いのちの森の日

「自然観察」や「自然遊び」を通して、自然の大切さやいのちの大切さについて、遊びながら学んでいます。

生涯大学校の授業

2023-10-04 19:47:00 | 植草共生の森
10/4(水) 今日は生涯大学校京葉学園の授業で植草学園大学へ行きました。

スケジュールは以下の通りです。
10:00-11:30 植草共生の森の散策
11:40--12:10 昼食
12:20-13:20 座学
13:20-14:00 質疑応答&まとめ

※植草共生の森の散策では、子どもの広場からスタート。
エノキロードを歩きながら、落ち葉ため、シイタケ栽培、チップロードなどの説明。
千葉県の雑木林を代表する3本の木であるコナラ、イヌシデ、クヌギの特徴を紹介。
クヌギの樹皮をカミキリムシが傷つけると樹液が出始め、さらにオオスズメバチがその傷を広げ、樹液が出るようになると、カブトムシ、クワガタ、オオムラサキなどの生き物が集まる。

ミツバチの家、タヌキのため糞の話、ホウノキ、アオキ、エノキの大木の話。
エノキで育つタマムシやオオムラサキの話。
昔、ヘイケボタルかわ自生していた共生の森。
その再生を目指していることなどを説明。

そこから、トトロードを進み、キンラン、サンショウ、イロハモミジ、マダケを紹介。
マダケと孟宗竹の見分け方、半年で最高高さまで伸びること、京都の北山のマダケがエジソンの発明した電球のフィラメントになったことなどの説明。

竹林を通り抜けて、ホウノキ。
坂道を下るとカワセミの池。
池に沿ってヒスイの小道を歩きながら池を見たが、カワセミには出会えなかったが、ハナイカダの実が残っていた。

杉林を抜けて広場に出る前に、左右にムクノキ。ムクノキの葉は、研磨剤代わりになる。
マユミの実がついていた。
広場では、杉を振り返って見ながら、杉の解説。
柱や板材、垂木などの建築材料に使われ、皮は屋根材や外壁にも使われる。
また、端材は割り箸に利用。日本人は、昔からSDGsに取り組んでいた。
葉は、着火材となり、石臼で挽いて粉にし、線香にもなる。

広場から、ウエタロードを歩き始めると、左手にクヌギの大木があり、その足元に直径2センチほどの穴があり、その虛をニホンミツバチが家として利用しています。
ところが、今日は気配がありません。 あれ?
しばらくすると、一匹のニホンミツバチご出て来た瞬間に、キイロスズメバチが捕獲して、持ち去りました! みんなで、その瞬間をぼうぜんと見送るしかありませんでした。

ウエタロードを進むと、ケヤキの大木があり、やがてフキの広場へ。
広場に面して、タラノ木、アベマキ、そしてハリギリ。
ハリギリは幼木のときは、鋭い刺があります。
ハリギリの天ぷら、美味しいですよ!

ブランコの小道に回り込むと、ハリギリの母なる大木があります。
独特の肌で、刺はありません。

そして、子どもの広場では、ジエビネ。キンラン。クロモジ。ハギ。
ウワミズザクラ。ゴンズイ。

稲刈りの終わった棚田をみて、イヌシデの実を発見。
小川の散策路を下り、ホタルの説明。
ここで、11:20となりました。

昼食後、13:20からプロジェクターを使って授業。
生物多様性とその恵み、危機的な状況を理解。
里山、ビオトープの定義。
植草共生の森=里山ビオトープ
植草共生の森の役割
子どもの頃の様々な体験活動がその後の人生にどのような影響をあたえるか。

植草共生の森の作り方
植草共生の森の動植物の紹介。
里山について、さらに詳しく解説。

その後、質疑応答。
みなさんから、色々な質問を頂きました。
1日、ありがとうございました。

コメント
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