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札幌の中心部、地下鉄南北線さっぽろ駅と大通駅を結ぶ「地下歩行空間」通称「チ・カ・ホ」。
七年前に開通し、それまで雨の日などは地上に出るか一駅でも地下鉄に乗るかということで面倒を強いられていたのが、大変楽に移動できるようになりました。
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そんな「チ・カ・ホ」を歩いていると、床の色が違っていることに気が付きました。
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この違いは何かというと、通路の真ん中の白い部分は、地上にある道道・国道(札幌駅付近は道道で、途中から国道になる)の一部として管理されている公共通路の部分であるのに対し、両サイドにある黒い部分は、公共広場として開放されている部分で、この部分に市営地下鉄の出入口が接続したり、出店や展示などのイベントで使用されたりしています。
両サイドは飲食店やコンビニとも直結しているので、地下街の一つのようにも見えますが、実はこの場所は、歩行者専用道路として整備されている場所なのです。
ところで、今、「地下街の一つのようにも見える」と書いたけど、私も知らなかったのですが、法律上「地下街」というのは、「公共の地下歩道に面して店舗が設けられた地下施設」と定義づけられているそうなのです。
ということは、この「チ・カ・ホ」もその定義には当てはまっていることになりますが、他方で、例えば東京駅の地下にある「東京駅一番街」などは、公共道路の地下ではなく、民間企業であるJRの地下にあることから、厳密に言えば「地下街」と呼んではいけない場所なのだそうです。
一つ勉強になりました。次回東京駅に行くときには、その点を意識して「東京駅一番街」を歩いてみようと思います。
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「チ・カ・ホ」に直結している地下鉄出入口。
地上部分では、今なお新しいビルの建設、整備が行なわれているので、今後もまた、新たな施設が直結してくることになるのでしょう。