blog 福祉農園通信・龍神伝心

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宮城角田発米通信 放射能検査結果出る

2012-09-19 | 季節の便り

稲刈作業すすむ

天候に恵まれ順調に稲刈作業が進む。
放射能の安全宣言が出され、稲刈作業も一段と気合が入る。

 相変らず暑い暑い稲刈作業が続いているが、
天気が続く事は収穫作業にはいいことだ。
贅沢は、言ってられない。 
ひとめぼれの刈りとpり作業も もう少しだ。
全体の半分の稲刈りが終わる。
コンバインも新しくなり、作業能率は格段に良くなった。
コンバインは、息子が担当。 全体の作業効率もよくなった。
圃場条件もよく、今までになく 稲刈作業がすすんでいる。

17日夕方、宮城県大河原普及センターおよび
角田市農政課より放射性物質測定結果の連絡が入る。
平成24年産米の放射性物質測定結果が送られてきた。
結果は、角田市内の(測定地点222ヵ所の全てにおいて不検出。
食品衛生法に基づく
放射性物質の基準値(100ベクレル・kg)以下であり、
安全性に問題がないことが確認さた。
この結果により、平成24年産米は通常通り出荷、
販売等が可能になりました。という報告だ。

 国によれば50ベクレル以下を不検出としている。
不検出とは、検出下限値未満であることを示すというが、
今回 宮城県はその検出下限値の数値を公表している。
その結果は、私の住んでいる旧北郷村の測定地点(51ヵ所)で 
セシウム134とセシウム137のセシウム合計の値が
最高地点で検出限界 7.8最低が4.5だ。
 測定機関は、株式会社理研分析センター。
分析機器ゲルマニウム半導体検出器


今年の稲刈作業は、猛暑の中での収穫作業が続いている。
今日も32度の中の稲刈だ。
しかも、放射能の検査結果が出るまでは出荷自粛。 
これまでは、出来るだけ早く稲刈りをして消費者の皆様に 
新米の報告をすることを目標に稲刈をしてきた。
 今年は、地域内の検査地点が昨年の25倍に拡大。
その結果が出ないうちは出荷が出来ないという事で 
なんとも気合の入らない稲刈だった。 

それでも、この猛者と地域の生産者の皆さん、
及び県庁はじめ関係機関の努力と協力で
予定よりも4日も早い出荷が可能になった。
 これで、自信を持って今年のお米を食べていただける。
国で定める、放射性物質100ベクレルを大きく下回る、
十分の一以下の放射性物質の値の結果を心から素直に喜びたい。 
関係機関の皆さんに 心から感謝したい。
あとは、消費者の皆さまの判断だ。
ゼオライトの施用・塩化カリの散布など 
生産者とし考えられる放射能対策をしてきた。 
 あとは、消費者の皆様の 冷静な判断を望むだけだ。