マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

06.7.14   久々Hot Fiddle Band!

2006-07-17 11:34:51 | カントリー

          

音楽記事はしばらくご無沙汰。メシばっかりやないか、と言われそう。おかげで順調に肥えており。

金曜は自身の久しぶりのライブ。マーベラス桜井とHot Fiddle Band in Another Dream。客の入りが心配だったが、なんとかカッコがついてホッ。いつものテーマ曲からTake Me back To TULSA、そして新曲のDinahへ。休憩中、速見さんというおっちゃんコレクターに「やめたらアカンよ。他にないんやから」と歯のない顔で言われる。コレクターとか専門家みたいな人は煙たいのだが嬉しくもあり。      

    
ふむ確かにそうだわい。オレは自分でこんなのが聴きたくて始めたのだから。他におんなじ感じで楽しませてくれたら、もうオレはこんなしち面倒くさいこと、やらなくてもいいや。でも、ないからやる。こんなんだったら愉しいだろうなぁ、あんなんだったらニコニコ聴いてもらえるかなぁ、と思いながら曲の編成を考える。これも愉しくもあり、苦しくもあり。

10人バンド動かすのもラクではない。うちはまだ好き勝手言わない方だと有難く思ってる。それぞれが音楽性で意見し出すと、方向がバラバラになってしまう。バンマスにカリスマ性はないし、横っ面をはたく金やファシズムを敷くだけの腕っ節もないのである。なので、みんな人間できているといわざるを得ない。ヘタに歳を重ねているのではないわ。

ともあれ、Western Swing普及協会の勝手に筆頭理事としては、頑張ってこの音楽を広めていきたい。だって結構おもろい音楽なのだよ、これが。ダンス音楽なんだぜ。西尾氏がTommy Dancan、西山氏がKeith Coleman、内藤氏がLeon McAuliffe、内藤氏がEldon Shamblin…を体現、私もBob Willsに憑依する。バンマスだ、オイシイとことらせてくれぇ

                    
…てなわけで、愚直にもあの雰囲気を現代に再現させたいと推し進めている。 客席では某俳優が酩酊大暴れしていたが、盛上げてくれようとする温かい心根に免じて、お許しね。方向がちょいズレてるだけで。

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06.7.13  天神裏大工町でうなぎ

2006-07-13 01:39:58 | 

            

鰻のいい季節である。鰻が美味くなるのではなくて、たぶんに食べる人間の方が欲するようになり、美味く感じるのである。梅雨の雨を飲んだ鱧は美味くなるなんていうが、それも多分に食べ手の気分なんだろな。まぁ何だっていいや、鰻は年柄年中美味い。裂き三年串打ち五年焼き一生だったか、単純なだけに大層難しい仕事だ。そういって律していかなくては到底続く仕事ではなかったのだろう。ありゃあ暑いしね。顔なんて火傷するもんな。

                  

 『亀の池浪速』のうな重。焦げる手前までしっかり炙ってある。本当は鰻とはお重でいただくようなものではなく、丼で掻き込みたい。お重の端っこは食べにくくてしゃあねぇ。
三遊亭円生師匠は鰻が好物で、まずグワ~ッとかき混ぜたという。ピビンパの如く鰻が小片になりご飯にまぶし込まれるようにして、こいつをやにわに食べたという。体裁よく焼き上げた鰻職人が見てたら、目を覆いたくなるだろうが。こいつを真似してみたら、なるほど美味いのなんの。そりゃ炒飯状態に具が混ざり合うわけだから美味くないわけはない。利には適っているといえる。だけど、待てないのと、周囲の目を気にして、1/4ぐらいを円生スタイルで、あとはそのまま頂くことにしている。

江戸風の白焼きして蒸すのも好きだが、地焼きの脂ののったのも悪くないよ。名古屋の長焼きという言い方だけはちょっと敬遠したいが。肝吸いの肝の位置付けはどうしたもんかな。あれ、ちょっと炙って吸い物にする家が東京にあったが、そっちの方が美味い気がする。

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06.7.08    お弁当、どうどすえ

2006-07-08 02:33:17 | 

                  

板前割烹の老舗、三条『河繁』のお昼の定番「満月弁当」。上から時計回りに…
向付(鱧落し、鯛、よこわ)・八寸(鯛の子、小芋、蛸煮、さつま芋煮、鶏つくね、鰯煮、大徳寺麩)・焚き合せ(南瓜、わらび、海老、里芋、莢隠元、茄子)・焼き物(鰆西京焼、出汁巻、蚕豆、青とう、酢蓮)・強肴(左…浅蜊ぬた、右…隠元胡麻和え)が、ご飯のぐるりを取り囲み、いい加減迷い箸しまくり。これに、お椀(山の芋摺り流し・青柚子)、温小鉢(生麩揚げだし)が付く。

ご飯はおかずの味が混同せぬように、ニュートラルに戻すためにちょっと口にするものだともいうが、こちとら、おかず一口でご飯の一山ぐらいは嚥下してしまいそうなので、そのペース配分は悩ましい。

一度っきりしかないが、先斗町でお茶屋に上がった際に、ここの半月弁当が仕出しで届き嬉しかった。弁当は懐石の予告編みたいなものだが、アタシなんざ本編を見ず、予告編だけでも十二分に楽しめてしまう。どれ一つとっても料理屋の味で手抜きなし、ちょっと濃い目の味付けも、これで酒を飲みたいアタシなんぞにゃピッタリである。

     

一間ある座敷との境界に丸窓があったり、網代壁や磨きこまれたヒノキのカウンターや、清潔な俎板が一種、舞台の道具立てのようだ。
この小さな空間で、箱庭のように詰まったとりどりの料理に箸を伸ばす。よくぞ日本人に生まれけり…や。ささやかなるが日本人、町人国家と笑わば笑え、世界杯もあそこまで。もとより大きなことなんぞできないのである。
                 
これで¥5500はお値打ち。予約さえすれば夜でも食べられる。京都でネタに詰まったら、お勧めである。

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06.7.03  お気に入りのツマミ

2006-07-03 13:07:47 | 
天六のバー『Lazy Bones』の逸品、「らっきょうミックス」。
主人の稲葉さんはタコスやTexMex系のアテを得意とするが、この一品はなかなかふるっている。ラッキョウにスモークチーズにブラックオリーブ、サラミが入っていて、たったの¥290!どうでぇ。
 
誰にでも考えられそうだが、お目かかったことがない。カリッがあり、ヌチャッがあり、シトッがある…食感のバラエティと、それぞれに香りを持つ名脇役を一同に介したツマミで、これが侮れない。これさえあればどんな酒でも天下無敵。それに腹も膨れない!(これがオッサンには重要)「よしっ!カリー春雨ロックや!」
こんな泡盛とも相性バツグンなのは、言うまでもない。

ああ、他の音楽系バーにも頑張ってもらいたいなぁ。この¥290は奇特な例としても、おかきの袋開けただけでこの値段とるのかよ!って店の多いこと。誠にイライラさせられる。
フードに対する愛情と勉強が足りなさ過ぎるのだ。客の懐のことを考えて、リピーターになってもらうためにサービスに努める、そんな懐のふか~いプロになってもらいたいワケよ。誰のこと言ってるのかって。それは言わん。

ここでは音楽情報のやり取りも、立ち呑み情報のやり取りもできる。
酒のオマケで出してくれるバターピーナッツもうれしい。無くなったらお替りしてくれるんだぜ。夏目漱石がいたら泣いて喜ぶだろう。
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06.7.01  おヒマなら、忙しくとも…

2006-07-01 10:26:16 | カントリー
久しぶりに千日前の夜…おいでなさいまし!

Marvelous Sakurai And His Hot Fiddle Band!!
7.14(金)19:30/20:00~ 前売2000 当日2500

純系のウェスタン・スイングをお届けいたします!
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