マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

蕎麦屋であれこれ頼むは恥ずかしい

2012-05-05 04:45:45 | Weblog




過日、赴いた四天王寺さんの参道には、思いの外オールドファッションな露店商が多かった。

飲み食いできる店などなく、上記の感じのシブイ店が多くて落ち着くこと、この上なし。

特に買いたいものなど見当たらなかったが。 落語「天王寺詣り」を思い出す。





師と待ち合わせし、門前町の蕎麦屋へと。





まだ明るいうちから、ま、一杯。

ここは「土山人」で修業した、高校の後輩が始めた店。

師といつか来ようといいながら、ようやくかなった。

酒肴がいろいろあるのが嬉しい。





豆腐味噌漬  チーズのようで、お酒が進む。





自家製いかの塩辛  丁寧な仕事だ。




ポテサラ  そば屋には珍しい。目がないので食っちまう。





だし巻き   そばだしがじゅわっと染み出る。

酒の二杯程度。焼酎そば湯割を二杯程度・・・

頑固なそば屋の亭主なら、「うちは居酒屋ぢゃねぇぞ!他行ってくれ!」と言われそうだが、

そこは先輩後輩の縦社会。 黙って飲ませてもらった。 すまねぇ!





鴨汁せいろ  これすすりながら一杯行くのもよし。
  




信州の蕎麦粉といってたかな、それを一見板そばみたいな器で出す。

蕎麦の香り、歯ごたえ、のど越し、つゆも結構ざんした。





辛味大根おろしそば





かけそば。

でもこの蕎麦は冷たい方が実力を発揮するな~。





太巻き  食わなくてもいいのに、こういうのもあれば摘まみたくなる。

ほんとは蕎麦と酒があれば十分なのだが、なんのかんのと頼んでしまう。 お恥ずかしい。

この時は師匠がいたから、と師のせいにしておこう。

ほんとは酒をきゅっとやって、蕎麦の一枚二枚、たぐって、さっと暖簾はね上げて出たいのだ。

出たいが、口卑しい性格はなかなかい抗いがたい。 修業が足りん!




最古の寺院、四天王寺さんに参って、帰りにここに寄り道するのはいいもんだ。

寺方そばっつって、お寺に蕎麦も付きものだしね。

谷町筋を一本入った場所。 ほんとに場所がよくて、のんびりした風情である。