マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

GIOVANOTTO ジョバノット

2006-12-16 03:22:46 | 

11月17日にオープンしたばかり。屋号のジョバノットは元マーブル・トレの人気シェフ、上村和世さんのイタリア修行時代のニックネーム。「若い衆」とかそんな意味だそう。場所は難波神社に面した南側。同行したのは先頃自分の監修でインスタントラーメンを出した清水くん一家と友人の新聞記者さん。まずはキリッと冷えたスプマンテ(発泡酒)を一杯。

ポレンタ、広島の野菜(チンゲン菜・ホウレンソウ)のスープ。
山本ファミリーという生産者。正直、一見、残りの味噌汁に見えた。
味はまったく別物だけど。

オリーブのパン粉揚げ。アンチョビが射込んである。
楊枝でピンチョス風に。サクッといい箸(フォーク)やすめ。
因みにパンは、バケットがパンデュース(北浜)、バトンというベーコン入りのハードパンがブランジェリー・タケウチ(京町堀)のもの。旨いっす。

カワハギのカルパッチョ。淡白なカワハギの身と、濃厚な肝。
そこへフルーツトマトとシブレット。10年もののバルサミコ。
いやもう、不味いはずがない。これ日本酒でもいける。

鱈白子のムニエル・香草バター。これも味が想像できるだらう?白子はフェンネルなどの香りを移した無塩バターでキツネ色にされ、ナイフを入れると、上等のベシャメルのようにトロ~リ…唖然、陶然…たまりまへん。

ホタテ・シラサ海老・ウニのタリアテッレ。上からボッタルガ(カラスミ)のパウダー。海の幸が渾然一体となりパスタのソースとなり、旨みは充分。歯応えも心地よし。でも折角なら、それぞれの具材の形がもうちょい大きい方が日本人好みかもしれぬ。それと形の見える程度にね。

>ここでイノシシのカペレッティというのがあったが、完全に撮り忘れて食っちまった。小さな帽子という意味のラビオリ。牛肉のフォンドボーを下に敷き、パルミジャーノをふりかけて。

バウムクーヘン豚のロースト。しかもクラブ・ハリエのクーヘンを(屑だけどね)食ってる近江の豚。羨ましい。付け合せはカリフラワーに着色したようなロマネスク(伊産ブロッコリー)という。脂も上品。さすがにバウムクーヘンの味はしない、当たり前だが。

いのしし、和牛サーロイン、ヒレの盛り合わせ。ソースはタスマニア産マスタード(豊中のヴァイカンパニーのやつ、相変わらず流行やね。トラットリア・パッパもそうだった)とグリーンペッパーの2種。付け合せの天然クレソンは勝尾寺のもの。肉は脂も少なく快適な味、食感。

ドルチェの盛り合わせ。ベイクドチーズケーキ・パンナコッタ・カタラーナ(クリームブリュレ)・ティラミス・ジェラートモンブラン・ボネ(チョコレートプリン)・ラフランスのソルベ・などなど…いや、まんぞくまんぞく。
連れの小学生の娘は大人と同じだけペロリと食べて、まだモンブランを別に注文していた。育ち過ぎても知らんぞ~!

上村シェフ夫妻。念願の自分の城をご満悦であちこち見せてもらった。
トイレもきれい。奥のテーブル席に座ったが、次回はカウンターに座って、料理が出されるさまを眺めてみたい。

腹ごなしに梅田まで歩いて帰った。夜眺める御堂筋は別世界なり。
ガスビルもきれい。銀杏並木も美しい。
これ、この季節、食後にナイスですぞ。



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