blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

見沼サバイバルキャンプ2012「住処(すみか)」

2012-07-25 | 風の備忘録 
見沼サバイバルキャンプ2012「住処(すみか)」
8月7日から13日まで見沼田んぼ福祉農園をフィールドに開催される。

◆住処をめぐる闘いたち
 サバイバルキャンプでは1週間、
農園をその拠点として集中的に
働きこみます。
毎年欠かさず続けてきて、今回で11回目になります。

サバキャンは農園にとっても欠かせない一週間となりつつあります
暑さや害虫と闘いながら共に汗をかいて野菜を育て、
またこれから
も一緒に作業する仲間を作る一週間です。
それは一方で、農園の一年の集大成的な一週間でもあります。
 我々は農園という場所の中で日々活動していますが、
場所を持っ
ているからこそ外に発信してゆく力をつけてきています。
特に3.11を境として、
農園で実践してきた行動や研究がそのま
ま活きて、
東北へ身を置いて活動するようになったメンバーもいま
す。
  震災直後、農園でも今後の活動を懸念し、
存続の如何を問うことか
ら始まりました。
その問いを経て、
我々は
「これからも農園でやっていく」という決
意のもと
日々活動することとしました。
それは日々の場の維持活動にとどまらず、
農園/見沼をモデルとし
た放射能と農業の関わりについての勉強会、
実践や、東北で日々暮
らす方達を農園に招いて共に作業したりなど、
見沼の中に限定しな
い大きな視野とフィールドをもって活動しています。

 農園は年齢・出身地・性別・職業・障害の有無のどれをとっても
様々な人が集まる場であり、
また多様な人間が集うことこそが
農園
を農園たらしめているとも言ってよいかもしれません。

農園は人間と知恵の集う場です。
立ち上げ当初から大勢の人が入れ
替わり立ち替わり共に作業をしてゆき、
この農園を豊かにしてきま
した。
この営みはここで絶やしてはいけない。
本年はこの農園をサバキャ
ン中の住処(活動拠点)とし、
あるいは汗をかく仲間を作る一週間
とし、
さらには仲間と共に住処を構築してゆく一週間とします。

農園を維持し続ける日々の作業は住処をめぐる闘いであるし、
農園
で実践して外に発信してゆく行動は住処があってこその闘いです。
その中でサバキャンでは、農園の持つ場の強みを活かして、
日々の
作業の中からエネルギーや
放射能についての問題を発見し考えてい
きます。
その先に一人一人の場と住処へつながる知恵が見えてくるか。
本年は仲間とともに知恵と力をつける、
「闘う一週間」を目指しま
す。

サバイバルキャンプ2012実行委員長
前久保 諒

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