マーベラスS

King Of Western-Swing!!
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福井のカツ丼喰えるなら何でも白状する…

2019-01-07 23:19:09 | 福井

 
カツ丼が好きだ。それも半熟玉子でとじた「とじ系」をこよなく愛するのだが、

今回はちがう。歴史上、とじより先に存在したといわれるソースカツ丼を喰いに来た。

早稲田界隈で生まれ、発明者がクニへ帰り、そこで食堂を始めた。

それが、福井にあるヨーロッパ軒といわれる有名店。

そこからのれん分けで、昭和14年に「敦賀ヨーロッパ軒」が出来た。


敦賀駅前の喫茶店で地元衆にリサーチしたところ、4店舗あるが店で全然ちがうと言う。

ぶっちゃけると本店はダメだといわれ、原型の丼スタイルを守る店というので、

岡山店か中央店を推奨された。めしの炊き方も違うのだという。 

よし、その進言に乗ろうぢゃないの・・・と、岡山店へ。


    



敦賀から西へと移動した、あんまり観光客は来なさそうな場所にある。

一見ファミリーレストランっぽい普請。お城のような本店といい、店舗のセンスはない。

自販機の処に座り込んでる男が、右端の自転車で旅行中の人。



   
 


自転車で日本一周もいいが、近ごろ非常にイメージが悪い。

富田林署から脱走して、自転車旅行に化けて捕まった野郎がいたので。

この自転車の持ち主に聞いたらば、やはりあちこちで怪しまれるんだと。



   



 ちゃんと怪しくないと書いてある(笑)。

 まぁ、これが旅先での話の糸口になるのだという。

 黙々と自転車旅行すればいいのに、人と交わりたいのか…よくわからんな。 


      



 開店してすぐだったので待ち客はいなかった。

 しかし…こんなに地元の人が来るのかというほど、続々に車が乗り付ける。

 しかも、平日なのに…。


      


 右席、年老いた母と、中年息子のカップルがいたが、すごい盛りのカツ丼をわしわし喰っている。

 ちっこいバアサンがだよ。すげぇなこの辺の年寄は…肉体労働でもしてるのか。



    


 とにかく、ベーシックなカツ丼をたのむことにした。


             


 来たのがコレだ。 ビジュアルは強力だ。 

 フタはフタの意味を成さない。


            



 大きなカツが3枚。 油っぽさを感じさせない、ヒレに近いトンカツ。 

 ソースにトプンと浸けて、丼めしに載せてある。 。


            



 カツを載せてあるだけでなく、ちゃんと下のごはんにソースがかけてある。

 つゆだくではないが、しっかりとごはんに滲みているのが嬉しいところ。 

 わき目もふらず、一心不乱にカツを齧り、めしを頬張る。

 何を書いわんや、の美味さ。



     

 

 ソースだって、そんじょそこらの市販されているウスターとは訳が違う。

 

            


 
 僅かにスパイスを感じさせるが、あっさりとした醤油に近いウスターソース。

 食べ進むうちにソースが飛んでしまうので、何度かソースをかけ回した。

 考えりゃ、まぁまぁの量を飲んだことになる・・・。



            


 ツレがたのんだのは、こちらの海老丼。 開いてあるのでこの形状。

 いずれも¥800だった。

 安くはないが、高くもなかろう。

 福井県人のソウルフードをしかといただいた。





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