食い助3人で訪れた北新地の割烹。
頑固な職人を絵に描いたようなご主人に、若い衆が3人ほど。
もろこ旨煮 秋刀魚風干し? 海老と水母の酢の物
烏賊わさび和え 唐墨大根 海鼠酢
蛸旨煮 箸洗い 雲丹茆
ビールから熱燗へ。たまりません。ギックリ腰も忘れる美味さ!
面倒だけど、なるべく3人ちがう物をお願いしていたようで、
この辺からあるじの職人魂に拍車がかかり出します。
「割烹の華、造り3品~!」
鯛 塩昆布 山葵
大根おろしに山葵の葉を刻みこんである。醤油は使わずとも絶妙。
鰤 雲丹 刻み海苔 山葵 醤油
ふぐ 上身、皮湯引き、とうとうみ ポン酢
「煮物は蕪三品~~!」 写真は小さいがボリュームあるのだ。
蕪田楽 ふり柚子 鯛蕪 刻み柚子 蟹入りホワイトソース
「焼きもの 三品~!」
しず(えぼだい)西京焼き 鯛塩焼き 若狭鰈
椀 海老芋 白味噌仕立て 芋は唐揚
「あわび三品~~!」
天ぷら 焼鮑、松茸 蒸し鮑 山芋
おしのぎ 松茸玉子とじ 揚げ飯
もうこの辺りで、お腹はかなりしのげております・・・
「早採り、竹の子 三品~~!」(福岡産)
若竹 木の芽焼き 土佐仕立て
強肴 蟹酢 まさかこの段階で蟹が来るとは、油断していた・・・
ふぐ茶漬け 焼きおにぎり 香の物 べったら心地よし
水菓子 ふ~、やっとこさ到達ッ!
あ~、いただきましたともッ!
この地で37年というベテラン料理人。腕は見事なもの。
寡黙な主人の一方で、女将が賑やかに客を盛り立て、若い衆は
きびきびとよく働く。メニューは用意されていないので主人におまかせ。
頑固一徹、古き良き浪花の食い切り料理の息吹が感じられた。
ビルの1階突き当たり。
お昼は知る人ぞ知る、破格の定食が用意されている。
もはや、膨満感で口数も重く。
二軒目はどこへ・・・などという、声も出なかったのであった。
割烹「唐橋」 北区曽根崎新地 船大工通り