おぼやのおぼ丼 並780円 分厚めのバラ肉が乗る焼き肉丼である。
こういうのはしっかと丼を掴み、丼の縁に口当て、わしわしと一気に掻きこむのが美味いに決まっている。タレとバラ肉と白飯の最強の三者面談!
焼き肉屋に焼き肉丼あり。だが、さんざん焼き肉を食べたラストに焼き肉丼に到達するのは、胃袋ひとつではなかなか難しい。
焼き肉食いの店主、藤中氏はその焼き肉丼に目を付け、専門店化した。
いい香りは周囲にまで漂い、空腹時にはかなり素通りが難しい。
肉は鹿児島などの和牛のバラ肉を使う。
これに藤中さんのゴッドマザーが考案した甘めの秘伝タレを揉み込み、
シンプルに網焼きにする。タレと脂が落ちてジュッと煙が上がる。
どんぶり屋のイメージを覆すお洒落な店内。
こうして一枚ずつ焼かれた肉は、丼のご飯の上に並べられ、
看板メニュー・おぼ丼となる。
耐熱ガラスか…掃除が大変そう。
こちらは再訪した時の、おぼ丼大盛大 1050円
ミニ冷麺とキムチ、スープをつけた。
二度目のおぼ丼はなぜか脂が多いパーツが来てしまい、残念だが結果2枚ほどの肉を残して出た。冒頭の肉質とのちがいが判るはず。そのバラつきは是正した方がいいと申し上げた。
欲を言えば、脂があるのが好みか、赤身がいいかを聞いてもらってもいいかもしれぬ。もっといえば焼き加減も。脂は焦げるぐらいに焼いて、かなり油を落とした方が自分には良い。
牛すじ温玉丼 並750円 黄身がとろりん…これも美味かった。
キムチ、ナムル、マシッソヨ!
スタミナてっちゃん丼 並800円 てっちゃんの歯応え。こういう変化球も嬉しい。
ただ、ご飯と具の一体化を図るのが丼だとしたら、普通のバラ肉が一番マッチする。
キムチと温玉をオプションで乗せて、韓国とうがらしをかける。
そろそろ、新作ハラミ丼を出している頃だろうから、食べに行かねばならぬ。
冷麺は注文ごとに麺をゆでる。スープも美味い。
おぼモツ豚骨麺 850円 隣りあった友人におすそ分けしてもらう。
スープ、うまっ! これだけでも名物になりそうな勢い。
丼めしを食うと、あっと言う間にお腹が満たされてしまい、
お酒どころの騒ぎではなくなるので、今度は丼を抑えて、
牛肉皿とかホルモン炒めなどの一品もので、じっくり一杯やりたいな。
でも、あの猛烈な三者面談の魔力の前には我慢できず、
息せき切って「おぼ丼!大盛」とか言ってしまうそうだ。
この日、テキパキと陣頭指揮に走り回っていたマダム。
帰りにおぼやのタレを頂いて、家で何度か「おぼや丼」ごっこをしてみたが、
やはり店で食べるのとは勝手が違う。
開店から3カ月。お店は3カ月が一つのヤマ。
おぼやは次のステップへ。
あ~書いてると、行きたくなってきた。
精肉屋の焼き肉丼 「おぼや」 吹田市千里山竹園2