マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

男はガツンと焼肉丼!

2010-06-08 23:35:02 | 



おぼやのおぼ丼 並780円 分厚めのバラ肉が乗る焼き肉丼である。
こういうのはしっかと丼を掴み、丼の縁に口当て、わしわしと一気に掻きこむのが美味いに決まっている。タレとバラ肉と白飯の最強の三者面談!

焼き肉屋に焼き肉丼あり。だが、さんざん焼き肉を食べたラストに焼き肉丼に到達するのは、胃袋ひとつではなかなか難しい。
焼き肉食いの店主、藤中氏はその焼き肉丼に目を付け、専門店化した。

いい香りは周囲にまで漂い、空腹時にはかなり素通りが難しい。



肉は鹿児島などの和牛のバラ肉を使う。
これに藤中さんのゴッドマザーが考案した甘めの秘伝タレを揉み込み、
シンプルに網焼きにする。タレと脂が落ちてジュッと煙が上がる。

どんぶり屋のイメージを覆すお洒落な店内。



こうして一枚ずつ焼かれた肉は、丼のご飯の上に並べられ、
看板メニュー・おぼ丼となる。



耐熱ガラスか…掃除が大変そう。


こちらは再訪した時の、おぼ丼大盛大 1050円 
ミニ冷麺とキムチ、スープをつけた。

二度目のおぼ丼はなぜか脂が多いパーツが来てしまい、残念だが結果2枚ほどの肉を残して出た。冒頭の肉質とのちがいが判るはず。そのバラつきは是正した方がいいと申し上げた。

欲を言えば、脂があるのが好みか、赤身がいいかを聞いてもらってもいいかもしれぬ。もっといえば焼き加減も。脂は焦げるぐらいに焼いて、かなり油を落とした方が自分には良い。



牛すじ温玉丼  並750円  黄身がとろりん…これも美味かった。



キムチ、ナムル、マシッソヨ!



スタミナてっちゃん丼 並800円  てっちゃんの歯応え。こういう変化球も嬉しい。

ただ、ご飯と具の一体化を図るのが丼だとしたら、普通のバラ肉が一番マッチする。
キムチと温玉をオプションで乗せて、韓国とうがらしをかける。
そろそろ、新作ハラミ丼を出している頃だろうから、食べに行かねばならぬ。



冷麺は注文ごとに麺をゆでる。スープも美味い。



おぼモツ豚骨麺 850円 隣りあった友人におすそ分けしてもらう。
スープ、うまっ! これだけでも名物になりそうな勢い。



丼めしを食うと、あっと言う間にお腹が満たされてしまい、
お酒どころの騒ぎではなくなるので、今度は丼を抑えて、
牛肉皿とかホルモン炒めなどの一品もので、じっくり一杯やりたいな。



でも、あの猛烈な三者面談の魔力の前には我慢できず、
息せき切って「おぼ丼!大盛」とか言ってしまうそうだ。



この日、テキパキと陣頭指揮に走り回っていたマダム。
帰りにおぼやのタレを頂いて、家で何度か「おぼや丼」ごっこをしてみたが、
やはり店で食べるのとは勝手が違う。

開店から3カ月。お店は3カ月が一つのヤマ。
おぼやは次のステップへ。

あ~書いてると、行きたくなってきた。


           精肉屋の焼き肉丼 「おぼや」  吹田市千里山竹園2 

 


6月27日、西宮で逢いませう

2010-06-06 04:06:34 | カントリー

    

      


実力以上に威張る奴は嫌いなのである。この音楽とはこうでなければいけないと説教されるのも苦手。
まぁ逃げられない場合は適当に相槌を打っているが、ほとんど聴いちゃいない。どうもそんな人が多いような気がして、なんとなく敬遠してきたカントリーという音楽。結局、思いすごしというか、そんな奴は何処の世界にもいて、カントリーだけに居る訳ではない。

あとはまぁ、あのカッコですね。アメリカさん、お説ごもっともという、アレがどうにも馴染めない。アメリカの国旗なんか貼ってる店には、イラクかアフガンに傭兵で行かしたろかという気になる。

ともあれ、カントリーにも良識ある人たちはいるに違いないと信じつつ、今回参戦する第9回フォートワース・ジャンボリー 。なんという話の入り方だ。

カントリーに興味が薄く、昔グランドオールオープリに出てたようなオールドタイマー以外、今誰が流行ってるのかさっぱり。ほとんど無知に近いのだが、ウエスタンスイングをやっている関係上、カントリー系のお客にも見ていただかなくては。


11人バンドでホーンも入り、一番セッティングも厄介なので、動きが鈍いバンドでありますが、それではいけません。なんとか諸先輩のお力を借りつつ勤めてまいるすでいびす。やる限りはね、ウエスタンスイングかっちょえ~とすそ野を広げられるように、しっかりアピールしてきます。


たぶん、テンガロンなどに身を包んだお客も多いのではと想像。まぁ、こちらもボブウイルスやトミーダンカンを意識したファッションです。比較的地味ですが。1940年代のビンテージネクタイも新調いたしました。
コスプレして楽しんでいただけたら幸いです。 もちろん、心は売り渡した訳ではありません。


6月27日(日)西宮アミティホール 14時~ 前売¥3500 当日¥4000



焼きとりというやつぁ

2010-06-05 22:18:29 | 

ときどき、無性に焼きとり屋へ行きたくなる。こればかりは家で真似する訳にもいかず、百貨店の地下で求めた焼きとりをチンし直しても、何処か冷え冷えとした気持ちになる。やっぱり焼きとり屋は、新鮮な朝挽きの鶏を、焼き立てを食べるべきだ。

と、久々に行った高槻の「丹波路」。人気の店で、提灯の明かりが消えていたら、客が満杯の印。この日はスムーズに入れた。お通しが2種類。



タタキから始めた。







皮、いいなぁ。カリッとしたのが良い。塩加減はぴたり。
なんとなく焼きとりが良くなってきたのは、この何年か。



それまでは、焼きとりの魅力をよく分かっていなかった。
何軒も有名店を食べ歩いたが、結局カタルシスの揺れ幅が低い食べ物だと思っていた。



デイリーな居酒屋メニューとしては、めちゃくちゃ旨いものはかえって邪魔なのである。キャー美味いっ!ってものではなく、静かに酒を飲ませてくれる、精神を安定させてくれるレベルが必要となる。



この松葉(鎖骨)があることで、この店の評価は固い。
これを煮物にしたりもする。骨に着いた肉を食いちぎると、V字の骨が残る。



しみじみした味わい・・・そこが串カツとも寿司ともちがう点だ。



ちくわの天ぷら。



ゴボウの天ぷらも美味。



シメは雑炊で。
静かに酒が飲みたい時は、焼きとりが存外よろしい。
酒が飲めない時はまず近付かないことにしている。



         焼きとり丹波路    高槻市高槻町4  



しょんべん横丁一番店

2010-06-05 21:53:41 | 

新宿にも吉祥寺にもあったような、しょんべん横丁。マナーも何もあったもんぢゃない昔は、それこそ酸鼻を極めたであろうが、今は名前負けしていると言ってもよい。

通称、十三しょんべん横丁。でも実際はもう一本東の線路際の路地のことで、こっち側はちがうのであるが、ひっくるめて、なんとなく認識されている。

ここのほぼ入口にあり、連日異様なほど混み合っている店が居酒屋「十三屋」である。
ちょっと待ち時間ができたので、入ってみた。土曜の昼間である。8割埋まっている。



ビールと煮込みを頼む。クタクタに煮込まれ、ちょい甘めだがいい感じ。
まだ、なぜここまで混むかが解明されないでいる。



冷ややっこ  
この前、高畑淳子がドラマで聴きこみにまわってたのが、この店だった。
舞台は高松だったのであるが、十三バレバレや。



相席の隣の客が頼んでたので、ツレが注文した鯛の造り。
おまいさん、本格的にトグロ巻くオツモリ・・・?

隣の人は東京に住んでいて、帰阪すれば寄るのだと言ってた。
この大勢の中に一人いると、孤独ながら不思議な連帯感もある。これかな。



ポテサラは原型をとどめていて、これはこれで愉快。

隣のテーブルに来たのは、新梅田食道街の商店会の若手まとめ役の一人、
T平さん。こんな処でバッタリ会うとは、世の中狭い。


(この写真、どなたかのお借りしました…)

この店内のにぎわいこそが、何よりのアテである。
ちょいと時間待ちなので、しっかり飲むわけにもいかず。早々に退散。

     

               十三屋    淀川区十三本町1



たまにゃ家めしだって

2010-06-05 16:05:43 | 

あたしゃ、ミネストローネ好きさ。



これがイタリア家庭料理なんていうのは、ずっと後で知った。

今から34年前(ひえ~、そんな経つのか!)、マンドリンひとつ提げて、アメリカを貧乏旅行した。行きの飛行機の手違いでバックパックがハワイに先に飛び立ってしまい、着いた時にはもう盗まれていた。よって、マンドリンと小さなショルダーバッグのみしか残らなかった。英語も満足に話せぬ初の海外旅行で、それはないぜ…

とにかくテネシー州ノックスヴィルの友人宅に転がり込んだ。見るもの触るもの、すべてが新鮮だった。あ、その夏、ロッキードで田中角栄が逮捕されたのはアメリカで知った。そこから態勢を整えて旅を開始した。

グレイハウンドバスは貧乏人には心安い交通手段だった。そのバス停に併設されているカフェテリアで食ったのが、ミネストローネ。何食ってもぱっとしないアメリカで、ミネストローネだけは何処で食ってもはずれがなく、ホッとできた。日本でいうとん汁みたいなもんかもしれん。今回マカロニにしたが、コンキリエや小さなパスタならなお雰囲気。実はインゲンも放り込みたい。パルメザンチーズをパラッとかけて。



メインは鹿児島産黒豚のグリエ。ガーリックとローズマリーを低温のオリーブ油で香りを出してから、焼き上げる。塩はしっかり目にあててやること。
ガルニチュールはエリンギとマイタケのバターソテー。ポテトサラダ。

フランスパンに吉田牧場のチーズ。
ボルドーのカベルネソーヴィニオンを抜いた。

プチブルだが、まぁ、たまにゃ、こういうのも許してくれい。