マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

けつね、なんて言うもんか

2011-05-20 06:02:59 | 


日本一長いといわれる天神橋筋商店街をアーケードの端まで来ると、天神橋筋6丁目。

大阪人は「テンロク」とよぶ。

横断歩道を渡って、大川方面に渡ると天7。  どうよ、このインパクト一発の大阪商法。





アゲガデカイ! では外国人の感嘆文のようだ。

アタシなら、アゲがデカイ!としたい。

けつねうどん、と大阪人が言うらしいと知ったのは、ガキの頃、漫画か何かだった。

本当にけつねうどんと注文してる人は、今まで会ったことがない。 シャレてわざと言う人はいても。

昔、河内の国ではなまって、けつねうろん、と発音したのかもしれないが。




あげがでかい、と言われても。  すじうどんに昆布をオプションで。

いい出汁が出てる。 大阪人は出汁にゃあうるさいよ。 

出汁と書いて「だし」。

知人の女性は、この漢字を彼氏に見せて、「これ何て読む?」  彼氏は少し考えて、「しょっつる!」

しばらくして別れたらしい。





相方が選んだのはカレーうどん。  

世の中シャバシャバなだしにカレー粉を混ぜたカレーうどんもあるが、

あたしゃ、こっち派だな。めしにかけると、そのまんまカレーライスになりそうなやつ。




すじ丼だったかな、たのんでからバカなことをした、うどんの中身と同じやがな。

ムショから出たばかりで、肉に飢えてるヤツみたいぢゃないか。

しかもピンボケ。  スジの中に入ってる、あの皮みたいなものは何だ。





相方が頼んだ、かやくごはん。 これもカレーうどんの合いの手としては失敗。

やはりカレーうどんには白ごはんがベストカップル。

うまいなぁ、かやくごはん。 しみじみ…。 

東京ではあんまり出会うことがなかったな。五目めしなんて言われたら、気分が出ないことこの上なし。

釜めしもなぁ、ちまちま炊くのはどうも性分に合わない。

大釜で炊いたアツアツのかやくごはんを、湯気にむせびながら、ハホハホ・・・と食べたい。


 *大阪ことば事典(牧村史陽編)によると、けつねの方が大阪の古いことばらしい。 おみそれしました。


 


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