マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

ワイルドなる肉会

2008-05-11 16:52:49 | 

晴れた日曜、北摂の小さな駅、山崎駅前に集合。
とある肉会に参加するためだ。



車に分乗して人里離れた丘の中腹へ。
若い衆が集まって、すでに準備が整っていた。



集まっていたのはある酒造メーカーのみなさん。
ウイスキーの専門家、ビールの専門家、ワインの大家、焼酎の専門家…研究室から秘書室までいろんな業種の人たち。




ボクは身内をたよってのおジャマ虫。濃厚なもみだれに漬け込んだ
イノシシの内臓から。



さすがは酒メーカーだけあって、酒の扱いは手馴れた感じ。
生ビールのサーバーが設置され、もちろんジョッキも。
モンテベッロ シチリアの赤 ネロ・ダヴォラという葡萄が使われる。
グイグイ行ける。



ロースの部分か。牡丹の由来がわかる色彩。
イノシシはこの冬の猟期に撃ちとめられ、冷蔵庫で眠っていた。



塩コショーで十分。臭みなどなし。




水無瀬の焼肉屋の主人が狩人兼任で、彼の好意でこの催しが
続いているそうだ。テールスープは女将の特別料理。



上品なスープ。このテールはイノシシに非ず。
女将が鶴橋まで行って買い揃える牛テール。
シシのテールなど食うところないわ。



牛テールには、牛のミニチュアでおなじみ、トーレスの赤(スペイン)。



肉をさばく主人が自慢する、このサシ。三段バラの部分。
実に脂の色が美しい。指で触ると解ける。





ワインの大家が抜栓したボルドー・ポイヤックの
Chateau Fonbadet 98 残念ながらコルク臭がしていた。
学習のために飲んだが、オレならこんなもんかと思って飲んでしまっている。同じポイヤックのコンテス・デララントではひどい目に合っている。
げに保存状態が重要ということなんだろう。



先ほどの三段バラを。むちゃくちゃ美味い。




残された毛皮が、ただ風に吹かれていた。