先ず、今日の画像は仏師・加藤巍山さんの制作された釈迦如来坐像。(掲載画像は御本人の了承済)こんなお釈迦さまがいらっしゃると、大きな慈悲に包まれたような感覚になり、思わず手を合わさずにはいられない。
昨晩22日(日)に放送されたMBS『情熱大陸』で仏師・加藤巍山さんはご覧になられただろうか。見逃された方は、MBSの動画イズム(無料見逃し配信)で、9月5日(日)22時59分迄まで無料で視聴出来るので是非。
Gikoohは放送の時間帯はほぼ就寝しているけれど、この番組はリアルタイムで観たいとテレビの前で食い入るように見入った。途中、感動したり当時を思い出して思わず胸がジ~ンとすることもあるなど、とても奥深い内容だった。
番組を視聴して、勝福寺の稚児大師像を加藤仏師に依頼させて頂いたことを本当に良かったと改めて実感している。仏像は多くの人に祈られながら、長い年月をかけて本物の仏さまになっていくわけだが、しかしそれ以前に、仏像を通して仏師の資質も透けて見えるものだ。だからこそ、新調の場合は尚更、修繕の場合も仏師の資質の浅深により、信仰の対象としての意味合いがまるで異なってしまうのだ。
千差万別、十人十色で人の好みも様々だけど、僧侶は拝むことが生活の主軸でなければならないと考えるGikoohは、加藤仏師に衷心から感謝の意を表したいと思う。
令和5年は弘法大師御誕生1250年。勝福寺は小さな山寺なので派手な祭りは出来ないけれど、この稚児大師像を中心として皆さまにお参り頂けたらと思う。そして、まだ他にも現在進行形の計画もあり、順次に紹介していければと思う。