楽の数々。
イラストレーター村上佳子の夢溢れるイラストも魅力的なアルバムです。

EMCR0016 \1500
Airs Anglois(エール・アングロワ)
1. G. Keller(ケラー): A Ground グラウンド
2. G. Finger(フィンガー): Air エア
3. G. Finger(フィンガー): Symphony シンフォニー
4. G. Binghmam(ビンハム): Adagio アダージョ
5. Anon : Air Allegro エア・アレグロ
6. G. Finger(フィンガー): Air エア
7. Anon : Air Largo エア・ラルゴ
8. Anon : Jigg ジグ
9. A. Parcham(パーチャム): Solo ソロ
10. G. Binghmam(ビンハム): Round O ラウンド・オー
11. G. Finger(フィンガー): A Ground グラウンド
12. G. Binghmam(ビンハム): English Air イングリッシュ・エア
13. G. Finger(フィンガー) : Jigg ジグ
14. G. Finger(フィンガー) : chaconne シャコンヌ
15. G. Finger(フィンガー) : Overture オーバーチュア
16. G. Binghmam(ビンハム): Hornpipe ホーンパイプ
17. G. Finger(フィンガー) : A Farewel フェアウェル
18. G. Finger(フィンガー) : Adagio アダージョ
19. G. Binghmam(ビンハム): Jigg ジグ
20. G. Finger(フィンガー) : A Ground グラウンド
21. G. Finger(フィンガー) : Ciaccona チャッコーナ
奥田直美(Naomi Okuda リコーダー)
佐野健二(Kenji Sano:アーチリュート)
2008年8月録音
リコーダーとリュートが奏でるイングリッシュ・エアの旋律
レコード芸術 推薦盤
※奥田直美(Naomi Okuda リコーダー):大阪音楽大学短期大学部フルート専攻
卒業後、英国ギルドホール音楽院大学院課程古楽科にてリコーダーをパメラ・
トービーに、バロック・フルートとバロック奏法をスティーヴン・プレストン
に学び演奏家ディプロマを授与され卒業。更なる研鑽を積み、現在バロック音
楽のスペシャリストとして各地で精力的に演奏活動を行っています。

EMCR0015 \1500
Santiago de Murcia(サンティアゴ・デ・ムルシア)
バロックギターによるスペイン宮廷のためのフランス舞踏曲集
佐野健二(Kenji Sano:バロックギター)
2008年7月録音
18世紀スペインで最も偉大なギタリストであるムルシアの作品集から25曲を
国内はもとよりイギリスでも著名なダンサー湯浅宣子の選曲、監修をもとに
佐野健二のバロックギターで演奏、製作された魅力的なアルバムです。
音楽現代 注目盤、 レコード芸術 準推薦盤

EMCR0014 \1500
Lemento d'Arianna
イタリア・バロック歌曲集 Vol.2「アリアンナの嘆き」
1. Pietro Paolo Raimondo(ライモンド):Ricercata リチェルカータ
2. Giacomo Carissimi(カリッシミ):
Piangete, ohime, piangete 泣け ああ 泣け
3. Giacomo Carissimi(カリッシミ):Deh, Memoria ああ 想い出よ
4. Palestrina(パレストリーナ):Vestiva I colli 野山は春のよそおい
5. Giovanni Felice Sancies(サンチェス):
Usurpator tiranno 簒奪者にて暴君
6. Pietro Paolo Raimondo(ライモンド):Toccata トッカータ
7. Barbara Strozzi(ストロッツィ):Ardo in tacito foco 静かな情念が燃え
8. Girolamo Frescobaldi(フレスコバルディ):
Ultima detta la Vittoria 勝利の宣言
9. Claudio Monteverdi(モンテヴェルディ):Laudate Dominum 主を讃えよ
10. Claudio Monteverdi(モンテヴェルディ):
Lamento d'Arianna アリアンナの嘆き
平井満美子(Mamiko Hirai ソプラノ:歌)
佐野健二(Kenji Sano:リュート、テオルボ型リュート)
2008年3月録音
音楽現代 準推薦盤

EMCR0013 \1500
The English Duet
「イギリス・ルネサンスのデュエット音楽集」
John Johson(ジョン・ジョンソン1579-94活躍:エリザベス女王付きのリュート
奏者)、Robert Jones(ロバート・ジョーンズ 1597-1615活躍)、Thomas
Campion(トマス・キャンピオン 1567-1620:ダウランドと並び称される程の
リュートソングでは活躍した作曲家)、Thomas Morley(トマス・モーリー1557-
1602:イングリッシュ・マドリガルの作曲家)による15の作品集。
※一部、多重録音によって収録されています。
平井満美子(Mamiko Hirai :歌)
佐野健二(Kenji Sano:ルネサンス・リュート、オルファリオン)
2007年8月録音
※レコード芸術 準推薦盤

EMCR0012 \1500
Lagrime mie
イタリア・バロック歌曲集 Vol.1「私の涙:ラグリス・ミエ」
平井満美子(Mamiko Hirai ソプラノ:歌)
佐野健二(Kenji Sano:アーチリュート)
2007年3月録音
レコード芸術 準推薦盤、 音楽現代 推薦盤
イタリア・バロック音楽の巨匠 Barbara Strozzi(バルバラ・ストロッツィ 
1619-1677)の大胆な和製の響きを多用した名曲「私の涙」を中心にGirolamo
Frescobaldi(フレスコバルディ 1583-1643)、Giacomo Carissimi(カリッシ
ミ 1605-1674)による8つの作品集
※平井満美子(Mamiko Hirai):神戸女学院大学音楽学部声楽家卒業後、古楽演
奏探求の為にE.カークビー、J.キャッシュ、C.ポットらに学ぶ。現在ルネサン
スとバロックを中心にイギリス、フランス、イタリア、スペイン、ドイツの幅
広いレパートリーを持つ専門家として多くのコンサートや録音で活躍中。
「大阪文化祭賞本賞」を 受賞。

EMCR0011 \1500
Silvius Leopold WEISS: L'Infidele
レオポルド・シルヴィウス・ヴァイス(1686-1750:ドイツ):
(1)ソナタ「不実な女」
(2)パルティータ ニ長調
佐野健二(Kenji Sano:バロック・リュート)
ドレスデンの宮廷付きリュート奏者として活躍し、ルネサンスからバロックへ
と続いたリュート音楽の隆盛の最後を飾るにふさわしい作品を数多く残した
まさに「リュートの知り尽くした」ヴァイスのリュートによる作品集。
レコード芸術 準特選盤、音楽現代 注目盤、STEREO 優秀録音盤




<TACET>
TACET 168 2枚組 \4700
ハイドン: 6つの弦楽四重奏曲 op.33 Hob.37-42
CD.1
弦楽四重奏曲 op.33-5  ト長調「ごきげんいかが」
弦楽四重奏曲 op.33-2 変ホ長調「ジョーク」
弦楽四重奏曲 op.33-1 ロ短調
CD.2
弦楽四重奏曲 op.33-3 ハ長調「鳥」
弦楽四重奏曲 op.33-6 ニ長調
弦楽四重奏曲 op.33-4 変ロ長調
アウリン弦楽四重奏団 Auryn Quartet
2008年録音
アウリン弦楽四重奏団は1982年、ケルンで20歳代前半の現メンバーにより結成
されました。古典から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、明確で緊張感あ
る演奏が特徴的です。
CPOレーベル 他から シューベルト、ヴォルフ、バルトークの弦楽四重奏曲
全集が発売されています。
TACET 167 に続くハイドンの弦楽四重奏曲集です。

TACET 172 \2380
シュポーア:
(1)弦楽六重奏曲 ハ長調
(2)大九重奏曲 ヘ長調
(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、
クラリネット、ファゴット、ホルンの為の)
カメラータ・フレーデン: CAMERATA FREDEN
(ドイツのフレーデンで毎年開かれる国際音楽祭で結成された若手を中心にし
たアンサンブルです)
2008年録音



<CARUS>
83.243(SACD-Hybrid) 3枚組 \4600
ヘンデル:オラトリオ「サウル SAUL」 HMV.53
ヨルック・フェリックス・スペール(Yorck Felix Speer: SAUL)
ティム・ミード(Tim Mead: DAVID)
マクシミリアン・シュミット(Maximilian Schmitt: JONATHAN)
ディッテ・アンデルセン(Ditte Andersen: MICHAL)
アンナ・プロハスカ(Anna Prohaska: MERAB)
ハンス・クリストフ・ラーデマン指揮ドレスデン・バロック・オーケストラ
ドレスデン室内合唱団
2008年7月11/12日 ドレスデンでのライヴ録音
旧約聖書サムエル記の「サウルとダビデ」の物語を題材にした劇的な内容を持
つ英語で歌われるオラトリオです。ラーデマンの丁寧な音作りは、見通しの良
い構成感が特徴的な正統派の演奏です。



<VENEZIA>
CDVE04347 2枚組 \1650
ショパン:作品集 Vol.2
CD.1
(1)ピアノ・ソナタ第1番 ハ短調 op.4
(2)ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35
(3)ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58
ヴェラ・ゴルノスタエワ(ピアノ Vera Gornostaeva) 1986年
CD.2
(4)スケルツォ第1番 ロ短調 op.20
(5)スケルツォ第2番 変ロ短調 op.31
(6)スケルツォ第3番 嬰ハ短調 op.39
(7)スケルツォ第4番 ホ長調 op.54
(8)バラード第1番 ト短調 op.23 
(9)バラード第2番 ヘ長調 op.38
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) スケルツォ:1977年、バラード:1960年
(10)バラード第3番 変イ長調 op.47
エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ) 1965年
(11)バラード第4番 ヘ短調 op.52
サムイル・フェインベルグ(ピアノ) 1952年
名ピアニスト、ディーナ・ヨッフィェの教師としても知られるゴルノスタエワ
(1929- )はネイガウスに学び後パリの国際コンクールでディプロマを得た後、
グネーシンのアカデミーやモスクワ音楽院で教え、多くの名ピアニストを育て
ました。独特の優美さに溢れたショパンの演奏は彼女が持ち得た精神的な”深
遠”とあいまって、格調高い名演として知られています。

CDVE04348 2枚組 \1650
ベートーヴェン:
CD.1
(1)ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」 ヘ長調 op.24
(2)ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」 イ長調 op.47
CD.2
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 op.12-3
エミール・ギレリス(ピアノ) 1964年3月29日 レニングラードでのライヴ
(4)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル 1962年11月3日 ライヴ
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
ギレリスとのヴァイオリン・ソナタは音の良さもさることながら非常な熱演で
す。コンドラシンとの協奏曲は残念ながら音はあまり良くありませんが、名演
として知られた演奏です。

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09-01 No.9-1

2009年01月15日 19時26分13秒 | Weblog
<TELARC>
CD80724 \2080
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲Op.33
チャイコフスキー:奇想的小品
チャイコフスキー:夜想曲Op.19-4
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107
ズイル・ベイリー(チェロ)
サンフランシスコ・ バレエ管弦楽団 指揮:マーティン・ウェスト
アメリカの若き天才チェリスト、ズイル・ベイリーの記念すべきテラーク・
デビュー盤。チャイコフスキーの《ロココ風の主題による変奏曲》、《奇想
的小品》、《夜想曲》、ショスタコーヴィチの《チェロ協奏曲第1番》といっ
たロシアの名曲を多数収めた豪華ラインナップになっています。これらのロ
マンティックな名曲にぴったりな、天才ベイリーのダイナミックで爽快な情
熱にあふれたチェロの音色を、たっぷりお楽しみください。

CD80698 \2080
SACD60698(SACD-Hybrid) \3350
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集Op.8-1-4《四季》
ジェミニアーニ:
コレッリのソナタOp.5の編曲による合奏協奏曲第4番へ長調
同 第12番ニ短調《ラ・フォリア》
クリスティーナ・デイ・マーティンソン(ヴァイオリン) 
ボストン・バロック 指揮:マーティン・パールマン
1973年に鍵盤楽器奏者のマーティン・パールマンが創設したアメリカ最初の古
楽器アンサンブル、ボストン・バロック。以来規模を拡大して、現在はアメリ
カを代表する古楽器オケとして活動する彼らが、名曲中の名曲であるヴィヴァ
ルディの《四季》を遂にリリースします。また、古楽ヴァイオリン界の期待の
新星で、当盤がテラーク・デビューとなるクリスティーナ・デイ・マーティン
ソンの驚くべきソロの妙技にも要注目の1枚です。

SACD60013(SACD-Hybrid) \3350
SACDサンプラーVol.6(クラシカル)
(1)ヴォーン・ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による幻想曲(抜粋)
アトランタ交響楽団 指揮:ロバート・スパーノ
(2)ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエムOp.20
アトランタ交響楽団 指揮:ドナルド・ラクニルズ
(3)ガンドルフィ: THE GARDEN OF COSMIC SPECULATION
アトランタ交響楽団 指揮:ロバート・スパーノ
(4)ボッケリーニ:
小五重奏曲ハ長調Op.30-6《マドリードの夜景隊の行進》-第4楽章
ティモシー・リース(ヴァイオリン) 
シンシナティ・ポップス・オーケストラ 指揮:エリック・カンゼル
(5)ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調-第4楽章(抜粋)
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:ベンジャミン・ザンダー
(6)ドゥメシュ:6つの練習曲Op.5-オクターヴス
キャメロン・カーペンター(オルガン)
(7)プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100-第2楽章(抜粋)
シンシナティ交響楽団 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
(8)プッチーニ:《ボエーム》-それでは本当にお終いなんだな
ノラ・アンセルム(ソプラノ:ミミ)
マーカス・ハドック(テノール:ロドルフォ)
ジョージア・ジャーマン(ソプラノ:ムゼッタ) 
ファビオ・マリア・カピタヌッチ(バリトン:マルチェルロ) 
アトランタ交響楽団&合唱団 指揮:ロバート・スパーノ
(9)ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45-第6曲(抜粋)
アトランタ交響楽団&合唱団 指揮:ロバート・スパーノ
(10)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲第4番へ短調Op.8-4《冬》-第1楽章
クリスティーナ・デイ・マーティンソン(ヴァイオリン) 
ボストン・バロック 指揮:マーティン・パールマン
(11)ボロディン:《イーゴリ公》-だったん人の踊り
シンシナティ・ポップス・オーケストラ 指揮:エリック・カンゼル
(12)アルベニス:マラゲーニャOp.165-3(6つのアルバム・リーフより)
デイヴィッド・ラッセル(ギター)
(13)ムソルグスキー:歌劇《ホヴァンシチナ》-前奏曲(モスクワ河の夜明け)
シンシナティ交響楽団 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
(14)ケルビーニ:レクイエム ハ短調-怒りの日
ボストン・バロック 指揮:マーティン・パールマン
TELARCが誇る高音質サンプラーCDの第6弾(オーディオ・チェック用信号入り&
20ビット・デジタル・レコーディング)。当レーベルの最新録音から、スパー
ノ指揮のガンドルフィやラッセルの弾くアルベニスなど、サラウンド効果が顕
著な曲や音響効果のある曲を厳選してあるので、2チャンネルで再生しても、
両スピーカー位置の外側や、聴き手の両脇まで音が広がって聴こえてきます。


●マッケラスのテラーク録音を5点 プライスダウンでリニューアル!
交響曲全集には40ページのブックレット付き。
オペラは全て破格のプライスダウンで、商品自体には解説書を付けず、テラー
クのホームページからリブレット、解説を無料ダウンロードする形になってい
ます。

CD80729 10枚組 \5350
モーツァルト:交響曲全集
プラハ室内管弦楽団 
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1986-90年 芸術家の家&ドブリス宮殿,プラハ
様々なジャンルで、綿密な考証に基づく演奏を聴かせてくれるマッケラス。本
作でも小編成のモダン楽器オケを用いて、ヴァイオリンは左右両翼型、通奏低
音にはチェンバロも入れて、打楽器や管楽器には古楽器も用いています。疑作
を除く45曲を収録。曲順はほぼ作曲順。芳醇なトゥッティから繊細なチェンバ
ロに至るまで、多彩な響きを美しく彩っています。

CD80725 3枚組 \2400
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》K.492全4幕
アラステア・マイルズ(バス)ヌッチア・フォチーレ、キャロル・ヴァネス 、
スザンヌ・マーフィー、レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)
アレッサンドロ・コルベッリ、アルフォンソ・アントニオッツィ (バリトン)
スザンヌ・メンツァー(メゾ・ソプラノ)ライランド・デイヴィス(テノール)
スコットランド室内管弦楽団&合唱団 
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1994年
綿密な考証をベースにした演奏を聴かせてくれる知性派の巨匠マッケラス。
モーツァルトの数多い名作オペラの中でもとりわけ人気が高い《フィガロの結
婚》でも、手兵スコットランド室内管弦楽団を巧みに統率しながら、生命力と
躍動感に満ちた快演を繰り広げ、モーツァルトの醍醐味を堪能させてくれます。

CD80726 3枚組 \2400
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527全2幕
アレッサンドロ・コルベッリ、ウンベルト・チウンモ(バス)
ボー・スコウフス(バリトン) ジェリー・ハドリー(テノール)
フェリシティ・ロット、クリスティーネ・ブリューワー、
ヌッチア・フォチーレ(ソプラノ)
スコットランド室内管弦楽団&合唱団 
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1995年
新綿密な考証をベースにした演奏を聴かせてくれる知性派の巨匠マッケラスが、
手兵スコットランド室内管弦楽団と共に贈る《ドン・ジョヴァンニ》。コルベ
ッリ、スコウフス、ロットなど充実した歌手陣も大きな魅力です。モーツァル
トの代表的なデモーニッシュ・オペラに、マッケラスの明晰で見通しのよい知
性が加わって、新しい《ドン・ジョヴァンニ》を聴かせてくれます。

CD80727 2枚組 \2400
モーツァルト:歌劇《魔笛》K.620全2幕
バーバラ・ヘンドリックス、ウルリケ・シュタインスキ、
ジューン・アンダーソン、ペトラ=マリア・シュニッツァー(ソプラノ)
ジェリー・ハドリー、ヘルムート・ヴィルトハーバー、
ピーター・スヴェンソン(テノール)トーマス・アレン(バリトン)
ロバート・ロイド、ゴッドフリート・ホルニック、
アラステア・ミルズ(バス)ガブリエラ・シーマ(メゾ・ソプラノ)
ユリア・ベルンハイマー(アルト)ダニエル・イソン、
ナタン・ワッツ(ボーイ・ソプラノ)ジョン・ドーソン(ボーイ・アルト) 
スコットランド室内管弦楽団&合唱団 
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1991年7月13-22日
綿密な考証をベースにした演奏を聴かせてくれる知性派の巨匠マッケラス。こ
の《魔笛》でも、俊敏な室内オケに、モーツァルト時代の金管や打楽器を持ち
込んで現代的な生き生きとした演奏を聴かせてくれます。歌手陣もアンダーソ
ン、ヘンドリックス、ハドリー、アレン、ロイドなどクリアな歌声を中心に構
成。その随所に新鮮さが光る演奏や、優れた録音技術がもたらす美しい音質は、
極めてハイクオリティな《魔笛》を実現しています。

CD80728 3枚組 \2400
モーツァルト:歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》K.588全2幕
フェリシティ・ロット、ヌッチア・フォチーレ、
マリー・マクローリン(ソプラノ)ジェリー・ハドリー(テノール)
アレッサンドロ・コルベッリ(バス)ジル・ カシュマイユウ(バリトン) 
スコットランド室内管弦楽団 エディンバラ音楽祭合唱団 
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
録音:1993年
斬新なアプローチで多くの聴衆を魅了する知性派の巨匠マッケラス。彼が手兵
スコットランド室内管弦楽団と成し遂げた《コジ》の名演が待望の再プレスに
なります。マッケラスの巧みで推進力に富んだ明快な指揮の下、ロット、ハド
リー、コルベッリら実力派歌手を迎え、コミカルで艶やかなラヴ・コメディー
をお送りします。




<Edition HST>
HST-060 \2500
ヴァンハル(1739-1813):
-子供のための15の弦楽三重奏曲集 Weinmann VIa:C10-G14( ca.1790 )
-カッサシオン 二長調 Weinmann III:D5( ca.1765 )
-2つのヴァイオリン、ヴィオラ、バスと2つのホルンのための
-ディヴェルティメント 変ロ長調 Weinmann VIa:B2(ca.1765 )
-ディヴェルティメント 二長調 Weinmann VIa:D2(ca.1765 )
-2つのヴァイオリンとバスのための
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)
録音:2008年 12月24日、調布たづくりホール録音
1760年、ヴィーン上京したヴァンハルは、先ずカッサシオン、協奏曲、交響曲
で名声を得るようになったと伝えられている。
本CDのディヴェルティメント二曲は、ブライトコプフ・カタログ1771年版にも
記載されていることから、正に1760年代中盤の作と推定される。
反対に子供のための三重奏曲集は、独オッフェンバッハ・アンドレ社から出版
されており、1780年代以降の家庭教師時代に教本製作の一環として作曲された
と思われる。
ヴァンハルならではの優美な旋律に溢れる曲集である。



<KAIROS>
12652KAI 2枚組 \4500
ヘルムート・ラッヘンマン(1935-)
CD1)
(1)コードウェルのための祝砲
-2人のギタリストのための(1977)
(2)慰め-16人の投票人と管弦楽のための(1967-68/1977-78)
CD2)
(3)コンチェルティーニ(2005)
(1)W.ブルック&T.ロス(ギター)
(2)W.ヌスバウム&スコラ・ハイデルベルク、
J.カリツケ指揮WDRケルン放送交響楽団
(3)J.カリツケ指揮クラングフォルム・ウィーン
録音:(1)(2)2005年(3)2006年
2人のギタリストのための《コードウェルのための祝砲》は既に日本でも度々
演奏される隠れたギター名曲(?)。終始、特殊奏法で構成され、プリプリ、ピ
リピリとさながらコンピューター音楽のような音響が続く。《慰め》は同名の
連作シリーズのひとつでヴォーカル・アンサンブルの「アウイアウイ・・・」
といった奇妙な歌声にパリッ!キリリ!ヒュ-ン!パシャン!といった管弦楽
のこれまた奇天烈な音響が絡んでゆく。最近作のコンチェルティーニは禁欲的
なラッヘンマンの音楽には珍しく激しい音の運動がドラマティックな緊張感を
生み出す。

12842KAI \2250
ベアト・フラー(1954-):
(1)ピアノ協奏曲(2007)
(2)インヴォケーションVI
-ソプラノとバス・フルートのための(2003)
(3)スプール
-ピアノと弦楽四重奏のための(1998)
(4)ファマVI
-声とコントラバス・フルートのための(2005)
(5)先頭へ-ピアノ三重奏のための(1984)
(6)ロトファゴスI
-ソプラノとダブル・ベースのための(2006)
(1)ニコラス・ヘッジス(Pf)、P.ルンデル指揮ケルン放送響
(2)P.ホフマン(S)、エヴァ・フラー(B.Fl)
(3)(5)ベルリン現代音楽室内アンサンブル
(4)I.メンケ(声)、E.フラー(B.Fl)
(6)T.アウゲシュタット(S)、U.フッセネッガー(Db)
録音:2007-2008年
KAIROS常連の作曲家フラーは当レーベルの他ORFからも多くの作品がリリース
されている。作曲家は度々来日し作品は近年わが国でも頻繁に取り上げられる
ようになってきており、関心が高まっている。最新作のピアノ協奏曲は打楽器
的なピアノに管弦楽のメタリックで鮮やかな響きが絡んでくる緊張感あふれる
秀作。ロトファゴスIではソプラノがお経を唱えるようなけったいな発声をし
たかと思えば、コントラバスのハーモニクスと絶妙なハーモニーを奏でる。

12772KAI(DVD-Video) 2枚組 \4500
(PAL方式)
オルガ・ノイヴィルト(1968):フィルムのための音楽集
DVD1)
長い雨(2000)/ファニー・フェイスのカノン(1992)/大気と海に(2007)/
交響的対話(2006)
DVD2)
カリグラファー(1991)/ミラモンド・ムルティプロ(2006/07)/
幻滅した時間(2005)/もう秘密はたくさんだ、嘘はたくさんだ(2005)
特典映像:危険なバー(2006)
クラングフォルム・ウィーン他
今ヨーロッパの新世代を代表する作曲家オルガ・ノイヴィルトが映像につけた
映画音楽集。凝ったカメラ・ワーク、斬新な編集手法、あってないようなもの
のシュールで不条理なストーリーとノイヴィルトの音楽が不可分に結びつき絶
妙な効果を生み出す。「長い雨」のタルコフスキーっぽい映像はなかなか。
「大気と海に」ではノイヴルト自身が映像を担当している。内容といい、PAL
のため日本ではパソコンでしか再生できないことといい、一般には広く薦めら
れないが、好事家は必見。

12792KAI(DVD-Video) \2250
(PAL方式)
ベアト・フラー(1954):
ムジーク・シアター《願望》(2002/03)
ペトラ・ホフマン(S)
ヨハン・ロイトゲブ(語り)
ヴォーカル・アンサンブル・ノヴァ
アンサンブル・ルシェルシュ
ベアト・フラー指揮
すでにCD(12432KAI)が発売されているフラーの大規模なシアター・ピース。
テキストはほとんど語りのみで特殊奏法多用の室内アンサンブルとコーラスが
それに付随する。前衛的なダンスあり、東京都庁舎みたいな現代建築ばりの舞
台装置あり、映像で見ると退屈しない。

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