いのちの森の日

「自然観察」や「自然遊び」を通して、自然の大切さやいのちの大切さについて、遊びながら学んでいます。

どんぐりたちの地植え

2010-05-14 05:22:12 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年5月 その12

<どんぐりたちの地植え>

一昨年のリンゴ狩りのとき、駐車場のバスのわきにあったミズナラのどんぐり。
5個拾って、植木鉢に入れておいたら3個芽が出ました。

クヌギは、コギツネがまだ小学生になる前に団地の中をお散歩していて拾ったもの。
やっぱり植木鉢に入れたら、芽が出ました。

キタキツネの家のベランダで大きくなったミズナラとクヌギ。

ある日「どんぐりの育て方」をネットで調べていたら、
「どんぐりは土にいろんな菌が豊富でないと実がつきにくい」
ということがわかりました。

なので、いのちの森で大きくなってほしいと思い、クマさんに
森の仲間に入れてもらえないかお願いしました。

クマさんは「よく鉢植えでここまで育ちましたねー」と言いながら、
快く森の仲間に入れてくれました。

ミズナラは、関東地方にはあまりない種類です。
いのちの森にも、初めての仲間です。
フェンスの近くにお引っ越し。

クヌギは、森のクヌギ林ではなく、桜の隣と、木の丘の横に仲間入りしました。
ありがとうございます。

森の栄養をいっぱいもらって大きくなってほしいです。
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等身大ゴムパッチン

2010-05-13 05:20:41 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年5月 その11
 
<等身大ゴムパッチン>



木の枝の整備をすると、必ず出る伐採された枝。
GWの最終日にもたくさんの木を整備してたくさんの枝が出ました。
そうするとたくさん「Yの枝」もできます。

コギツネはクマさんにぴったりとついて、
「ここもできる」
「ここにもYがある」
とゴムパッチンできそうなところを指示していました。

そして、出た!巨大ゴムパッチン。

Mさんが「コギツネくんの等身大だねー。」と言っています。
なかなか等身大のゴムパッチンにはお目にかかれないですよね。
マンガのようです。

ゴムはどんな風にかけた方がいいのか、
クマさんとMさんで思案しあうなど、思いのほかみんなで大盛り上がり。
何を飛ばそうか、夢が膨らむ大人たち。

コギツネはごく普通にシュロガヤツリの茎を飛ばしていました。

いのちの森の日でも
この巨大なゴムパッチンは人気でした。
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2010-05-12 05:49:31 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年5月 その10

<光>

「いのちの森の日」の前日。
空中デッキの上でクマさんが何かしています。

イチョウの木の枝が大きく伸びてしまい、
そのためにクヌギ林に太陽の光が当たらなくなっているので
角の大きな枝を切っていました。

イチョウの木は水分がすごく多いので、ものすごく重いです。
あと少しで切り終わる…という前に自分の重さで地面へ落ちてしまいました。

「落ちますよー。」その後、すごい音で落下。まさに林業です。

これで、クヌギたちに太陽がたくさん当たるようになりました。
イチョウの枝は、最後に皮が少しはがれてしまったので、
大きな包帯を巻いて枝先を保護しました。

そして、運びやすいように枝落としをすると必ず残る「Yの枝」。
「Yの枝」といえば、森の子たちは必ずやってみる「ゴムパッチン」。
子どもたちは大喜びで3人がかりで運び、ゴムをかけていました。

ゴムが短かくて、何も飛ばなかった様子。
…ゴムが長ければ何か飛ぶかも?!
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マガモとカルガモの違い

2010-05-11 06:04:50 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年5月 その9

<マガモとカルガモの違い>



生き物調査一日目。
コギツネと学生さんは、せっせと生き物調査に忙しそうで、
キタキツネは暇を持て余し、森の内外をぷらぷらと散歩。

学校の田んぼをぼーっと観察し、ふと気配を感じプールを見ると…
カモが一羽、静かに座っています。…日向ぼっこかな?
とりあえず、写真を撮りました。

生き物調査二日目。
学生さんと先生とパンダさんと河津桜の前でサクラの話をしていた時、

カモを思い出し「そういえば昨日鳥がいたんですよー。」と話題にしました。

「カモ」をど忘れして「あの置物の奴。」というと、
先生は、「マガモ?カルガモ?どっちでしたか?」と聞きます。
えーそんな…そんな違い分からない…
…そうだ写真を撮ったんだ!と写真を見せました。

写真を見て先生は即、「これはカルガモですね。」
と言い、本を見せてくれました。

マガモとカルガモの違い、わかりますか?
答えは…
目の周りに黒い筋が入っていることだそうです。

カルガモって…「お堀のところにいる奴ですか?」
「そうですね。でも、カルガモはお堀だけじゃなくどこにでもいるんですよ。」

先生は、のんきな質問にも丁寧に答えてくれました。


高校の美術のときに模写したあのカモはどっちだったか…
遠い記憶でかけらも覚えていない…




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森の生き物調査隊

2010-05-10 06:37:42 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年5月 その8

<森の生き物調査隊>

筑波大学の学生さんが、いのちの森の生態を調べてくれることになりました。

土曜日、森全体にトラップを仕掛けました。
2メートル間隔で、ペットボトルトラップを置いていきます。
中には、たまねぎや鶏肉が入っています。

トラップの他に、手作業の調査を同時進行。
虫を見つけては、捕獲し、図鑑で調べて記録します。
気の遠くなる作業が続きます。

コギツネは、助手のようにぴったりとくっついています。
すっかり調査隊の一員きどりです。
とうとう午後には、自分の図鑑を持ち出しました。

しかし、この図鑑が割と役に立ちました。
学生さんに、お礼を言われているコギツネ。
すごいぞ、小学館。

トラップには、何が入るかな。
コギツネは、とても楽しみにしています。



日曜日、
…ガーン、何も入っていませんでした。
ショックをあらわにするコギツネ。
「まだ、暖かくなったばかりだからね。」と慰められています。

日曜日は、学生さんの先生も調査に来てくださいました。

見ただけで「生き物」がすぐにわかる方です。すごいです。
専門は「水と土」だとか。
「土はおもしろいですよー。」と言っていました。

仲間には「アリ」だけを専門にしている人もいるとか。
「いやー、僕の仲間はそんな人ばっかでね。」
と笑っておられました。

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わさび襲われる

2010-05-09 06:43:19 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年5月 その7

<わさび襲われる>

GW最終日に「生のわさび」が手に入りました。

なぜかというと、
隣りの隣の駅前の、映画館のあるビルの1Fのお蕎麦屋さんでおそばを食べたから。

そこのお蕎麦屋さんでは、おそばを注文すると生のワサビが付いてきて、
自分でおろして食べるようになっています。
残ったわさびは、持ち帰りができます。

今回は、3個持って帰ってきました。
ふと、いのちの森の小川で大きくなるかな―と思いつき、
泉の近くに3個植えてみました。

木の近くの白い○がわさびたちです。



昨日、わさびはどうかな―、とちょっと覗いてみたら…
何やら、わさびに人だかり…いや、虫だかりができています…

「あー、それはミズムシですねー。」とクマさん。
正式名称が「ミズムシ」というゾウリムシのような形の虫が
たくさん群がり、むしゃむしゃと食べていました。

ミズムシがたくさんいるということは、
「あまりきれいではない」ということなのだそうです。

クマさんが
「ミズムシトラップを作りたいと思っていたんですよねー。わさびに集まるんですねー。」
と言っています。

ひえー。
すぐにわさびを救出しました。
他の方法で、大きくなるか育ててみます。

ミズムシトラップも、他の方法で考えましょう。
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お茶用の新しい橋

2010-05-07 06:39:50 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年5月 その6

<お茶用の新しい橋>

5月のいのちの森ですっかり定着した
「新緑の中でお茶をいただく」お茶会。
お茶をいただくお客様や、裏方さんの動線を考えて、
小川に橋を足すことになりました。

映っているのは、遊びに来ていたSさん親子。
娘さんは「はだし」です。


新しい手すり。
枝をうまく使ってYの字が活かされています。
これで、今年は裏方さんが動きやすくなったと思います。

天気もいいようなので、おいしいお茶が頂けると思います。
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まぶしい新緑

2010-05-06 06:06:54 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年5月 その5

<まぶしい新緑>


GW最終日、ものすごい暑さになってしまいました。
夏のようでした。
森の中もまぶしかったです。

パンダさんが、
「この時期、森の中にいると体が黄緑色になっちゃうんじゃないかって思っちゃう。」
と言っていましたが、本当にそんな感じ。

ただ、ちょっと前までは寒かったので、いつもならもう咲いている草木の花たちは
まだつぼみです。

クマさんは
「スタンプラリーができるかな。」と気にしていました。
自然は正直で不思議です。


棚田も代搔きが終わり、田植えの準備ができています。
カエルもオタマもメダカも、
みんなで田植えをお待ちしています。
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焼き物

2010-05-05 07:37:36 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年5月 その4

<焼き物>


アナグマさんは、焼き物を成功させたいと頑張っています。


代搔きのあった29日に、焼いてみました。
どこにあるかわかりますかー?
3個あります。


どうです、すごいでしょう。
実は、火の中でかき回しすぎて、ひびが入っています。
鈴も持ち手が取れてしまっています。
しかもなぜか音が出ません。

でも、散々だった過去2回より、素晴らしい焼きあがりです。
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GWの森

2010-05-04 08:24:33 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年5月 その3

<GWの森>

連休は、気温もぐんぐん上がり、突然夏のようになってしまいました。

森のコナラやイチョウの葉っぱも一日一日と、大きくなっています。

Mご夫婦が整備して下さった森の階段も土が固まりしっくりとなじんできました。
木漏れ日が楽しそうです。

午後3時ごろになると、鳥さんたちが池に水を飲みにくるようになりました。
待ち合わせをしているのか、3時ちょっと前から誰かを呼ぶように「ピー、ピー」と鳴いています。

緑と黄緑がまぶしいGWの森です。
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手すりなんですけど…(2年目)

2010-05-03 08:07:35 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年5月 その2

<手すりなんですけど…(2年目)>



わかりますか?

ちょろっと緑色の「新芽」が出てきています。
イチョウの木です。

春ですもんねー。
…っと、感心は感心なのですが…。

いやいや、今年もまた、出てきてしまいました…。

このイチョウの木は、実は「手すり」なのです。

昨年も葉っぱが見事に紅葉しました。
(21年12月ひとり言その3「手すりなのですが…」をごらんください。)

この手すりはまだまだ現役の「木」ということですね。
イチョウの木は水分が多いと聞いたことはありますが、
生命力に驚きます。

また紅葉まで、お知らせしていきたいと思います。
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遅ればせながら…春

2010-05-02 18:05:15 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年 5月 その1

「いのちの森の日」の活動の他に、
「いのちの森」のあたりで起っていることを
ひとり言のようにつぶやくコーナーです。
森のキタキツネが担当しています。


<遅ればせながら…春>


やっとやっと、本当に「春が来た」という感じになってきましたね。

キタキツネも4月の最終日に、やっとコタツ布団をはがしてお洗濯。
コギツネの「しまわないで―」の声にも負けず、しまってしまいました。

この連休は、クマさんは毎年帰省中。
パンダさんが森を管理しています。
今日も、森の木や草にお水を撒いていました。

森の新緑もまぶしくなり、
小川では黄色の菖蒲がとてもきれいに咲いています。

田んぼの近くでは、あちこちでカエルが鳴き、
カナヘビ君も日向ぼっこをしに散策路へ出てくるようになりました。

今年は、4月に雪が降ったり、と暖かくなるのが遅かったけれど、
その分、木々たちは、今ぐんぐん葉っぱを出し、つぼみを出しています。
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木製ミニ看板

2010-04-30 06:22:35 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年4月 その22

気がついたら、4月ももう終わりになってしまいました。
新しい生活には、少しづつ慣れてきましたか?
キタキツネも久しぶりに、この4月は体力の限界を感じる1ヵ月でした。
昨日から連休に入っている方もいることでしょう。
心身ともにリフレッシュしましょう。

<木製ミニ看板>

先週、パンダさんが一日をかけて
木製の看板を作っておりました。

「入らないでね」の看板は、今まで画用紙に描いて
ラミネートされていたのですが、軽いためか
風で飛んでしまったり、外れやすい点がありました。

今回、「木製にしてみようと思ってー。」とのこと。
細かくやすりをかけています。

たくさん完成しました。




看板の文字は、遊びに来ていた6年生に書いてもらいました。
快く引き受けてくれてありがとうございます。

上級生から、みんなへのメッセージ。
大人が書く文字やパソコンの活字よりも、
しっかり伝わってきます。

小さい看板を一つ、畑の看板にしてくれました。
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ぞくぞくと新しい仲間たち

2010-04-29 07:51:53 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年4月 その21

<ぞくぞくと新しい仲間たち>


またまた、森に新しい仲間が入りました。
左は、ヨウシュヤマゴボウ。
ブドウの様な実がなります。紫色がきれいで、染物にも使えます。


それぞれ、森の畑の両脇に新居をご用意いたしました。

今年は新入生がいっぱいです。
これから、夏、秋と楽しみです。
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カエル

2010-04-28 20:01:06 | 森の中でひとり言(担当キタキツネ)
森の中でひとり言 22年4月 その20

米ぬかを入れて、落ち葉をかき回していたら…
カエルが姿を現しました。

わかりますか。で、でかいです…。


カエルは冬眠して3月ごろに目覚め、
卵を産んでから、また眠るのだそうです。

「春眠」と言います。

そして、やっと暖かくなたので、のそのそと出てきた、
という感じみたいです。

かえるは、このように持つと動けなくなってしまうのだそうです。
皆さんも、カエルを見つけたらこのように持ちながら歩きましょう。
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