blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

母のこと

2013-07-22 | 風の備忘録 

7月17日
母が重篤な状態にあると、
これまで介護していた姉二人から母の状態を聞く。
それを受け入れることが出来ない自分が居る。

7月19日。入院中の母に会いに病院に向かう。
午後4時頃から午6時頃まで約2時間、病室で母と過ごした。
病室に入ると母は起きていて
「リョウイチだよ、りょうくんだよ」と語りかけると、
にっこりと笑ってくれた。

そして2時間、母は眠ることなく時空を飛び越え
時代をうつり奔放に語る母の話しにつきあった。
途中、看護師が入り、
痰などの吸引と点滴の交換を受けた。
口からチューブを入れようとすると、
母が拒むので鼻からキューブを入れ、
母が咳もむと
「咳き込んで下さい。きれいになりますよ」と
看護師が語りかける。
点滴は腕から足へ移された。

足に針が刺さるとき抵抗した。
「おかあさん、栄養を入れるためだよ、
これやらないと死んじゃうよ」と言うと、
少しおとなしくなったが、
「痛いよ」と叫びまた動こうとするので
「家に帰れなくなるよ」というと動きを止めた。
作業が終わり看護師さんが
「経過が良いので近々退院できますよ」と言っていた。

7月22日母に会いに東京に
母は始め緊張していて、ベットの枠を固く握りしめていたが、
暫くすると枠から手を放しゆっくりと私の手を優しく握っていた。

94才おかあさん、頑張っているね。

関東大震災を幼少期に会い、東京大空襲の時は
医学生で出征を免れた叔父と共に
姉を背負い逃げ生き抜いた母。
戦中戦後の混乱期に4人の子どもを生み育てた。
3.11地震の揺れが治まったとき、母に電話した。
90を過ぎた母は凛として動じる様子は無かった。


7月21日 投票日の農作業

2013-07-22 | 農作業
【作業内容】
■除草作業 きゅうり・枝豆周辺、さといも奥、
 とうがらし周辺、じゃがいも脇
 第3農園:ねぎ畝間

■収穫(ナス、トマト、キュウリ、オクラ)
朝、農園に行ってみると一輪車小屋の鍵が開いてました。
それ以外の場所は問題ないようでしたが、確認しっかりしていきましょう。
やろうと思っていた雑草がきれいになっていて、びっくり。(&嬉しい!)
畑を見ているだけで、きのうのにぎわいや頑張りが伝わってくるようでした。
今日は3人で途中ぽつぽつと話しながらも、
黙々と草や虫や土と向き合いました。
若者区画のきゅうりやゴーヤ、枝豆が育っていて、
普段は他の区画に目を向けていない自分がいることに気づき
広く見る目と近く見る目、どっちも持たないとなと思いました。
今週も1週間がんばりましょう。by aoi