焼酎に前割りといふものありき。
鹿児島・宮崎では盛んに行われている飲み方である。
前もって焼酎を水で割り、瓶の中で一日から一週間ほど寝かせると、酒と水の分子がうまく交じり合い、これを黒千代香(くろぢょか)でゆっくり燗をつけると、なんとも口当たりのいい、まろやかな酒になる。
そんな前割りを飲ませてくれる、天下茶屋の焼きとんの店。
ここは鹿児島佐多岬で育つ薩摩茶美豚を使う。
まずはミミガーぽん酢で、「しま千両」の前割り。
ボクとほぼ同い年の週刊誌はメニュー。
とんとろ
ガツ 腸に近い、筋肉が発達した胃。牛でいうとアカセン辺り?
薩摩の「紅椿」、「いも麹芋」、大分の「兼竹」、「あくがれ」…
ぢょかは直火にかける場合もあるが、ここは湯煎にしてある。
口当たりのいいこと、ごっつ香りよろしい~
軽くしゃぶしゃぶ状態にしたなんか。
セレクトは主人川端友二さんにおまかせした。
煮込み 澄んだダシに入っているのは珍しい。
この汁吸いながら、また飲める。
ん~、テッポウでしたかいな。直腸。
天王寺かぶら なにわの伝統野菜
のどぶえ コリコリッとした食感。 歌上手くなるかな。
打ち止めは薩摩の「八幡」。ストレートな芋の味わい。
風邪っぴきだったのだが、調子よう飲んでしまいましたぁ~。
先輩が新歌舞伎座裏で、焼きとんやってるとか。
こっちも行かねばならんなぁ。
焼とんya たゆたゆ 西成区天下茶屋 駅東へスグ