紅葉を観るため、肥後からやってきた友あり。
東福寺の余りの人出に嫌気がさし、比叡山に登って来たという、
なかなかの健脚である。
三条下がった、小料理屋で待ち合わせ。
高瀬川畔だが周辺は情緒も何もなし。この店だけがぽつんと。
辛子れんこん 肥後の人に勧めるのもおかしな話だが、まぁ…。
あまがれい(若狭がれい)
片身は造りで、片身は焼き魚で出してくれる。
さっと昆布〆にしてあるのだろうか。
こっぺがに
子供の頃、いくらでも子供のおやつで食べられた。
いも棒
棒だらが芋を柔らかくし、芋が鱈の何かにいいという出会い物。
あまガレイの片身。
これはのちほど又も変化して登場。
菜っ葉のたいたん
ころと水菜のはりはり仕立て
鶏肝のたいたん
50年からなる店内は、松竹の美術部だった人が設計したとか。
ちまちまと小さくまとまっている感じが、いかにも京都っぽい。燗酒。
酒はごく普通のナショナルブランド。たぶん月桂冠。
肉じゃが
カウンターに座ったのは、脇役で注目の役者だ。
う~ん名前はわからないから、声もかけられぬ。
あまがれいの骨に醤油と熱湯を注ぐと、立派な吸い物に。
ああ、おばあちゃんがこんなことやってたような・・・
木屋町を行きすぎる若い衆たちに、この店のよさを知らせたいような、
知らせたくないような。
高瀬川を上がって、バーへ。
スコッチのハイボールざんす。
ドライフルーツの付きだし
カマンベールのスモーク
大原の有精卵の玉子サンドイッチ
めちゃうまッ!
れんこんや 京都市中京区西木屋町
BAR K6 木屋町二条東入ル
こちとら「あ~さむさむ、どこぞで熱燗でも飲んでよ」となるところです。ま、日本の足を酷使してないということでいうと、正確には精神的健脚と申しましょうか。