毎月28日はお不動さまのご縁日。朝9時から護摩供を修行し、過去最多となる56枚の祈願札を加持し、祈りが届くことを念じて炉に投じた。一方で、本堂の一角にある小さな護摩壇なので遠慮しながら修せざるを得ず、需要の高まりに伴って専用の護摩堂が建立されるのを願ってやまない。
さて、日替わりブログでも度々述べているけれど、Gikoohが勝福寺に入山する前は奈良と和歌山の智辯学園で2年間務めさせて頂いた。週の前半は本校の奈良校へ、後半は兄弟校の和歌山校で、それぞれ宗教の授業を担当させて頂いた。その思い出は20年以上経った今でも鮮明に蘇る。両校とも魅力的で本当に素晴らしい学び舎だった。感謝でしかない。
その両校が、明日29日の「第103回全国高校野球選手権大会」決勝で対戦することになった。勝負は別にして、野球は楽しい。
ここで先ず、両校の校歌を一番だけだけど紹介したい。
◎智辯学園中学校・高等学校校歌
作詞:大森智祥
作曲:古賀政男
宇智の丘にはわたる陽の
あまねきめぐみ 塔高く
桔梗かがやく 学び舎に
宗祖の徳を仰ぎつつ
励むわれらに光あれ
われら誠実 われらは明朗
ほめよわれらが
われらが誇りは智辯学園
◎智辯学園和歌山中学校・高等学校校歌
作詞:藤田照清
作曲:末古保雄
ここ南海の 神撫台
古代人の 跡清く
尊女の遺志 継承ぎて
創建し 真理の 法の城
茜いろ映え 揺るぎなく
聳えたるこそ 誇りなれ
永に栄光あれ 智辯学園
おお吾らが和歌山高校
ここで注目して頂きたいのが、本校の校歌には「宗祖の徳を仰ぎつつ」という歌詞が、和歌山校の校歌には「尊女の遺志継承ぎて」と、いずれも辯天宗の御宗祖・智辯尊女さまのことが詠われている。次回は、その智辯尊女さまと野球部のエピソードに触れてみたいと思う。
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