前の晩、宴会があり、最終間に合わずなんばで泊まることに。
朝、のそのそ起き出して、木津市場へ行く。
こういうチャンスを逃すと、なかなか朝飯食いに来れない。
昆布屋のねぇちゃんに挨拶されて、市場内の食堂へ。
もう一仕事終わった皆様の手前、一寸うしろ暗い気持ちで歩く。
中めし、貝汁をすっと注文。
冷蔵庫から造りとつけもんを取り出す。
豚と白菜の煮物がひょいと出てくる。
このアルミのテーブルというのが、厨房で食ってるようでよろし。
ご飯が旨い!やはり大衆食堂はめしが旨くなければ。
忘れちゃいけない、オムレツも。
中には牛ミンチとシイタケの具がたっぷり。
朝からお大尽だぁ~。
キハダマグロの中落ち。ばかうま!
昔から関西ではキハダ、関東はメバチがウケるようだ。
(ホンマグロ、インド以外ではね)アッサリしてるからだろう。
朝酒と行きたいところだが、前の晩の酒がどんよりと醒め切っていないので断念。
茹でたばかりの車海老。
ここんちの人は、どないしても呑ませたいようである。
朝っぱらから腹いっぱい!
昆布屋のねえちゃんに挨拶されて、場内を出る。
オレ、顔覚えられるほど来てないんだけどさ…。
放蕩おじさん、出発しやす!
食堂 「当志郎」 浪速区敷津東2 木津市場内
紅葉を観るため、肥後からやってきた友あり。
東福寺の余りの人出に嫌気がさし、比叡山に登って来たという、
なかなかの健脚である。
三条下がった、小料理屋で待ち合わせ。
高瀬川畔だが周辺は情緒も何もなし。この店だけがぽつんと。
辛子れんこん 肥後の人に勧めるのもおかしな話だが、まぁ…。
あまがれい(若狭がれい)
片身は造りで、片身は焼き魚で出してくれる。
さっと昆布〆にしてあるのだろうか。
こっぺがに
子供の頃、いくらでも子供のおやつで食べられた。
いも棒
棒だらが芋を柔らかくし、芋が鱈の何かにいいという出会い物。
あまガレイの片身。
これはのちほど又も変化して登場。
菜っ葉のたいたん
ころと水菜のはりはり仕立て
鶏肝のたいたん
50年からなる店内は、松竹の美術部だった人が設計したとか。
ちまちまと小さくまとまっている感じが、いかにも京都っぽい。燗酒。
酒はごく普通のナショナルブランド。たぶん月桂冠。
肉じゃが
カウンターに座ったのは、脇役で注目の役者だ。
う~ん名前はわからないから、声もかけられぬ。
あまがれいの骨に醤油と熱湯を注ぐと、立派な吸い物に。
ああ、おばあちゃんがこんなことやってたような・・・
木屋町を行きすぎる若い衆たちに、この店のよさを知らせたいような、
知らせたくないような。
高瀬川を上がって、バーへ。
スコッチのハイボールざんす。
ドライフルーツの付きだし
カマンベールのスモーク
大原の有精卵の玉子サンドイッチ
めちゃうまッ!
れんこんや 京都市中京区西木屋町
BAR K6 木屋町二条東入ル