マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

月休会  畑へ

2009-06-06 10:34:45 | 

ゴロンとなりたい体を起して、車に乗り20分ほど。
丹波の立杭に近い農園にお邪魔する。
銀閣寺の会長、城東区の焼き鳥屋さんがお知り合いということで、
畑を案内していただく。



気持ちいい!


インカのめざめ、キタアカリ、ピンクロッサ、グリーンロッサ、
バターナッツ(かぼちゃ)、ニンニク・・・覚え切れない。
手のかかった、神経の行き届いた畑だった。




料理人は食材が何月頃に、どんなふうにできるのか、
やっぱり知っていて欲しい。生命を扱うんだもんな。




先ほど蕎麦に出てきた、辛味大根。



サラリーマンから転身したというKさん。一人で試行錯誤してきた。
何にも知らない私なぞのトンチンカンな質問にも答えてくださる。




路傍の桐の花。初めて見た。
秀吉が家紋とし、日本政府を表す紋章に使われる桐の紋。
こんなことも自然は勉強させてくれる。

そういえば、長いこと蛙を手づかみなんぞしていない。



戻って、呑み直しでぇ。
あと組は蕎麦で一杯やって、ごろ寝してたそうな。
そりゃあ極楽だろうよ。フン。





ワインは銀閣寺山人が送っておいてくださった。
名無しのように見えるラベルに、Hosaka Yamanashiと書かれる。





beau paysage(ボー・ペイサージュ)、岡本さんという作り手。
いいですなー、気取らない自然派のテーブルワイン。





新調したピザ窯で、イノシシを焼いてくださる。




今ごろイノシシ?と思ったが、年内に獲り冷凍しておいたもの。
この年内というのが味を左右するそうで、年を越すと餌を食べずに
メスを追いかけ回して、肉の味が格段に落ちるそうだ。
ああ、そんなことも知らない・・・



お命頂戴する。 こいつぁ、どう考えてもワインだ。

自家製のそばぼうろも。




楽しい時間はすぐに過ぎ行く





一路、バスで大阪へ。 松田さん有難うございました。

銀閣会長、H幹事、ごくろうさまでした。再見!


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月休会 丹波へ

2009-06-06 00:32:49 | 

過日、月休会で丹波篠山へ蕎麦を食べに行く。
月曜定休日の店主たちとの交流の中から生まれた会。
すがすがしく晴れ渡った空。バスは山へ山へと分け入って行く。

総勢20数名。こんな奥地にあるのかと呆れた頃、着いた。




明るい谷あいのドン突きにある、清潔感あふれた一軒家。



主人の松田文武さんが迎えてくれた。
20数名いっぺんにまかない切れないので、
2チーム制にして、我々が先に蕎麦にあたることに。



表の明るい大部屋にはこんなテーブルが2台。
風が通りぬける。緑を含んだ空気が甘い。



窓の外はこんな景色が広がる。
こんな中で蕎麦、なんともぜいたくだなぁ。


丹波の黒豆茶

家族でもてなしてくれる、そこがいい。
姉の鮎美さんはまもなく欧州へと旅立つ。巴里で蕎麦を打つという。
たくましい。


揚げそば  生ビール

ポリポリ齧りながら待つ・・・

一番だし

ほんとに淡く味をつけてある。藤の花



焼き野菜  食べるほどに体が清浄になって行く感じ。

ブロッコリー、カリフラワー、ソラマメ、エリンギ、黒豆、紫キャベツ、
ナス、カブラ、レンコン、蕎麦八ツ橋風、蕎麦の実など。
油は自家製山椒オイル(グレープシードオイルに若い山椒の実を
つぶして漬け込み、漉す) 味付けは塩水を噴霧。


前菜取り合わせ  こいつは酒だなぁ~

焼き鴨(白髪葱)、いたどり炒め煮、行者大蒜、鹿(もろみ、山葵)、焼き筍、だし巻き(その上の小型の絹さやは、からす豌豆)、焼蒲鉾、もみじかさ(器、山菜)、鰊梅煮、筍姫皮梅煮(赤い実はかまずみの実)、長芋(唐墨和え)


蕎麦にはなんといっても日本酒。
酒は「松の司」(滋賀)、「天禄」(島根)、「天の戸」(秋田)。
蕎麦には松の司が淡麗でよく合う気がする。


十割そば 

蕎麦粉は、阿波祖谷産。
軽やか。つゆもしっかりかえしのきいた東京風。


蕗の紅梅煮

さわやか~


蕎麦がき   器 山城建司 

舌触りがなめらか。香りの素晴らしいことといったら。
茨城県水府村産  焼畑、手刈り、天日干し

「こんな蕎麦を手に入れられるところが凄い・・・」と、
一緒に行った蕎麦屋の店主が唸った。

鴨汁そば  太打ち

粗挽きの星入り蕎麦。仙台産、天日干し。
太打ちにはしっかり噛む美味さがある。
汁に入れる柚子胡椒がヒリリとしていい。



蒸し野菜

フレンチのエチュベ風。レモン汁だけで味付けしてある。


天ぷら  生麩、こしあぶら

衣に蕎麦粉を使ってあるのがミソ



本日、3種類目の蕎麦切りは種もの。
おろしそば、山かけそばのどちらか。
ボクは迷わず丹波のつくね芋を使った、山かけにする。



むちゃくちゃ美味い。
あっという間にズルッと入って行く。

つれの辛味大根のおろしそばを撮らせてもらう。
これも美味そうだった。





香の物

自家製いぶりがっこ、辛味大根の花のあと(名称知らず)、春菊、
花山椒、昆布、小梅


小梅は取っておいて、蕎麦湯に入れて呑むとオツなもの。
とろりとして小ざっぱり。また酒が呑めてしまう。



菓子   よもぎもち  よもぎはこの辺りで採ったもの  蕎麦茶



いや、いただきましたぁ。 
酒もいい具合にまわって、ゴロッと横になりたいぐらい。
でも思いとどまる。


先に畑へ行った連中と交替しなければならぬ。
酒呑んだ後の炎天下はこたえそうだ。



           ろあん松田   兵庫県篠山市丸山




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